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有機ELと液晶の2ライン体勢をアピール

<CES>LGブースレポート:ハイエンド4K有機ELや‘16年発売予定の8K液晶を出展

公開日 2016/01/07 20:34 編集部:小澤貴信
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現地時間6日より米ラスベガスにて開幕した「2016 International CES」。本記事ではLG Electronicsのブースの模様を、オーディオビジュアル関連製品を中心にお伝えしていきたい。

LGのブース

ディスプレイを組み合わせた大型展示を用意

ハイエンド4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE」

同社の有機ELテレビ“OLED TV”を大々的に展開した同社ブースにおいて、主役となったのは前日のプレスカンファレンスで発表された4K有機ELテレビのハイエンドモデル「LG SIGNATURE」(関連ニュース)だ。画面サイズは77インチと65インチが展示されていた。

「LG SIGNATURE」

本機は“Picture on Glass”デザインを採用し、画面部の厚さを2.57mmとした。会場に入ると、まずはその薄さをアピールするデモが目に入る。

本機の画質面の特徴はHDR対応の強化で、「HDR 10」および「ドルビービジョン」にも対応した。会場ではそのHDR性能に加えて、広視野角、黒再現性、色再現性などの性能もアピールしていた。

ガラス板と並べて薄さをアピール

HDRによる新旧モデルの比較デモ

中でも最も強調されていたのはやはりHDRだ。NASAが手がけるテレビチャンネル「NASA TV」が作成した、ドルビービジョンによるHDRコンテンツの再生では、従来モデルとの比較も実施。ATSC3.0規格によるライブ放送やストリーミング、YouTubeによるHDRコンテンツ再生や、ドルビービジョンを用いた映画コンテンツの再生も行われていた。

ドルビービジョンも積極的にアピールされていた



2016年発売予定の98インチの8K液晶テレビが登場

有機ELテレビと共に、同社の4K液晶テレビのラインナップ“Super UHD TV”も出展された。中でも注目を集めたのは98インチの8K液晶テレビで、2016年下半期の発売を予定している(関連ニュース)。4KモデルについてはIPS液晶を採用した85インチ、75インチ、65インチの3サイズが展開されていた。

2016年発売予定の98インチの8K液晶テレビ


IPS液晶パネルによる“Super UHD TV”

Magic Zoomのデモ
また「Web OS 3.0」によるスマートテレビ機能のデモも実施。ユニークだったのは再生中のコンテンツの一部分を切り出して拡大表示するMagic Zoomで、切り出した一部分を全画面表示する“ラージズーム”と、円形ワイプに拡大した部分を表示する“フォーカスズーム”が可能となっている。



映像関連では、小型プロジェクターも出展。「PF1000U」は、38cmの投写距離で100インチを投写できる短焦点モデルで、Bluetoothによるオーディオ再生も可能だ。

PF1000U

サウンド関連では、サウンドバーやマルチルームスピーカーが登場。「SH6」は独自のサウンド補正技術によりサブウーファーレスでの重低音再生を実現。ワイヤレスによるサテライトスピーカーも備える。マルチルームスピーカー“MUSIC flow”シリーズは、Wi-FiとBluetoothを内蔵。Google Castにも対応している。重低音スピーカー「XBOOM」を使った大音量のDJプレイも会場内で行われていた。

「SH6」

“MUSIC flow”シリーズ


「XBOOM」でDJプレイを披露

4Kスマートフォン「LG V10」も大きく取り上げられていた。4K撮影機能の体験コーナーや、32bit DAC搭載によるヘッドホンの音質をポタアンと比較して試せる試聴ブースが用意されていた。

「LG V10」

4K動画撮影の体験コーナー


こちらは他社スマホやポタアンとヘッドホン出力の音質を比較できるコーナー

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