HOME > ニュース > ひかりTV、日本初の4K VOD商用配信を10月27日より開始 − 配信作品や価格など詳細を発表

4Kチューナーも正式発表

ひかりTV、日本初の4K VOD商用配信を10月27日より開始 − 配信作品や価格など詳細を発表

公開日 2014/10/03 13:02 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

なお、トライアル配信での技術検証においてはHEVCでの圧縮の調整に半年をかけて継続的に取り組んだことなども紹介。独自コンテンツについても「4Kに合ったコンテンツとはどんなものなのかを一生懸命考えながらやってきた」と振り返る。

4Kの利用者目標については「実際にやってみないとわからない部分もあるので具体的には設定していない」としながらも、「コンテンツによるところもあるが、できるだけ早い段階で加入者全体の15〜20%くらいにいきたい」と意欲を見せた。

また、コンテンツ数の拡大施策に対して「現在も自主制作で撮影中のものがある。また、アメリカや韓国など4Kに熱心なところから調達していくことを検討している。民放さんにも声をかけさせてもらっている」とコメント。

そして各社からコンテンツ提供を受けたことや、共同プロジェクトを行うこと、テレビメーカー各社が対応モデルを発売させることなどに触れ、「テレビ局や大手メーカーさんには多大なるご協力をいただいた。今後は一緒になって4K市場を全力で作っていきたい」と述べた。

日本放送協会(NHK)オンデマンド業務室室長の辻泰明氏は、ひかりTVに4Kコンテンツを提供することに対して「これは放送と通信の融合を象徴する出来事だ」と表現。「5つの番組提供ということで小さな一歩と見えるかもしれないが、放送通信の融合という観点からは極めて大きな一歩。あとから振り返ったときに今日のこのときが歴史の転換点となったと言われるくらいの出来事なのではないか」と言葉を続けた。

NHK 辻 氏

テレビメーカー各社を代表してあいさつに立ったシャープの戸祭正信氏は、「今回の4K配信は、お客様が一般のご家庭でネットを使って4Kという新しいサービスを体験できるということで、非常に大きな意義があると感じている」とコメント。「今後もハードとコンテンツの融合をできるように今後も物作りを進めていきたい」と語った。

シャープ 戸祭氏

なお、テレビメーカーからは東芝の岡田淳氏、ソニービジュアルプロダクツの松本義典氏、LGエレクトロニクスジャパンの土屋和洋氏も出席。「(ひかりTV 4K VOD対応製品によって)さらに4Kの世界観を広げていきたい」(東芝 岡田氏)、「ソフトとハードの両輪で4Kを広めていけるようにしていきたい」(ソニー 松本氏)、「4Kの臨場感や精密感をなるべく簡単に楽しんでいただけるよう製品を増やしていきたい」(LG 土屋氏)と、各社とも4K市場を盛り上げていく姿勢を見せた。

東芝 岡田氏

ソニー 松本氏


LG 土屋氏

次ページ主な提供予定作品と価格リスト

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック