ドブルベが四兄弟に
<ヘッドホン祭>ラディウス“ドブルベ”新モデル披露/B&O PLAY初のNCイヤホン
10月24日、25日に中野サンプラザで開催されている「秋のヘッドホン祭2015」。会場からラディウスとB&O PLAYの出展内容を紹介していこう。
■ラディウス“ドブルベ”に新モデルが登場
ラディウスは、高級イヤホンシリーズ“W(ドブルベ)”に、ハイレゾ対応の「ヌメロキャトル」「ヌメロトロワ」2機種を投入。11月下旬に発売する。
ドブルベシリーズは、2009年に第一弾モデル「HP-TWF11R」が登場(関連ニュース)。その高い完成度を受けて瞬く間に人気モデルとなり、2011年には「弐号機」として位置づけた「W n°2」(ドブルベ ヌメロドゥ)が発売された(関連ニュース)。シリーズとしては6年の歴史を持ち、イヤホンとしてはロングセラーシリーズとなっている。
当時は2万円台の製品でも高額モデルというふうに見る向きが多かったが、その後さらに高額なモデルが増えていった。そんな中、約5年ぶりに登場する製品が「ヌメロキャトル」「ヌメロトロワ」の2製品だ。
2モデルとも、既存のドブルベでもおなじみの、同社独自の「DDM方式ドライバー」を搭載する。DDM方式は中低音域と高音域2つの音を独立した振動板に振り分けて同軸上に配列させる仕組み。ドライバー1つ分のスペースでデュアルドライバーを超える音響効果を得られる。
さらに今回は高域用に新開発の12mmセラミックピエゾ振動板を採用し、これが音質向上に大きく寄与しているという。
2モデルの大きな違いはウーファーのダイナミック振動板。ヌメロキャトルはベリリウムコーティングを施したものを採用し、ヌメロトロワはPET振動板を搭載している。
もちろん、これまでの初代ドブルベやドブルベ ヌメロドゥも販売を継続する。四兄弟になったドブルベに改めて注目だ。
■B&O PLAYから初のNCイヤホン「BeoPlay H3 ANC Gunmetal」
完実電気ブースでは、B&O PLAYの新モデル「BeoPlay H3 ANC Gunmetal」が左側展示されている。
本機は同ブランド初のノイズキャンセリングモデルで、イヤホン部の外見は「H3」とほとんど変わらない。
コンプライのフォームチップとシリコン製イヤーチップを同梱しており、フィットするサイズを選べば、それだけでも相当の遮音性がある。
さらにユニット部のスイッチを入れてNC機能をONにすると、周囲の騒音が和らぐ。ただし劇的にノイズを抑え込むといった効き方ではなく、あくまで自然なノイズ低減効果という印象。あえてそのような設定にしているのだという。
NC機能は、約2.5時間の充電で最大20時間駆動。もしバッテリーが切れても、パッシブで音楽を再生することができるので安心だ。
価格も29.980円と、通常のH3と比べても価格差は大きくない。スタイリッシュで手頃なノイズキャンセリングイヤホンを探している方は要注目のモデルといえる。
■AURISONICSのBRAVOシリーズ
完実電気が取り扱う米AURISONICSは、9月に発売したばかりの新イヤホンシリーズ“BRAVO”シリーズ4機種を中心にした展示を行っている。
BRAVOシリーズは上から「HARMONY-GOLD」「FORTE-RED」「KICKER-GUNMETAL」「EVA-BLUE」というラインナップ。今回はパッケージも公開された。
“BRAVO”シリーズは独自の9.25mmダイナミックドライバーを搭載するカナル型イヤホンで、シングルドライバー機とハイブリッド機を用意。いずれも筐体は3Dプリンターで製造しており、ユニバーサルモデルながらカスタムIEMのような高いフィット感を目指したことが特徴だ。
■ポーカロ・ラインはアナログプレーヤーを参考出品
完実電気ブースに出展したポーカロ・ラインは、以前のヘッドホン祭でも展示し、フジヤエービックで限定販売していた米MicrosharのUSB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「G3」を展示。この秋から他の店舗でも販売を開始するという。
詳細はこちらのニュースで紹介しているが、小型ながらリニアPCMは384kHz/32ビット、DSDはDSD256(11.2MHz)まで対応しているハイスペックな製品。ヘッドホンアンプ部についてもこだわっており、独自の回路を開発。12ステージにも及ぶ回路で、最終段はキャパシターを使わない仕様としている。
またポーカロ・ラインは、香港VOXOAブランドのアナログレコードプレーヤー「T50」を参考出展。「まだ日本で販売するか決めていない」という製品で、発売日や価格などは未定だ。
フルオートのアナログプレーヤーで、USB出力機能を備える。仕上げはグロッシーなピアノフィニッシュで、カートリッジはAT3600Lを採用しているが、交換も可能だ。
■ラディウス“ドブルベ”に新モデルが登場
ラディウスは、高級イヤホンシリーズ“W(ドブルベ)”に、ハイレゾ対応の「ヌメロキャトル」「ヌメロトロワ」2機種を投入。11月下旬に発売する。
ドブルベシリーズは、2009年に第一弾モデル「HP-TWF11R」が登場(関連ニュース)。その高い完成度を受けて瞬く間に人気モデルとなり、2011年には「弐号機」として位置づけた「W n°2」(ドブルベ ヌメロドゥ)が発売された(関連ニュース)。シリーズとしては6年の歴史を持ち、イヤホンとしてはロングセラーシリーズとなっている。
当時は2万円台の製品でも高額モデルというふうに見る向きが多かったが、その後さらに高額なモデルが増えていった。そんな中、約5年ぶりに登場する製品が「ヌメロキャトル」「ヌメロトロワ」の2製品だ。
2モデルとも、既存のドブルベでもおなじみの、同社独自の「DDM方式ドライバー」を搭載する。DDM方式は中低音域と高音域2つの音を独立した振動板に振り分けて同軸上に配列させる仕組み。ドライバー1つ分のスペースでデュアルドライバーを超える音響効果を得られる。
さらに今回は高域用に新開発の12mmセラミックピエゾ振動板を採用し、これが音質向上に大きく寄与しているという。
2モデルの大きな違いはウーファーのダイナミック振動板。ヌメロキャトルはベリリウムコーティングを施したものを採用し、ヌメロトロワはPET振動板を搭載している。
もちろん、これまでの初代ドブルベやドブルベ ヌメロドゥも販売を継続する。四兄弟になったドブルベに改めて注目だ。
■B&O PLAYから初のNCイヤホン「BeoPlay H3 ANC Gunmetal」
完実電気ブースでは、B&O PLAYの新モデル「BeoPlay H3 ANC Gunmetal」が左側展示されている。
本機は同ブランド初のノイズキャンセリングモデルで、イヤホン部の外見は「H3」とほとんど変わらない。
コンプライのフォームチップとシリコン製イヤーチップを同梱しており、フィットするサイズを選べば、それだけでも相当の遮音性がある。
さらにユニット部のスイッチを入れてNC機能をONにすると、周囲の騒音が和らぐ。ただし劇的にノイズを抑え込むといった効き方ではなく、あくまで自然なノイズ低減効果という印象。あえてそのような設定にしているのだという。
NC機能は、約2.5時間の充電で最大20時間駆動。もしバッテリーが切れても、パッシブで音楽を再生することができるので安心だ。
価格も29.980円と、通常のH3と比べても価格差は大きくない。スタイリッシュで手頃なノイズキャンセリングイヤホンを探している方は要注目のモデルといえる。
■AURISONICSのBRAVOシリーズ
完実電気が取り扱う米AURISONICSは、9月に発売したばかりの新イヤホンシリーズ“BRAVO”シリーズ4機種を中心にした展示を行っている。
BRAVOシリーズは上から「HARMONY-GOLD」「FORTE-RED」「KICKER-GUNMETAL」「EVA-BLUE」というラインナップ。今回はパッケージも公開された。
“BRAVO”シリーズは独自の9.25mmダイナミックドライバーを搭載するカナル型イヤホンで、シングルドライバー機とハイブリッド機を用意。いずれも筐体は3Dプリンターで製造しており、ユニバーサルモデルながらカスタムIEMのような高いフィット感を目指したことが特徴だ。
■ポーカロ・ラインはアナログプレーヤーを参考出品
完実電気ブースに出展したポーカロ・ラインは、以前のヘッドホン祭でも展示し、フジヤエービックで限定販売していた米MicrosharのUSB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「G3」を展示。この秋から他の店舗でも販売を開始するという。
詳細はこちらのニュースで紹介しているが、小型ながらリニアPCMは384kHz/32ビット、DSDはDSD256(11.2MHz)まで対応しているハイスペックな製品。ヘッドホンアンプ部についてもこだわっており、独自の回路を開発。12ステージにも及ぶ回路で、最終段はキャパシターを使わない仕様としている。
またポーカロ・ラインは、香港VOXOAブランドのアナログレコードプレーヤー「T50」を参考出展。「まだ日本で販売するか決めていない」という製品で、発売日や価格などは未定だ。
フルオートのアナログプレーヤーで、USB出力機能を備える。仕上げはグロッシーなピアノフィニッシュで、カートリッジはAT3600Lを採用しているが、交換も可能だ。