上位機は13万円前後
ソニー、音質を高めた本格サウンドバー「HT-ST7」「HT-ST3」
■リアル7.1chの磁性流体スピーカーを採用した「HT-ST7」
「HT-ST7」は、65mmグラスファイバーコーンの磁性流体スピーカーユニットを7基と20mmソフトドームトゥイーター2基を搭載したサウンドバーと、2.4GHzワイヤレスシステムによるサブウーファーとのセット。実用最大出力は50W×7chとサブウーファー100Wの総合450W。
ダンパーレス化によって音の歪みを抑えて音圧が増す磁性流体構造と、65mmの大型ユニットに組み合わせにより、「一音一音のクオリティーが格段に工場し、映画の重要な要素である俳優の魅力を溜めるセリフの明確さ、圧倒的に密度の濃い音楽の再現力を実現した」としている。
なお、本体は同社バースピーカーとして初めて着脱式グリルフレームを採用。また、付属スタンドを使用することで15度上向きに設置することもできる。
サブウーファーは前述のように2.4GHz通信を利用したワイヤレス式で、通信距離は約10m。180mmの大型ユニットを採用するほか、新たにパッシブラジエーターを採用。これによって、低音が膨らみやすくダクト特有の風切り音が出やすいというバスレフ型の欠点を補い、「膨らみ過ぎない音の厚み、キレのある低音を両立可能にした」という。
また、サブウーファーには「デジタル モーショナル フィードバック機能」を搭載。サブウーファー自体に、ユニットの振動を制御する為のDSPを搭載して、より高速で、高精度な制御をすることで、例えば映画の爆破シーンなど、一時的に大音量でサブウーファーのユニットが大きく振幅することで発生する歪みなどを抑える。
さらに、サブウーファーの響きと音色を3段階で調整できる「サブウーファートーン」、サブウーファーの音量を0〜13段階に調整可能な「サブウーファーレベル調整」機能も搭載。それぞれリモコンの専用ボタンでレベルを調整できる。
そのほか、バースピーカーによってテレビのリモコン受信部が隠れてしまった場合のために、IRリピーター機能も装備。付属のAVマウスを使用することでテレビリモコンを従来同様に使えるようにする。
次ページ上位機の音を引き継ぎつつ設置性を高めた「HT-ST3」
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トピック
- ジャンルフロントサラウンドシステム
- ブランドSONY
- 型番HT-ST7
- 発売日2013年8月31日
- 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●総合出力:450W(フロント50W+50W、センター/サラウンド50W×5、サブウーファー100W) ●外形寸法:バースピーカー…約1080W×129H×130Dmm(スタンド/グリル有り)、サブウーファー…約241W×391H×411Dmm ●質量:スピーカー…約7.9kg、サブウーファー…約11.2kg
- ジャンルフロントサラウンドシステム
- ブランドSONY
- 型番HT-ST3
- 発売日2013年10月19日
- 価格¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
【SPEC】●総合出力:180W(フロント20W+20W、センター/サラウンド20W×2、サブウーファー50W+50W) ●外形寸法:バースピーカー…約900W×42H×30Dmm(スタンド有り)、サブウーファー…約430W×135H×370.5Dmm ●質量:スピーカー…約0.9kg、サブウーファー…約8.2kg