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4Kビデオカメラやデジカメも

<CES>パナソニック、4K有機ELテレビやUltra HD Blu-rayプレーヤーを初披露

公開日 2016/01/06 05:48 編集部:風間雄介/小澤貴信
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パナソニックは2016 International CESのプレスカンファレンスを開催した。Technicsの新製品については別項でお伝えしているが、ここではオーディオビジュアル関連の新製品について紹介していこう。

4K有機ELテレビを北米で初披露

まずテレビについては、欧州市場に引き続き、北米市場でも4K有機テレビ「CZ950シリーズ」が披露された。 ※初出時、米国で発売予定と書きましたが、これは「米国で初披露」の誤りでした。お詫びして訂正致します

4K有機ELテレビ

パナソニックの、ハリウッドスタジオとの深いつながりを活かし、オブリビオンなどを手がけたカラリスト、MIKE SOWA氏の意見も取り入れて開発。スタジオマスターレベルの画質を目指した。

そのほか同社は、欧州向けモデルとして、DX900シリーズという4K液晶テレビのトップエンド機も紹介。本機は現地時間5日にUHD Allianceが発表した「ULTRA HD プレミアム」ロゴを取得したモデルとなる。こちらも「スタジオマスターUHD」と紹介されており、画質に注力したモデルとなる。

Ultra HD Blu-ray プレーヤーも北米投入

DX900シリーズ

カンファレンスの中では、Ultra HD Blu-ray プレーヤーを発売予定であることもアナウンスされた。モデル名や発売時期、価格等は明らかになっていない。

プレーヤーはTHXのロゴも取得している。フロントパネル部の形状は、日本ですでに発売しているDMR-UBZ1に似ているが、天板はUBZ1に比べ薄く、サイドパネルもUBZ1に比べてコストを抑えているように見受けられる。詳報はブース取材などでお伝えしたい。

Ultra HD Blu-ray プレーヤー

4Kビデオカメラ「HC-WXF991」「HC-VX981」

4Kビデオカメラも新モデル「HC-WXF991」「HC-VX981」が発表された。日本でもおなじみの「4K PHOTO」モードを装備し、4K動画から好きな場面を静止画して保存できる。

また4Kの解像度を活かし、フルHDで映像の一部をクロップすることで、ズームやパンニング、トラッキングやスタビライジングなどの効果を実現できる。

4Kビデオカメラ「HC-WXF991」

上位機のWXF991は、ビューファインダーのチルトとが可能なほか、スロー&クイックやスローズーム、ドリーズームなどの映画ライクな映像表現が可能となっている。

そのほかデジカメでは、4K動画撮影対応のコンデジ“LUMIX”「DMC-ZS100」を発表した。1インチセンサーを搭載し、光学10倍ズームを実現しながら、小型ボディを実現したモデル。レンズにはF2.8-5.9のLEICA DCを搭載し、35ミリ換算で25-250mm相当の焦点距離を実現している。また、後からフォーカスを決められる同社独自の機能も備えている。

4K動画撮影は、30fps/24fpsで行える。そのほか、1,920×1,080/60fpsの動画撮影も可能だ。

4K動画撮影対応のコンデジ“LUMIX”「DMC-ZS100」

本機は3月発売予定で、価格は699.99ドル程度を見込む。

カーインフォテインメントやスマートホーム/シティも積極展開

CESで開催されたプレスカンファレンスの冒頭では、PANASONIC NORTH AMERICAのCEO兼ChairmanであるJIM REILLY氏が登場。パナソニックが今後、スマートシティやスマートホーム、カーインフォテンイメント、デジタルサイネージなどの領域にいっそう注力していくことを語った。

PANASONIC NORTH AMERICAのCEO兼ChairmanであるJIM REILLY氏

冒頭で言及されたカーインフォテインメント領域では、コンテンツ配信プラットフォーム「OneConnect by Panasonic」を発表した。OneConnectはもともとパナソニック傘下のインターネットラジオ「Aupeo!」の配信プラットフォームだったが、今後は自動車メーカーをはじめとする様々なブランド、コンテンツホルダーなどが、様々な情報やサービスをドライバーに提供することができるプラットフォームとして展開していく。

カーインフォテインメント関連ではOneConnectを発表

スマートシティとスマートホームに関しては、カンファレンス全体を通して特にプレゼンテーションに時間が割かれた。スマートシティについては「CITY NOW」という名称を設け、交通や公共サービス、医療から住宅までのソリューションをパナソニックの技術で連携・統合していくとのこと。また、デンバー市で実際にこの「CITY NOW」を展開していくという。

CITY NOWで協力するデンバー市の市長も登場

「CITY NOW」のロゴマーク

スマートホームについては、ソフトウェアプラットフォーム「ÔRA」を発表した。アメリカの一般的な住宅には100以上のインターネット接続可能な末端があるとして、これらを強力なソフトウェアプラットフォームの元に統合。照明や空調、セキュリティー、省エネ、エンターテインメントなどをし、アプリで集中的にコントロールしていく。

「ÔRA」の展開イメージ

また、パナソニックがFacebook社と連携して、光ディスクを用いたデータセンター用アーカイブシステム「freeze-ray」を開発したことも発表された。光ディスクシステムの特性である長寿命性やドライブの後方互換性などを活かして、データの保護とコスト削減を両立したストレージを提供していくという。

facebookと協力して開発されたfreeze-rayも紹介

また、BtoB向けの高耐久性を特徴としたWindowsタブレット「Toughpad」の12.5インチモデル「FZ-Q1」も発表された。着脱可能なキーボードも付属する。

「Toughpad」の12.5インチモデル「FZ-Q1」も発表


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