ロゴマークも決定
ソニーとパナソニック、業務用次世代光ディスク規格「Archival Disc」を策定
ソニー(株)とパナソニック(株)は、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大に向け、業務用次世代光ディスク規格「Archival Disc(アーカイバル・ディスク)」を策定した。また、本規格のロゴマークも策定された。
光ディスクは、保存時に温度・湿度の変化の影響を受けにくく、防塵性及び耐水性などの対環境性に優れ、またフォーマット世代間の互換性が保証されているために将来にわたってもデータの読み出しが可能になるなど、コンテンツの長期保存に適しているとされる。
両社は、今後拡大が期待されるアーカイブ市場に対応するには、光ディスク1枚あたりの記録容量を上げることが必須であるとの考えで一致し、業務用次世代光ディスク規格の共同開発を進めてきた。
今回は、Archival Disc(アーカイバル・ディスク)のロードマップ、ロゴマークおよび仕様を決定した。概要は以下の通りとなる。
■ロードマップ
1ディスクあたりの記憶容量が300GBのシステムを、2015年夏以降に各社が順次市場導入していくことを目指す。その後さらに、両社が保有する技術をベースに、1ディスクあたりの記憶容量を500GB、1TBに拡大していく。
■Archival Discの主な仕様
ディスク容量は300GBで、追記型を採用。構造は片面3層の両面ディスクとし、ランド・アンド・グルーブフォーマットを採用する。
光学パラメーターは、波長がλ=405nm(ナノメートル)、開口率がNA=0.85。トラックピッチは0.225μm(マイクロメートル)、データビット長が79.5nm(ナノメートル)、エラー訂正方式はリードソロモン符号となる。
Archival Discにはクロストークキャンセル技術と高次のPRML信号処理技術が採用され、大容量化と高い再生信号品質との両立を実現したという。
クロストークキャンセル技術とは、狭トラックピッチ化に伴い増加する隣接トラックからのクロストークを電気的に除去し、高品質な再生性能を実現するもの。PRML(Partial Response Maximum Likelihood)は、高線密度化に伴い低下する再生光スポットの分解能を補正する信号処理技術となる。
光ディスクは、保存時に温度・湿度の変化の影響を受けにくく、防塵性及び耐水性などの対環境性に優れ、またフォーマット世代間の互換性が保証されているために将来にわたってもデータの読み出しが可能になるなど、コンテンツの長期保存に適しているとされる。
両社は、今後拡大が期待されるアーカイブ市場に対応するには、光ディスク1枚あたりの記録容量を上げることが必須であるとの考えで一致し、業務用次世代光ディスク規格の共同開発を進めてきた。
今回は、Archival Disc(アーカイバル・ディスク)のロードマップ、ロゴマークおよび仕様を決定した。概要は以下の通りとなる。
■ロードマップ
1ディスクあたりの記憶容量が300GBのシステムを、2015年夏以降に各社が順次市場導入していくことを目指す。その後さらに、両社が保有する技術をベースに、1ディスクあたりの記憶容量を500GB、1TBに拡大していく。
■Archival Discの主な仕様
ディスク容量は300GBで、追記型を採用。構造は片面3層の両面ディスクとし、ランド・アンド・グルーブフォーマットを採用する。
光学パラメーターは、波長がλ=405nm(ナノメートル)、開口率がNA=0.85。トラックピッチは0.225μm(マイクロメートル)、データビット長が79.5nm(ナノメートル)、エラー訂正方式はリードソロモン符号となる。
Archival Discにはクロストークキャンセル技術と高次のPRML信号処理技術が採用され、大容量化と高い再生信号品質との両立を実現したという。
クロストークキャンセル技術とは、狭トラックピッチ化に伴い増加する隣接トラックからのクロストークを電気的に除去し、高品質な再生性能を実現するもの。PRML(Partial Response Maximum Likelihood)は、高線密度化に伴い低下する再生光スポットの分解能を補正する信号処理技術となる。