2012年夏モデルから順次搭載
シャープ、スマホ向け新UI「Feel UX」発表 − クラウド型健康管理サービスとの連携も
■質疑応答
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q.ホンハイ(台湾・鴻海グループ)との提携による展開について改めて訊きたい。
A.国内市場向けにおいてもホンハイと積極的に協力関係を整えていく。現在協議中なので詳細は差し控えたい。
Q.グローバル展開について、ホンハイとの協業ということだと中国がメインになるかと思うが、欧米での見通しはどう考えているか。
A.中国市場向けはホンハイとの施策を協議中。欧米については同様に商談を進めている。
Q.SVエンジン3について、ネットショッピングのユーザーを意識したとのことだったが、ネットショッピング大手との提携や連携は考えているのか。
A.具体的な事業者との話はしていない。これまで、ネットショッピングはPCでの購入がほとんどで、パソコンモニターではsRGB準拠が当たり前になっており、ウェブデザイナーがそれに合わせて色合いを調整している。そのため、sRGBにできるだけ近づけた色にすることで対応するということだ。
Q.健康分野でのNTTレゾナントとの提携は、排他的な提携なのか。それとも今後さらに提携先を広げていくのか。
A.できるだけ汎用的な仕組みを作りたいと思った。そのためには事業者ときちっとした取り組みが必要だということで、まずひとつ事例を作ろうということで今回の取り組みにいたった。今後、そういった事業者に使ってもらえる仕組みだと思っている。具体的な話はないが、基本的に排他的な提携ではない。
Q.昨年度の国内の携帯電話出荷台数において、シャープは1位から3位に落ちてしまった。今後、スマートフォンでの他社との差別化戦略をどうしていくのか。
A.お客様がスマホ乗り換えの際に、いろんな変化があった。そういったところに対して手を打ってきたわけだが不足していた。きめ細やかなニーズに対応してきちっと手を打っていく。ローカルフィット、ジャパニーズフィットをきちっとやっていく。その一方で、日本から生まれないようなグローバルレベルでのクオリティも追求し、グローバル水準をきちっとやっていくことでシェアの回復を図る。
Q.「gooからだログ」との連携など、そういった健康面などでも差別化をしていくということなのか?
A.そうだ。機器連携という視点はグローバルメーカーはやっていないところもある。「こんなことができたのか」というサプライズを提供できる部分でもあると考えている。