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折原一也がレポート

<IFA>湾曲/直下型/4K有機EL - テレビの最新トレンドと画質インプレッション総まとめ

公開日 2014/09/08 12:24 折原一也
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9月5日よりドイツ・ベルリンにて、欧州最大の家電ショー「IFA 2014」が開催されている。ショーがカバーする分野はスマートフォン、オーディオから白物家電までと多岐に渡るが、4Kを中心とした高画質ディスプレイの出展とトレンドをレポートしていこう。

■“湾曲型”はテレビの新たなトレンドとなるか

映像機器のトレンドの一つが、薄型テレビの画面を湾曲させている「カーブド(湾曲型)」4Kテレビだ。昨年来繰り返しプロトタイプのデモ展示が行われ、欧米ではサムスン・LGらの製品が店頭に並んでいる。今回の会場でも、サムスン・LGら韓国勢がカーブド型を流行らせようとデモ攻勢を仕掛けていることもあり、来場者の注目を集めている。

メディア関係者から映像関連で最も話題になっていたのが「カーブド型」

湾曲型のアピールで一番の牽引役となっているのは、今回からメッセ・ベルリンの敷地内に新設された「City Cube」に広大な展示スペースを設けた韓サムスン電子だ。サムスンはプレスカンファレンスでも21対9のアスペクトで110型、解像度5,120×2,160ドットの湾曲型 “5K” 液晶テレビを発表した。

サムスンはプレスカンファレンスで「CURVED UHD TV」をアピール

湾曲型のメリットを改めて説明すると、テレビの前の中心位置で視聴する場合、画面中央までの距離と隅までの距離が均一になり、また包み込まれるような臨場感が得られることにある。もちろん、画面中央から外れた位置から視聴する際には違和感が出るため万能ではないが、未来的なフォルムの薄型TVとして来場者からの関心が高いことは事実だ。

■各社の湾曲型テレビの違いは?

湾曲の度合いについては、サムスンは半径4,200ミリの円弧と業界内でも最も急なカーブを描いたモデル群を展開。最大サイズの105型の5Kモデルは「Bendable」(=可動式)で、フラット型とリモコン操作で切り替えられる設計だ。

105型で「Bendable」(可動式)仕様のサムスンのTV

また、同社は他に78/65型のサイズを展開。試作機の展示を行っていた55型のOLED(有機EL)もカーブド型だ。サウンドバーも湾曲型に揃えたデザインで展開する。

サムスンは展示ブースのほとんどのTVを湾曲型に

次ページ4Kの隆盛で直下型バックライトに再び脚光が集まる

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