音質や使い勝手も強化
三菱、液晶テレビ“REAL LASERVUE”新フラグシップ機 − 青色用/緑色用LEDの搭載などで高画質化
三菱電機(株)は、液晶パネルのバックライトに赤色レーザー光源と青色用LED、緑色用LEDを独立して搭載し、色彩や質感の再現能力を向上させた液晶テレビ「REAL LASERVUE(リアル レーザービュー)」フラグシップモデル「LSR4シリーズ」を5月下旬に発売する。
・LCD-50LSR4(50型)¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
・LCD-39LSR4(39型)¥OPEN(予想実売価格25万円前後)
1TB HDDを搭載したBDレコーダーを内蔵したオールインワンタイプの液晶テレビ。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載している。また、USB-HDDへの録画にも対応するほか、3Dメガネは別売だが3D再生にも対応し2D-3D変換機能も備えている。録画機能では最大12倍録画にも対応している。
■青色用LED・緑色用LEDの独立採用などで高画質化
前モデル「LCD-55LSR3」で採用した赤色レーザーバックライトに加えて、LED光源に新たに青色用LED、緑色用LEDを独立して採用。LCD-55LSR3で採用したバックライト光源のシアン色LEDを、シアン色の中で青色用LEDと緑色用LEDに分離することにより、緑色系や緑と赤から作り出される黄色系の発色が鮮やかになったという。
さらに、直進性の高いレーザーの光とLEDの光の両方を効率良く液晶パネルに投射するというバックライト光学系を開発。これにより、深い赤系色(赤、ピンク、紫)を鮮やかに再現できるようになったとしている。
また白色LED光源の液晶テレビでは各色の成分が混合し濁った光だったが、緑から赤の波長がきれいに分離されるため、深緑からスカイブルーまでの色の表現力が向上し、加えて色再現範囲もさらに拡大したともしている。色の再現範囲は白色LED採用だった「LCD-55MDR2」比で131%拡大したという。
なお、青色用LED、緑色用LED、赤色レーザーバックライト光源のバランスを変更しての色味調整も可能。「画質調整」>「プロ調整」>「白バランス 赤」「白バランス 」メニューから調整することができる。
そのほか、動画用拡張色空間の国際標準「xvYCC(IEC 61966-2-4)」に準拠したx.v.Colorに対応。また、映り込みを抑えながら艶やかで鮮やかな色を再現するという「新DIAMOND Panel」を採用している。
映像エンジンには「DIAMOND 3D Engine PRO」を搭載。インパルス型発光制御での間欠点灯技術によって動画の再現性を向上させているほか、超解像技術「DIAMOND HD」も備えている。また、12色を独立コントロールし、放送波等により圧縮された色再現範囲を推定して自然で鮮明な色彩を再現するという「DIACOLOR HD」も搭載している。
■「DIATONE NCVスピーカー」の採用増で高音質化
音質面では、センタースピーカー2個、サイドスピーカー左右各2個、ウーファー左右各2個の合計10個のスピーカーすべてに「DIATONE NCVスピーカー」を搭載。前モデルではウーファー左右各1個だったところから採用数を増やし音質を強化した。同スピーカーでは、「チタン並みの伝搬速度と紙コーンと同等の適度な内部損失を両立し、重低音から高音まで原音に忠実な透き通った音を奏でる」という。
なお、「DIATONE NCVスピーカー」はバスレフ方式スピーカーボックスに内蔵。合計50Wの大出力アンプ(JEITA準拠)と最適な吸音材配置と共鳴を抑える補強構造により、箱鳴りも抑えている。
また、「DIATONEサラウンド5.1」「DIATONEサラウンド2.0」のDIATONEサラウンド機能、「DIATONEサラウンドHEADPHONE」などの独自音響技術も搭載。音声補間技術「DIATONE HD」や「DIATONE BASS」、「DIATONEリニアフェイズ」も備えるほか、ドルビーデジタル、DTS、AAC 5.1ch対応のデコーダーを内蔵している。
なお、「DIATONE HD」では音声補間以外にも音場を持ち上げるといった補正も行う。これにより「スピーカーは画面の下についているが、ちゃんと画面から音が出ているように聴こえる」(同社説明員)という。
加えて、Bluetoothにも対応。リモコンの「ワイヤレス音楽」ボタンを押して接続すれば、Bluetooth対応機器と簡単にワイヤレス接続して音楽再生が行える。
こうした音質面強化をした点について、発表会で登壇した同社京都製作所 副所長の石井良典氏は、BDレコーダー部でCD再生も可能なことなどにも触れながら「他にオーディオ機器を使用しなくても音楽を高音質で楽しめる」とコメント。「すなわち、本機はテレビだけでなくオーディオとしても使用できる」と自信を見せた。
■使い勝手にも配慮
簡易な操作性のための「らく楽アシスト機能」も進化。音量が小さい時は低音、高音の帯域を広げ、聞きとりやすいように補正することで、聞き取りやすい音を再現する「音ハッキリ」機能を新たに搭載するなどした。
同機能については石井氏は、一般的にテレビが薄型化してスピーカー用のスペースも少なくなっているという点に言及。「音量を上げたときの弊害を防ぐためにローパスフィルターなどをかけており、つまりスピーカーの性能が完全には出ていなかった」とコメント。「そこで本機では音量が小さいときはスピーカーの特性をフルで引き出すようにした」と説明した。
・LCD-50LSR4(50型)¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
・LCD-39LSR4(39型)¥OPEN(予想実売価格25万円前後)
1TB HDDを搭載したBDレコーダーを内蔵したオールインワンタイプの液晶テレビ。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載している。また、USB-HDDへの録画にも対応するほか、3Dメガネは別売だが3D再生にも対応し2D-3D変換機能も備えている。録画機能では最大12倍録画にも対応している。
■青色用LED・緑色用LEDの独立採用などで高画質化
前モデル「LCD-55LSR3」で採用した赤色レーザーバックライトに加えて、LED光源に新たに青色用LED、緑色用LEDを独立して採用。LCD-55LSR3で採用したバックライト光源のシアン色LEDを、シアン色の中で青色用LEDと緑色用LEDに分離することにより、緑色系や緑と赤から作り出される黄色系の発色が鮮やかになったという。
さらに、直進性の高いレーザーの光とLEDの光の両方を効率良く液晶パネルに投射するというバックライト光学系を開発。これにより、深い赤系色(赤、ピンク、紫)を鮮やかに再現できるようになったとしている。
また白色LED光源の液晶テレビでは各色の成分が混合し濁った光だったが、緑から赤の波長がきれいに分離されるため、深緑からスカイブルーまでの色の表現力が向上し、加えて色再現範囲もさらに拡大したともしている。色の再現範囲は白色LED採用だった「LCD-55MDR2」比で131%拡大したという。
なお、青色用LED、緑色用LED、赤色レーザーバックライト光源のバランスを変更しての色味調整も可能。「画質調整」>「プロ調整」>「白バランス 赤」「白バランス 」メニューから調整することができる。
そのほか、動画用拡張色空間の国際標準「xvYCC(IEC 61966-2-4)」に準拠したx.v.Colorに対応。また、映り込みを抑えながら艶やかで鮮やかな色を再現するという「新DIAMOND Panel」を採用している。
映像エンジンには「DIAMOND 3D Engine PRO」を搭載。インパルス型発光制御での間欠点灯技術によって動画の再現性を向上させているほか、超解像技術「DIAMOND HD」も備えている。また、12色を独立コントロールし、放送波等により圧縮された色再現範囲を推定して自然で鮮明な色彩を再現するという「DIACOLOR HD」も搭載している。
■「DIATONE NCVスピーカー」の採用増で高音質化
音質面では、センタースピーカー2個、サイドスピーカー左右各2個、ウーファー左右各2個の合計10個のスピーカーすべてに「DIATONE NCVスピーカー」を搭載。前モデルではウーファー左右各1個だったところから採用数を増やし音質を強化した。同スピーカーでは、「チタン並みの伝搬速度と紙コーンと同等の適度な内部損失を両立し、重低音から高音まで原音に忠実な透き通った音を奏でる」という。
なお、「DIATONE NCVスピーカー」はバスレフ方式スピーカーボックスに内蔵。合計50Wの大出力アンプ(JEITA準拠)と最適な吸音材配置と共鳴を抑える補強構造により、箱鳴りも抑えている。
また、「DIATONEサラウンド5.1」「DIATONEサラウンド2.0」のDIATONEサラウンド機能、「DIATONEサラウンドHEADPHONE」などの独自音響技術も搭載。音声補間技術「DIATONE HD」や「DIATONE BASS」、「DIATONEリニアフェイズ」も備えるほか、ドルビーデジタル、DTS、AAC 5.1ch対応のデコーダーを内蔵している。
なお、「DIATONE HD」では音声補間以外にも音場を持ち上げるといった補正も行う。これにより「スピーカーは画面の下についているが、ちゃんと画面から音が出ているように聴こえる」(同社説明員)という。
加えて、Bluetoothにも対応。リモコンの「ワイヤレス音楽」ボタンを押して接続すれば、Bluetooth対応機器と簡単にワイヤレス接続して音楽再生が行える。
こうした音質面強化をした点について、発表会で登壇した同社京都製作所 副所長の石井良典氏は、BDレコーダー部でCD再生も可能なことなどにも触れながら「他にオーディオ機器を使用しなくても音楽を高音質で楽しめる」とコメント。「すなわち、本機はテレビだけでなくオーディオとしても使用できる」と自信を見せた。
■使い勝手にも配慮
簡易な操作性のための「らく楽アシスト機能」も進化。音量が小さい時は低音、高音の帯域を広げ、聞きとりやすいように補正することで、聞き取りやすい音を再現する「音ハッキリ」機能を新たに搭載するなどした。
同機能については石井氏は、一般的にテレビが薄型化してスピーカー用のスペースも少なくなっているという点に言及。「音量を上げたときの弊害を防ぐためにローパスフィルターなどをかけており、つまりスピーカーの性能が完全には出ていなかった」とコメント。「そこで本機では音量が小さいときはスピーカーの特性をフルで引き出すようにした」と説明した。
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