【情報追加】シャープ、国内最大の80V型など液晶テレビ“AQUOS クアトロン 3D”Gシリーズ6機種

■その他機能／仕様 − 6機種ともホームネットワーク機能に対応

「スマートファミリンク」にも対応し、AQUOS PHONEとの連携が可能。AQUOS PHONEで撮影した動画や静止画を指で送り出すような操作でテレビに表示させたり、AQUOSブルーレイに保存された録画番組を、AQUOS PHONEで選び、テレビに表示するなどといったことができる。同機能では電話やメールの着信をテレビ画面で告知するなどといったことも行える。

無線LANユニットを本体に内蔵。「ホームネットワーク機能」にも対応しており、DLNA対応の機器内に保存されている動画・音楽・写真を、Wi-FI経由で楽しむこともできる。なお、DLNAクライアント機能にのみ対応しており、サーバー機能には対応していない。

そのほか、端子類はHDMI入力4系統、USB3端子、D5映像入力1系統、デジタル音声出力（光）1系統などを装備。テレビコントラストは700万：1で、視野角は上下／左右とも176度。部屋の明るさに合わせて画面の明るさを自動調整する「明るさセンサー」などの機能も搭載し、省エネ性能にも配慮している。

■Twitter連動型のAndroid向け専用操作アプリ「おしえてリモコン」も

シャープでは、AQUOS製品のリモコン操作が可能なAndroid OS向けの新アプリ「おしえてリモコン」を開発している。6月にGoogle Playより配布開始予定で、アプリ料金は無料。

リモコン機能は赤外線通信で行うため、AQUOS従来機種でも操作が行える。テレビの選局操作や音量調整、電源ON/OFFが行えるほか、各局で放送中の番組がTwitterでどれくらい話題になっているかを目視できるグラフ表示機能も備えている。そのほか、番組で紹介された商品やお店などインターネット上の情報へもスムーズにアクセスできる。

なおiOS向けアプリの開発も検討中とのことで、「実現する場合はWi-Fi通信でのリモコン操作に対応するだろう」（同社説明員）とのこと。

■AQUOS大型化への取り組み

本日シャープは都内にて、Gシリーズの新製品発表会を開催した。会場には同社 AVシステム事業本部 液晶デジタルシステム第1事業部 副事業部長 兼 第1商品企画部長 山本信介氏が登壇。今回発表された80V型を含め、AQUOSの大型化に取り組んでいく姿勢を語った。

山本氏は「2011年は、エコポイントの終了などテレビ事業に大きな変化のあった年だった」と昨年を振り返り、「これからのテレビが目指すべき方向として、シャープでは“BIG＆SMART”をテーマに、ユーザーに向けて新たなテレビライフを提案していく」と説明。

「BIG」については今回発表の80V型AQUOSに代表される通り、AQUOSの大型モデル化に注力することを明らかにした。同氏は「弊社調べによる2011年の液晶テレビ市場動向は、50V型以上のモデルの販売金額構成比は前年比約3倍。その中でも60V型だけに注目すると、同比約8倍にものぼった。大型モデルの需要が高まっていることを見込み、60V型以上の大型サイズの提案を行って行きたい」と語った。

「SMART」については、放送や関連情報が身近になるようインターネット連携機能を高めていく姿勢だ。同氏は「ネット機能を搭載したAQUOSの累計出荷台数は1,000万台を超えた。インターネット連携を高めることで、“こんな番組があったのか”という気づきや驚きが増え、ユーザーがよりテレビを楽しむ環境になっていくだろう」とコメントした。

また山本氏は、テレビ製品の価格下落が起きている現状に対し、同社では堺にある第10世代工場でパネル生産を行っていることで、他社と競争できる価格を実現することが可能だとしながら、「AQUOSの大型化に取り組むことで価格には柔軟性を持たせたい」とした。

さらに、テレビの買い替えサークルが9〜10年と言われている中で、「10年前に40V型モデルを購入したユーザーが、当時と同程度の価格でさらに大きな60V型への買い替えが可能である」とし、「最近の住環境におけるリビングキッチンの大型化も1つポイントだと考えており、これから70〜80V型テレビが置ける環境が整っていくであろうと考えている」とコメント。日本の住環境における大型モデルの設置方法や、搬入設備についても「引っ越し業者のノウハウなども取り入れながら具体的な提案を行っていけるようにしたい」とした。

【問い合わせ先】
シャープ　お客様相談センター
TEL/0120-001-251