Wi-Fi機のみでの展開
ソニー、“Xperia Tablet S”を日本投入 − 9/15発売
■メディア系アプリケーション
ソニーオリジナルによるプリインストールのメディア系アプリケーションも刷新。アイコンのデザインはSony Tabletシリーズで独自のシンプルなものにしていたが、本機にインストールされているものからはよりカラフルな彩色にして、Xperiaスマートフォンと使い勝手を共通化している。
これまでの「ミュージックプレーヤー」は「WALKMAN」へ、「ギャラリー」は「アルバム」へ、「ビデオプレーヤー」は「ムービー」へ役割を引き継いでいる。例えばDLNAストリーミング再生は、これまで「DLNA」アプリから呼び出していたが、その機能を「WALKMAN」など各アプリへ統合して使いやすくしている。ローカルメモリ、ネットワークデバイス、ネットサービスそれぞれのコンテンツをアプリから検索して、手軽にアクセスできるよう使い勝手も高めている。
「WALKMAN」アプリは、Xperiaスマホとの共通ルックスと使い勝手を共通化している。アプリからホームネットワークのDLNAサーバーに直接アクセスして、音楽ファイルを検索できる。Sony TabletではDLNAサーバー上を検索するときは「DLNA」アプリからアクセスしていたが、本機ではWALKMANアプリからできるようになっている。なお「X-アプリ」との連携には対応していない。
「友達の音楽」機能では、Facebook上の友人がYouTube上にMusicタブを付けて投稿したものをピックアップして、友人のレコメンドリストとして楽曲一覧を自動生成。友人が聴いている楽曲情報をYouTubeと連動して楽しめる。
静止画ファイルの管理・再生用の「アルバム」アプリは、数千枚単位の写真コンテンツも快適に探し出せる高速ブラウジングアプリを採用。写真ファイルに埋め込まれたGEOタグを使って、世界地図上で写真の撮影箇所を表示したり、地球儀状のUIでマッピングできる“グローブビュー”にも対応する。DLNAサーバーとの連携も可能なほか、FacebookやPicasaにも対応しており、オンライン上のアルバムから写真を表示することも可能だ。
動画の管理・再生用には「ムービー」アプリを用意。グレースノートのDBから引っ張ってきたメタデータを取得して、コンテンツにひもづけて充実させた情報を表示できる。DLNAサーバー上の動画ファイルへのアクセスと再生は本アプリから行う。ネットワークレコーダー「nasne」と連携して、現在放送中のテレビ番組やレコーダーに録画した番組をストリーミング視聴できる。なお、ソニーのBDレコーダーとの連携についても近くアップデートで対応する予定だ。ソニー製以外のNASやレコーダーとのDLNA連携については、デジタル著作権保護コンテンツの再生は保証の対象外となる。
nasneに録画したコンテンツはDLNA経由で“おでかけ転送”(ダウンロード)して視聴が楽しめる。なお、ストリーミング再生は1280×720画素のHD画質で再生できるが、おでかけ転送の場合は720×480画素のSD画質になる。おでかけ転送を行った際にはダビング回数がマイナス1カウントされる。また、ソニーのBDレコーダーで録画した番組の、おでかけ転送用ファイルのダビングにも今後対応を検討している。
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