HDCP2.2にも無償アップデート対応
デノン、32bit DSP4基搭載のフラグシップAVアンプ「AVR-X7200W」
■映像入力は4K/60p対応。HDCP2.2にも無償アップデートで対応予定
HDMI端子は入力8/出力3を搭載。映像をHDMI2系統で同時出力することも可能だ。HDMIによる映像入力は、4K/60p、4:4:4、24bitに対応し、SD/HD信号を4K/60pへアップスケーリングすることも可能だ。またビデオコンバージョン機能を備え、コンポジット/コンポーネント/HDMIなどの各映像信号を入力した場合、HDMI映像信号へ変換して出力することができる。
さらに4K映像などのコンテンツに対する著作権保護技術「HDCP2.2」に対応する無償アップグレードを2015年初夏に予定している。アップグレードには基板交換が必要となるため、一度メーカー側が引き取っての対応となる。
■DSD対応などネットワーク機能も最新バージョンを搭載
ネットワーク機能はDLNA1.5に準拠し、192kHz/24bitまでのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHz DSDの再生に対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSDのギャップレス再生にも対応する。同様の音源をフロントのUSB-A端子から、USBメモリー経由で再生することも可能となる。このあたりの仕様は、ミドルクラス機AVR-X4100Wなどと同様だ。
AirPlay、iPhone/iPodとのデジタル接続、インターネットラジオなどの機能も備えている。iOS/Android用の操作アプリ「Denon Remote App」も用意。スマートフォンやタブレットから本機を直感的に操作することができる。
■Wi-Fi、Bluetooth内蔵をはじめ使い勝手にも配慮
先行して登場した3機種のAVアンプと同様にWi-FiとBluetoothを内蔵。Wi-Fiについては2本のロッドアンテナを採用したダイバーシティーアンテナにより、安定した通信が可能となっている。Bluetoothについては、AVR-X7200Wのリモコンから接続したBluetooth機器を操作することも可能で、最大8台までの機器を登録できる。
そのほか、ユーザビリティーを重視した機能も下位モデルに引き続き搭載。接続しやすさを考慮した横一列配置のスピーカーターミナル、初期設定をGUIで詳細にガイダンスしてくれる「セットアップアシスタント」機能、クイックセレクトボタンに入力ソースや音量レベル、サウンドモードの設定などを記録できる「クイックセレクトプラス」機能など、ハイエンドモデルながら使いやすさも重視した仕様を実現している。
■デノンの音質検討用試聴室にてドルビーアトモス再生をデモ
発表会における試聴デモは、デノン製品の音質検討が行われる試聴室にて実施された。これまで本試聴室にはドルビーアトモス再生用のトップスピーカーは設置されていなかったが、発表会に先立って工事を実施。天井にはNautilusテーパリング・チューブを採用したB&Wのシーリングスピーカーをトップ・ミドル・リアに計6基設置。さらにフロントハイト・リアハイトのスピーカーも設置されていた。ドルビーアトモスの試聴デモでは、外部パワーアンプとしてPMA-1500REを組み合わせ、トップとリアを用いた「7.2.4」のシステムで再生が行われた。
川北氏はデノンがドルビーアトモスへの取り組む姿勢についても言及。「デノンでは、ドルビーアトモスを“ドルビーデジタル以来のサラウンドの大変革”と捉えています。ドルビーTrueHDなどロスレスフォーマットの登場も大きなものでしたが、チャンネルベースからオブジェクトベースへの移行はさらに大きな変化と考えて、真摯にアトモスに取り組んでいます」とコメントした。また本機が白河工場にて製造されていることにも触れ、「国内で製造されている希有なAVアンプであることによる品質に加えて、開発と製造の現場が近いことで、様々な技術をスピーディーに製品に反映できます」とも述べていた。
米田氏はドルビーアトモスの魅力に触れ、「ドルビーデジタルが登場したとき、映画『フォレスト・ガンプ』のすごく静かなシーンをあえてデモでよく使いました。このシーンのサラウンドの表現には驚かされたものでしたが、ドルビーアトモスではこうした繊細な表現が360度にわたって展開できるのです。AVR-X7200Wを実現させた我々がいま望むのは、ドルビーアトモス対応の魅力的なソフトがどんどん出てくることですね(笑)」と語っていた。
なお、発表会の最後では、米田氏が務めるサウンドマネージャーの役割を、同社で現在CSBUデザインセンターに所属する山内慎一氏に引き継いでいくことも明かされた。
■AVR-X7200Wの主な仕様
定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%)は、フロント150W+150W、センター150W、サラウンド150W+150W、サラウンドバック150W+150W、フロントワイド/ハイト1/ハイト2が150W+150W。実用最大出力(JEITA 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動)で260Wとなる。周波数特性は10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時)。
消費電力は780W(待機時:通常スタンバイ0.1W、CECスタンバイ0.5W、ネットワークスタンバイ4.5W)。外形寸法は434W×196H×427Dmm、質量は17.8kg。
HDMI端子は入力8/出力3を搭載。映像をHDMI2系統で同時出力することも可能だ。HDMIによる映像入力は、4K/60p、4:4:4、24bitに対応し、SD/HD信号を4K/60pへアップスケーリングすることも可能だ。またビデオコンバージョン機能を備え、コンポジット/コンポーネント/HDMIなどの各映像信号を入力した場合、HDMI映像信号へ変換して出力することができる。
さらに4K映像などのコンテンツに対する著作権保護技術「HDCP2.2」に対応する無償アップグレードを2015年初夏に予定している。アップグレードには基板交換が必要となるため、一度メーカー側が引き取っての対応となる。
■DSD対応などネットワーク機能も最新バージョンを搭載
ネットワーク機能はDLNA1.5に準拠し、192kHz/24bitまでのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHz DSDの再生に対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSDのギャップレス再生にも対応する。同様の音源をフロントのUSB-A端子から、USBメモリー経由で再生することも可能となる。このあたりの仕様は、ミドルクラス機AVR-X4100Wなどと同様だ。
AirPlay、iPhone/iPodとのデジタル接続、インターネットラジオなどの機能も備えている。iOS/Android用の操作アプリ「Denon Remote App」も用意。スマートフォンやタブレットから本機を直感的に操作することができる。
■Wi-Fi、Bluetooth内蔵をはじめ使い勝手にも配慮
先行して登場した3機種のAVアンプと同様にWi-FiとBluetoothを内蔵。Wi-Fiについては2本のロッドアンテナを採用したダイバーシティーアンテナにより、安定した通信が可能となっている。Bluetoothについては、AVR-X7200Wのリモコンから接続したBluetooth機器を操作することも可能で、最大8台までの機器を登録できる。
そのほか、ユーザビリティーを重視した機能も下位モデルに引き続き搭載。接続しやすさを考慮した横一列配置のスピーカーターミナル、初期設定をGUIで詳細にガイダンスしてくれる「セットアップアシスタント」機能、クイックセレクトボタンに入力ソースや音量レベル、サウンドモードの設定などを記録できる「クイックセレクトプラス」機能など、ハイエンドモデルながら使いやすさも重視した仕様を実現している。
■デノンの音質検討用試聴室にてドルビーアトモス再生をデモ
発表会における試聴デモは、デノン製品の音質検討が行われる試聴室にて実施された。これまで本試聴室にはドルビーアトモス再生用のトップスピーカーは設置されていなかったが、発表会に先立って工事を実施。天井にはNautilusテーパリング・チューブを採用したB&Wのシーリングスピーカーをトップ・ミドル・リアに計6基設置。さらにフロントハイト・リアハイトのスピーカーも設置されていた。ドルビーアトモスの試聴デモでは、外部パワーアンプとしてPMA-1500REを組み合わせ、トップとリアを用いた「7.2.4」のシステムで再生が行われた。
川北氏はデノンがドルビーアトモスへの取り組む姿勢についても言及。「デノンでは、ドルビーアトモスを“ドルビーデジタル以来のサラウンドの大変革”と捉えています。ドルビーTrueHDなどロスレスフォーマットの登場も大きなものでしたが、チャンネルベースからオブジェクトベースへの移行はさらに大きな変化と考えて、真摯にアトモスに取り組んでいます」とコメントした。また本機が白河工場にて製造されていることにも触れ、「国内で製造されている希有なAVアンプであることによる品質に加えて、開発と製造の現場が近いことで、様々な技術をスピーディーに製品に反映できます」とも述べていた。
米田氏はドルビーアトモスの魅力に触れ、「ドルビーデジタルが登場したとき、映画『フォレスト・ガンプ』のすごく静かなシーンをあえてデモでよく使いました。このシーンのサラウンドの表現には驚かされたものでしたが、ドルビーアトモスではこうした繊細な表現が360度にわたって展開できるのです。AVR-X7200Wを実現させた我々がいま望むのは、ドルビーアトモス対応の魅力的なソフトがどんどん出てくることですね(笑)」と語っていた。
なお、発表会の最後では、米田氏が務めるサウンドマネージャーの役割を、同社で現在CSBUデザインセンターに所属する山内慎一氏に引き継いでいくことも明かされた。
■AVR-X7200Wの主な仕様
定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%)は、フロント150W+150W、センター150W、サラウンド150W+150W、サラウンドバック150W+150W、フロントワイド/ハイト1/ハイト2が150W+150W。実用最大出力(JEITA 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動)で260Wとなる。周波数特性は10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時)。
消費電力は780W(待機時:通常スタンバイ0.1W、CECスタンバイ0.5W、ネットワークスタンバイ4.5W)。外形寸法は434W×196H×427Dmm、質量は17.8kg。