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同社幹部が製品の魅力やテレビ戦略を語る

「新しいテレビを世に問う第一弾」 − ソニー“4K BRAVIA”発表会詳報

公開日 2012/09/27 18:19 ファイル・ウェブ編集部
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■質疑応答 − ターゲットは? 販売目標は?

以下、質疑応答の模様をお届けする。


Q.欧州で発表した際の価格と差があるがその理由を教えてほしい。

A.地域ごとのマーケットに対応した値付けを行っている。

Q.どういった層に、どれくらい売っていきたいのか。

A.一番最高の画質が欲しいというお客様は必ずいらっしゃる。4Kプロジェクター(VPL-VW1000ES)をお買い求めいただいたお客様も、とにかく最高画質のものをという方だった。そういう方に向けた商品だ。ただしこれは第一歩。こういったものをさらに多くのお客様にお届けできるチャレンジをしていきたい。

Q.低価格で商品を出すということ、一方で高価格で差異化するという2つの軸についてどのように捉えているのか。

A.それは別々のことではないと思っている。ソニーに対して期待されているのは他社にない新しいものを出すこと。ソニーがもし低価格な商品群だけを出したとしても、それはソニーらしくないとして受け入れてもらえないだろう。確かに、この高価格商品のすべての機能を低価格モデルに入れられるわけではない。しかしローエンド製品にもエッセンスがひとつでもふたつでも入っている。こうしたものが、我々の作るブラビアの新しい世界であると考えている。

Q.年度末までに国内市場ではどれくらい売っていきたいと考えているのか。

A.具体的な数値はお話できない。国内におけるポジショニングについては正直言って、これから作っていく市場だと思っている。店頭でしっかりと臨場感、五感を奮わせる価値を体験できる売場を作ったり、全国で体験会を行うなどで、新しい価値観を理解してもらえる活動をしていき、市場を創っていきたい。

Q.世界的な年末商戦、クリスマス商戦のテレビにおける見通しをどう見ているか。

A.市場環境として世界的にあまり良い情報は入ってきていない。大きな成長は期待できないだろう。テレビは北米を中心に全世界的に大型化が進んでいる。お客様としては、そのなかでいかに良いもの、新しいものを探すかという傾向が進むのではないか。そこで我々は大型化の比率を上げるということを進めていきたい。そこでローエンドの比率が下がってくるので台数も下がることになる。

Q.テレビの販売台数について訊きたい。1550万台という計画があると思うが、そのなかのどれくらいを大型モデルにしたいと考えているのか。

A.具体的に構成比の数値は差し控えたい。ただし業界の構成比率よりも上を狙っていきたい。

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