対応製品出荷数は17年までに累計270億以上に
「Bluetooth SMART」でスマホ連携を加速 − Bluetooth SIG幹部が最新技術の特徴を語る
Bluetooth技術に関連する規格策定や技術認証を行なうBluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、Bluetoothに関するメディア向け説明会を開催。最新バージョンのBluetooth v4.0で展開する「Bluetooth SMART READY」および「Bluetooth SMART」(関連ニュース)の特徴などについて説明した。
Bluetooth SIG CMO(チーフマーケティングオフィサー)のSUKE JAWANDA(スーク・ジャワンダ)氏は、まずBluetoothの現状について「すでに世界中の人々が、Bluetoothは優れて安全性もある技術だと認識しており、テレビやマウス、キーボード、そしてWiiやPS3といったゲームなど多くの製品に導入されていている」と語り、「医療デバイスでは1,500万台以上に導入されている」と言葉を続ける。
そして全世界で17,000以上、日本でも800社の企業がBluetooth SIGに参加していることに触れ、「日本でもパナソニック、ソニー、任天堂、オムロンといった有名企業はもちろん、小さな企業もBluetooth製品を発売している」とコメント。現在も全世界では毎月200社以上が新規加入を続けており、「全メンバーを合わせると2012年だけで20億以上のBluetooth搭載製品が出荷されるという調査がある」と紹介した。
「Bluetoothが重視しているのは、高品質で安全で便利な技術だということ」というジャワンダ氏は、iPhone 4S以降、すべてのiOS端末がBluetooth SMART READYであること、Windows 8がBluetooth v4.0をネイティブサポートすることを紹介。そして「GoogleもBluetoothのメンバーに加わった。今後はAndroid製品もBluettooh対応を進めてくれると期待している」と述べた。
「Bluetooth SMART」については、靴底にチップを内蔵させることで走行距離などのランニング時のデータを収集しスマートフォンなどで確認・管理できるナイキ社の「Nike +」や、電話やメールの着信をチェックできるカシオの“G-SHOCK”「GB-6900」、さらには歯磨きの時間や力の強弱といったデータを確認できるBluetooth内蔵歯ブラシなどを紹介。低消費電力で少量のデータの送受信に適した技術であることを改めて説明する。
そしてジャワンダ氏は様々なデバイスが収集したデータをパソコンやスマートフォンに送り、確認・管理できるようにすることで「データが『意味のあるデータ』になる」とコメント。Bluetoothによって簡単にデータのやりとりが行える意義を改めて述べた。
なお、こうしたBluetooth SMART端末との接続に対応するのがBluetooth SMART Ready端末。このため従来のBluetooth端末はBluetooth SMART端末とは接続できない。ジャワンダ氏は「デバイスには色々なモノがあるが、スピーカーのように継続的に高品質なデータのやりとりが求められるものは、これまでのようにEDRなどのプロファイルが適している。Bluetooth SMART Readyは低消費電力の技術を活用している点が一番の特徴で、一時的にデータを通信するような製品に役立つ」とも言葉を添えた。
また、「通常、Bluetooth技術のカバーできる範囲は30m程度だが、産業用の強力なアンテナを用いることで1kmに伸びる」とし、「例えば、駐車場のメーターがBluetooth対応であれば、空き具合や料金のデータが運転手のスマートフォンやダッシュボードに表示できる。さらに、その場所に近づいたら事前に予約するということも可能になる」と、将来的な可能性にも言及。
そして「2013年度だけで25億のBluetooth対応製品がでると予想されている。また、ABIリサーチ社の予測では2017年までには累計で270億以上の製品が出荷されるともされている。現在までが累計90億なので、今後5年でこの数字まで伸びるということだ」とコメント。Bluetoothがより一層広く普及していくであろうことをアピールした。
Bluetooth SIG CMO(チーフマーケティングオフィサー)のSUKE JAWANDA(スーク・ジャワンダ)氏は、まずBluetoothの現状について「すでに世界中の人々が、Bluetoothは優れて安全性もある技術だと認識しており、テレビやマウス、キーボード、そしてWiiやPS3といったゲームなど多くの製品に導入されていている」と語り、「医療デバイスでは1,500万台以上に導入されている」と言葉を続ける。
そして全世界で17,000以上、日本でも800社の企業がBluetooth SIGに参加していることに触れ、「日本でもパナソニック、ソニー、任天堂、オムロンといった有名企業はもちろん、小さな企業もBluetooth製品を発売している」とコメント。現在も全世界では毎月200社以上が新規加入を続けており、「全メンバーを合わせると2012年だけで20億以上のBluetooth搭載製品が出荷されるという調査がある」と紹介した。
「Bluetoothが重視しているのは、高品質で安全で便利な技術だということ」というジャワンダ氏は、iPhone 4S以降、すべてのiOS端末がBluetooth SMART READYであること、Windows 8がBluetooth v4.0をネイティブサポートすることを紹介。そして「GoogleもBluetoothのメンバーに加わった。今後はAndroid製品もBluettooh対応を進めてくれると期待している」と述べた。
「Bluetooth SMART」については、靴底にチップを内蔵させることで走行距離などのランニング時のデータを収集しスマートフォンなどで確認・管理できるナイキ社の「Nike +」や、電話やメールの着信をチェックできるカシオの“G-SHOCK”「GB-6900」、さらには歯磨きの時間や力の強弱といったデータを確認できるBluetooth内蔵歯ブラシなどを紹介。低消費電力で少量のデータの送受信に適した技術であることを改めて説明する。
そしてジャワンダ氏は様々なデバイスが収集したデータをパソコンやスマートフォンに送り、確認・管理できるようにすることで「データが『意味のあるデータ』になる」とコメント。Bluetoothによって簡単にデータのやりとりが行える意義を改めて述べた。
なお、こうしたBluetooth SMART端末との接続に対応するのがBluetooth SMART Ready端末。このため従来のBluetooth端末はBluetooth SMART端末とは接続できない。ジャワンダ氏は「デバイスには色々なモノがあるが、スピーカーのように継続的に高品質なデータのやりとりが求められるものは、これまでのようにEDRなどのプロファイルが適している。Bluetooth SMART Readyは低消費電力の技術を活用している点が一番の特徴で、一時的にデータを通信するような製品に役立つ」とも言葉を添えた。
また、「通常、Bluetooth技術のカバーできる範囲は30m程度だが、産業用の強力なアンテナを用いることで1kmに伸びる」とし、「例えば、駐車場のメーターがBluetooth対応であれば、空き具合や料金のデータが運転手のスマートフォンやダッシュボードに表示できる。さらに、その場所に近づいたら事前に予約するということも可能になる」と、将来的な可能性にも言及。
そして「2013年度だけで25億のBluetooth対応製品がでると予想されている。また、ABIリサーチ社の予測では2017年までには累計で270億以上の製品が出荷されるともされている。現在までが累計90億なので、今後5年でこの数字まで伸びるということだ」とコメント。Bluetoothがより一層広く普及していくであろうことをアピールした。