デノン、4K/60pやDSDネットワーク再生対応のAVアンプ「AVR-X2100W」「AVR-X1100W」

■色分けされたSP端子など昨年モデルから引き続きユーザビリティーを追求

各コンテンツを視聴しながら不要な電力の節約ができる「エコモード」を搭載。常に消費電力を低減する「オン」、電源がオンのときに音量に合わせて 自動的に消費電力を低減する「オート」、消費電力を低減しない「オフ」の切り替えが可能。その時点での消費電力は、オンスクリーンにメーターで表示することもできる。

昨年のAVR-X2000／AVR-X1000より採用された、カラーリングにより分かりやすく識別できるスピーカーターミナルを本機も踏襲。引き続き、スピーカー端子をチャンネルごとにプラスとマイナスを横一列に配置し、ケーブルの差込口を真上として、結線をしやすくしている。さらに、各チャンネルのケーブルを正しく接続するため、ケーブルをターミナルの色に合わせてマーキングするカラーラベルを付属。リアパネルの印刷文字も従来より見やすくした。

AVR-X2100Wの接続から初期設定までを、テキストとグラフィックを使ってわかりやすくガイダンスする「セットアップアシスタント」機能を搭載。基本的な接続や設定はテレビ画面に映し出されたガイダンスに従って進めるだけで終了できる。ガイダンスは新たにバードビュー（上空から斜めの視線）を採用した。

GUIはオンスクリーン表示や日本語表示に対応。音量調整や入力ソースの切り替えなど、ステータス情報やセットアップ画面を、再生中のコンテンツに重ねて表示することができる。

音場補正は「Audyssey MultEQ XT」を採用し、自動でスピーカー設定とルーム音響特性を最適化する。ユーザーによって異なる部屋の音響的な問題を補正し、最適化することが可能。最大で8か所の測定データを解析することによって、各エリアで理想的なサウンドで楽しめるように最適なチューニングを行う。

また、新たにセットアップ マイクを取り付けるためのマイクスタンドを付属。マイクの高さを視聴者が座ったときの耳の高さに合わせて調整することで、より最適な音響空間を実現できる。

リモコンの「クイックセレクトボタン」に入力ソース、音量レベル、サウンドモードの設定などを記憶できる「クイックセレクトプラス機能」も搭載。ディスプレイ周りの印刷文字も見やすく改善した。

ゾーン機能も搭載し、メインゾーンとゾーン2でそれぞれ入力を選択して再生が可能。All Zone Stereo機能を使用すれば、メインゾーンで再生中の音楽を同時にすべてのゾーンで楽しめる。

HDMI以外の入出力については、コンポーネント映像入力×1、コンポジット映像入力×2、アナログLR音声入力×4、光デジタル入力×2、サブウーファー・プリ出力×2、ヘッドホン出力×1、FM/AMチューナーアンテナ端子×1、LAN端子×1、USB-A端子×1を搭載。

消費電力は550W（待機時：通常スタンバイ 0.1W、CECスタンバイ 0.5W）。外形寸法は434W×168H×339Dmm、質量は9.7kg。