通期業績見通しも下方修正
ソニー、1Q決算を発表 − テレビは収益改善、PS Vitaは販売見通しを大幅下方修正
ソニーは、2012年度第1四半期の業績を発表した。売上高は1兆5,152億円で前年度比1.4%と微増だったが、営業利益は前年度の275億円から63億円に減益となり、純損失も前年度より91億円増の246億円となった。
営業利益の減少は、主にモバイル・プロダクツ&コミュニケーション(MP&C)分野の損益悪化と為替の悪影響によるもの。なお、同社では2012年4月1日付けの組織変更に伴い、事業報告におけるビジネスセグメントを変更している。
■販売台数見通し下方修正も「Vitaはゲーム事業の大事な柱」
分野別に見ていくと、デジカメやビデオカメラ、放送用機器などを展開するイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野は、売上高が前年同期比7.6%増の1,938億円だった。レンズ交換式一眼カメラへの需要増が背景にある。一方の営業利益は前年同期比ほぼ並びの126億円となった。
ゲーム分野は、売上高が前年同期比14.5%減の1,180億円、営業損益は前年の41億円の黒字から、今期は35億円の赤字となった。減収要因は主にPSPとPS3のハード/ソフトの売上減によるもの。
なお同社では、2012年度通期の売上げ台数の見通しとして、PS3/PS2の据え置き型機器は5月見通しの1,600万台を据え置いたものの、PS VitaとPSPの携帯型ハードについては、5月見通しの1,600万台から1,200万台へと下方修正することを発表した。
ただし、今後の業績見通し説明を担当した同社業務執行役員SVPの神戸司郎氏は「PS Vitaはゲーム事業の大事な柱として、中長期的な視点で育てていく」ともコメント。質疑応答でドラゴンクエストの最新作がWiiから発売されたことも絡めながらゲーム事業への展望を問われた際も、「個別のソフトウェアのライセンスはコメントできない」としながら「Vitaは中長期的な視点に立って育てていきたい」と繰り返し、「ネットワーク、他ハードとの連携、ソフトの拡充などをしっかりやっていきたい」と述べた。
また、ゲーム分野ではnasne(ナスネ)の発売延期についても質問がとんだ。これに対しては「楽しみにしていただいていたお客様に申し訳なく思う」と陳謝した後に「ただし、これによる業績への影響は軽微」だと説明。「全台数を問題なくお客様にお届けできるようにしたい」とコメントした。
営業利益の減少は、主にモバイル・プロダクツ&コミュニケーション(MP&C)分野の損益悪化と為替の悪影響によるもの。なお、同社では2012年4月1日付けの組織変更に伴い、事業報告におけるビジネスセグメントを変更している。
■販売台数見通し下方修正も「Vitaはゲーム事業の大事な柱」
分野別に見ていくと、デジカメやビデオカメラ、放送用機器などを展開するイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野は、売上高が前年同期比7.6%増の1,938億円だった。レンズ交換式一眼カメラへの需要増が背景にある。一方の営業利益は前年同期比ほぼ並びの126億円となった。
ゲーム分野は、売上高が前年同期比14.5%減の1,180億円、営業損益は前年の41億円の黒字から、今期は35億円の赤字となった。減収要因は主にPSPとPS3のハード/ソフトの売上減によるもの。
なお同社では、2012年度通期の売上げ台数の見通しとして、PS3/PS2の据え置き型機器は5月見通しの1,600万台を据え置いたものの、PS VitaとPSPの携帯型ハードについては、5月見通しの1,600万台から1,200万台へと下方修正することを発表した。
ただし、今後の業績見通し説明を担当した同社業務執行役員SVPの神戸司郎氏は「PS Vitaはゲーム事業の大事な柱として、中長期的な視点で育てていく」ともコメント。質疑応答でドラゴンクエストの最新作がWiiから発売されたことも絡めながらゲーム事業への展望を問われた際も、「個別のソフトウェアのライセンスはコメントできない」としながら「Vitaは中長期的な視点に立って育てていきたい」と繰り返し、「ネットワーク、他ハードとの連携、ソフトの拡充などをしっかりやっていきたい」と述べた。
また、ゲーム分野ではnasne(ナスネ)の発売延期についても質問がとんだ。これに対しては「楽しみにしていただいていたお客様に申し訳なく思う」と陳謝した後に「ただし、これによる業績への影響は軽微」だと説明。「全台数を問題なくお客様にお届けできるようにしたい」とコメントした。