来期はAQUOS中構成比30%へ
幕を開けた「AQUOS第二章」 − 開発者に聞く“フリースタイルAQUOS”の現状と今後
小笠原:ネット機能はL5ラインと同様、「AQUOS City」や「スマートファミリンク」に対応させました。またTSUTAYA TVやアクトビラ、ひかりTV、YouTubeなど、様々な動画配信サービスにも対応しています。
AQUOS Cityでは検索機能を強化し「スマートサーチ」として搭載しています。ウェブはもちろん、EPG情報、録画した番組のリスト、複数のVODサービスのリストなどを検索対象にすることができます。
また「スマートファミリンク」は、AQUOS PHONEやAQUOSブルーレイと連携するネットワーク機能です。AQUOS PHONEを使って、AQUOSブルーレイの中の録画番組を見たり、フリースタイルAQUOSの画面に移動させることができます。またAQUOS PHONE内の動画や写真、見ているウェブサイトを、直感的な操作でフリースタイルAQUOSに飛ばすことも可能です。
■独自のリモコンやユーザーインターフェースを搭載
−−リモコンやユーザーインターフェースも非常にユニークですね。
小笠原:リモコンはフリースタイルAQUOS専用のものです。小型で、手に馴染みやすいフォルムを採用しました。真ん中にくるくる回せるホイールを用意しており、回転させてメニュー項目を選択することができます。また、とにかくボタンを少なくして、シンプルにすることも心がけました。
ユーザーインターフェースでは、「マイサークル」というメニューを用意しました。その名の通り円上にメニューが用意されており、専用リモコンのホイールを回すことで、直感的に目当ての機能を選択することができます。
大前:マイサークルは「メイン」と「サブ」の2画面を用意しており、好きなところに好きなボタンを入れたりなどカスタマイズが可能なのも特徴です。たとえばいつも見るサイトをサークルに登録しておけば、ブックマークとして利用することもできます。
■構成比率30%越えへ来年度はラインナップ大幅拡充
−−フリースタイルAQUOSは来年度、液晶テレビAQUOSのうち30%の構成比を目標にしています。これはかなりハードルが高そうですが、今後どのような展開を行っていきますか。
小笠原:まずはフリースタイルAQUOSへの認知度を高めていくことが最優先課題ですね。CM展開や店頭での特別な什器展開など、様々な施策を打っています。
我々商品企画のサイドから言うと、ラインナップをさらに広げるということが必要になってきます。お客様は様々なニーズをお持ちですので、多様な声にお応えできるラインナップを拡充したいですね。
−−たとえば高画質モデルなどはどうでしょう。クアトロンパネルを搭載したモデル、直下型LEDモデルなども期待したいところです。
小笠原:そうですね。現時点で詳しくお話しできるものはまだありませんが、市場の動向を見ながらラインナップを増やしていきたいと思います。
−−今後の展開に期待しています。本日はありがとうございました。