来期はAQUOS中構成比30%へ
幕を開けた「AQUOS第二章」 − 開発者に聞く“フリースタイルAQUOS”の現状と今後
シャープが展開している「フリースタイルAQUOS」。薄型・軽量なディスプレイ部とチューナー部を分離し、その名の通り自由な使い方を提案する製品だ。
シャープはこのフリースタイルAQUOSを、今後の薄型テレビ商品戦略の中核に据えている。
フリースタイルAQUOSの中核モデルであるF5ライン発表会の席上、同社執行役員 AVシステム事業統括 兼 AVシステム事業本部長の中村恒夫氏は「ブラウン管テレビから液晶テレビの置き換えが起きたように、今後は『据え置き』から『フリースタイル』への移行がはじまる」と宣言した。同社はフリースタイルAQUOSを「AQUOS第二章」と位置づけており、並々ならぬ意気込みを見せている。
同社では2011年度の下半期に、液晶テレビAQUOSのうちフリースタイルAQUOSの構成比を10%にするという目標を掲げている。さらに来年度には、これを30%にまで引き上げる計画だ。同社が液晶テレビの国内ナンバーワンメーカーであることを考え合わせると、これがいかに意欲的な目標かがわかるはずだ。
今回、このフリースタイルAQUOSの商品企画を担当した、同社AVシステム開発本部 新規商品開発推進センター 第一開発室の小笠原 堂裕氏、無線伝送技術などを担当した第二開発室 主事の大前良介氏にインタビュー。フリースタイルAQUOS開発の背景や現状の手応え、今後の商品戦略などについて尋ねた。
−−フリースタイルAQUOSの第一弾製品は6月に発売した「LC-20FE1」(関連ニュース)ですね。この商品を開発したきっかけを教えて下さい。
小笠原:弊社には新規事業を開拓するNB推進部という組織があります。そのNB推進部から新しいカテゴリーの商品を作ろうという提案があり、ユーザー調査や試作機の開発を繰り返しました。その結果「どこでも持ち運べる製品」というコンセプトが浮かび上がり、商品化しました。それが「LC-20FE1」です。
−−その後、フリースタイルAQUOSはラインナップを一気に拡大しました。
シャープはこのフリースタイルAQUOSを、今後の薄型テレビ商品戦略の中核に据えている。
フリースタイルAQUOSの中核モデルであるF5ライン発表会の席上、同社執行役員 AVシステム事業統括 兼 AVシステム事業本部長の中村恒夫氏は「ブラウン管テレビから液晶テレビの置き換えが起きたように、今後は『据え置き』から『フリースタイル』への移行がはじまる」と宣言した。同社はフリースタイルAQUOSを「AQUOS第二章」と位置づけており、並々ならぬ意気込みを見せている。
同社では2011年度の下半期に、液晶テレビAQUOSのうちフリースタイルAQUOSの構成比を10%にするという目標を掲げている。さらに来年度には、これを30%にまで引き上げる計画だ。同社が液晶テレビの国内ナンバーワンメーカーであることを考え合わせると、これがいかに意欲的な目標かがわかるはずだ。
今回、このフリースタイルAQUOSの商品企画を担当した、同社AVシステム開発本部 新規商品開発推進センター 第一開発室の小笠原 堂裕氏、無線伝送技術などを担当した第二開発室 主事の大前良介氏にインタビュー。フリースタイルAQUOS開発の背景や現状の手応え、今後の商品戦略などについて尋ねた。
−−フリースタイルAQUOSの第一弾製品は6月に発売した「LC-20FE1」(関連ニュース)ですね。この商品を開発したきっかけを教えて下さい。
小笠原:弊社には新規事業を開拓するNB推進部という組織があります。そのNB推進部から新しいカテゴリーの商品を作ろうという提案があり、ユーザー調査や試作機の開発を繰り返しました。その結果「どこでも持ち運べる製品」というコンセプトが浮かび上がり、商品化しました。それが「LC-20FE1」です。
−−その後、フリースタイルAQUOSはラインナップを一気に拡大しました。