HDCP2.2にも無償アップデート対応
デノン、32bit DSP4基搭載のフラグシップAVアンプ「AVR-X7200W」
■旭化成製の最新32bit DACを採用。さらにDACを独立基板に配置
AVR-X7200Wのサウンド面については、米田氏が主に説明を行った。AVR-X7200Wのサウンドコンセプトについては「“More Energetic”というキーワードを掲げたとおり、エネルギーを追求していくことがテーマでした。しかし、それは単にエネルギー=パワフルという意味ではなく、エネルギーを適切に出していくことで、ディテールやサウンドステージをより繊細に表現できるという意味合いがあります」と米田氏は語っていた。
音質面でのトピックは新たなDACデバイスの採用で、旭化成の32bit DAC「AK4490」を7基(1基あたり2チャンネルを処理)搭載する。このDACは最新世代のもので、本格的なコンポーネントに採用された例は本機が初とのこと。DAC本体として11.2MHz DSDや384kHz PCMにも対応するなど先進的なスペックも備えるが、あくまで試聴を繰り返した結果として、音質を最優先にこのDACを選択したとのことだ。
さらにAVR-X7200Wからは、DACデバイスが専用独立基板に取り付けられる仕様となった。従来モデルではHDMIやDSPを含むデジタル基板の上にDACが配置されていたが、DSPが4基搭載となったためスペースの確保も難しくなったこともあり独立基板配置を採用。結果として、HDMIなど映像系回路やネットワーク系回路、CPUがひしめくデジタル回路から、繊細なアナログ信号を扱うDACを分離独立させたことで、様々なノイズの影響を回避することができ、より正確なディテール描写が可能になったという。また、DAC専用基板をデジタル基板の直下に配置したことで信号伝送経路を短縮できた点も、音質向上に寄与したという。
デジタル部に用いているスイッチング電源については(アナログ部にはアナログ電源を使用)、従来モデル比で倍以上(90〜133kHz)の速度でスイッチングを行う電源を採用。スイッチング電源から発生するノイズが音質に悪影響を与えるのは周知の通りだが、スイッチングを高速化することでノイズを可聴帯域の外側に追いやり、音質への影響を極小化している。
■全ての入力信号を32bit化してポストプロセッシング
AVR-X7200Wは「D.D.S.C.-HD32」を採用。これはデノンのAVアンプの中核技術「D.D.S.C.」(Dynamic Discrete Surround Circuit)の中でも32bitプロセッシングを行う最新バージョンで、サラウンド再生のために必要な信号処理回路をひとつひとつのブロックに独立させディスクリート化。さらには32bit DSPやAL32プロセッサー、32bit DAC、Audyssey MultEQ XT32などにより、ドルビーアトモスからiPhone入力に至るまでのあらゆる入力信号を32bit化してポストプロセッシングを行い、全チャンネル同一クオリティ・同一レスポンスを目指している。
デノンHi-Fiの根幹技術と言えるアナログ波形再現技術については、PCM信号に加えて、DTS-HDマスターオーディオやドルビーTrueHD、ドルビーアトモスなどのマルチチャンネル信号を32bitにアップコンバートする「AL32 Processing Multi Channel」を採用した。
同社製の対応BDプレーヤー「DBT-3313UD」と組み合わせた際に、AVアンプのDACを動作させるマスタークロックをプレーヤー側にも供給することでジッターを抑制する「Denon Link HD」機能も搭載。専用プレーヤー以外の接続では、「ハイブリッドPLLクロックジッターリデューサー」でジッターを低減する。
自動音場補正機能については、Audysseyの最高峰「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。Audysseyの音場補正がイコライジングを行うのではなく残響補正だけを行っている点にも言及し、「測定箇所数を除けば、一部のIMAXシアターで採用しているものと同レベルの音場補正機能がAVR-X7200Wには内蔵されている」ことも紹介された。
なお、「Audyssey MultEQ XT32」は従来機に搭載されていたものも、すでにトップスピーカーの音場補正機能を内蔵していた。これによって、ドルビーアトモス対応の本機への搭載もスムーズに行うことができたという。
また、コンテンツ由来の低音の遅れを0ms〜16msの範囲で補正できる低音の位相補正機能も搭載している。
AVR-X7200Wのサウンド面については、米田氏が主に説明を行った。AVR-X7200Wのサウンドコンセプトについては「“More Energetic”というキーワードを掲げたとおり、エネルギーを追求していくことがテーマでした。しかし、それは単にエネルギー=パワフルという意味ではなく、エネルギーを適切に出していくことで、ディテールやサウンドステージをより繊細に表現できるという意味合いがあります」と米田氏は語っていた。
音質面でのトピックは新たなDACデバイスの採用で、旭化成の32bit DAC「AK4490」を7基(1基あたり2チャンネルを処理)搭載する。このDACは最新世代のもので、本格的なコンポーネントに採用された例は本機が初とのこと。DAC本体として11.2MHz DSDや384kHz PCMにも対応するなど先進的なスペックも備えるが、あくまで試聴を繰り返した結果として、音質を最優先にこのDACを選択したとのことだ。
さらにAVR-X7200Wからは、DACデバイスが専用独立基板に取り付けられる仕様となった。従来モデルではHDMIやDSPを含むデジタル基板の上にDACが配置されていたが、DSPが4基搭載となったためスペースの確保も難しくなったこともあり独立基板配置を採用。結果として、HDMIなど映像系回路やネットワーク系回路、CPUがひしめくデジタル回路から、繊細なアナログ信号を扱うDACを分離独立させたことで、様々なノイズの影響を回避することができ、より正確なディテール描写が可能になったという。また、DAC専用基板をデジタル基板の直下に配置したことで信号伝送経路を短縮できた点も、音質向上に寄与したという。
デジタル部に用いているスイッチング電源については(アナログ部にはアナログ電源を使用)、従来モデル比で倍以上(90〜133kHz)の速度でスイッチングを行う電源を採用。スイッチング電源から発生するノイズが音質に悪影響を与えるのは周知の通りだが、スイッチングを高速化することでノイズを可聴帯域の外側に追いやり、音質への影響を極小化している。
■全ての入力信号を32bit化してポストプロセッシング
AVR-X7200Wは「D.D.S.C.-HD32」を採用。これはデノンのAVアンプの中核技術「D.D.S.C.」(Dynamic Discrete Surround Circuit)の中でも32bitプロセッシングを行う最新バージョンで、サラウンド再生のために必要な信号処理回路をひとつひとつのブロックに独立させディスクリート化。さらには32bit DSPやAL32プロセッサー、32bit DAC、Audyssey MultEQ XT32などにより、ドルビーアトモスからiPhone入力に至るまでのあらゆる入力信号を32bit化してポストプロセッシングを行い、全チャンネル同一クオリティ・同一レスポンスを目指している。
デノンHi-Fiの根幹技術と言えるアナログ波形再現技術については、PCM信号に加えて、DTS-HDマスターオーディオやドルビーTrueHD、ドルビーアトモスなどのマルチチャンネル信号を32bitにアップコンバートする「AL32 Processing Multi Channel」を採用した。
同社製の対応BDプレーヤー「DBT-3313UD」と組み合わせた際に、AVアンプのDACを動作させるマスタークロックをプレーヤー側にも供給することでジッターを抑制する「Denon Link HD」機能も搭載。専用プレーヤー以外の接続では、「ハイブリッドPLLクロックジッターリデューサー」でジッターを低減する。
自動音場補正機能については、Audysseyの最高峰「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。Audysseyの音場補正がイコライジングを行うのではなく残響補正だけを行っている点にも言及し、「測定箇所数を除けば、一部のIMAXシアターで採用しているものと同レベルの音場補正機能がAVR-X7200Wには内蔵されている」ことも紹介された。
なお、「Audyssey MultEQ XT32」は従来機に搭載されていたものも、すでにトップスピーカーの音場補正機能を内蔵していた。これによって、ドルビーアトモス対応の本機への搭載もスムーズに行うことができたという。
また、コンテンツ由来の低音の遅れを0ms〜16msの範囲で補正できる低音の位相補正機能も搭載している。
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