折原一也がレポート
<CES>HDRテレビが続々登場! CES 2016で見た高画質化技術を総まとめ
「HDR元年」−−CESの映像トレンドを総括するのに、これほどふさわしい言葉はない。Ultra HD Allianceによるプレスカンファレンスに始まり、各社からHDR対応テレビが相次ぎ発表・出展された、CES 2016の画質関連の総まとめをお届けする。
まずはUltra HD Allianceによる、4K/HDR時代のテレビの基準を定めた「ULTRA HD プレミアム」規格の発表だ。
ポイントとなるのが、薄型テレビの輝度スペックとして「最高輝度1,000nitsかつ黒輝度0.05nits以下」もしくは「最高輝度540nitsかつ黒輝度0.0005nits以下」という基準が設けられたこと。
前者の1000nits以上は液晶テレビ向け、後者の540nit以上のスペックは主に有機ELテレビ向けのスペック。特に液晶テレビの1,000nitsというスペックは、2015年に発売された液晶テレビの大多数が500nits程度以下のスペックしか持たず、クリアできるのはソニーのX9400Cや東芝Z20X程度では…というほど要求水準が高い。
CESの会場には、そんな基準をクリアするテレビが各社から出展されていた。「ULTRA HD プレミアム」が4K/HDR時代の薄型テレビの画質基準として、実際に機能し始めている。
「ULTRA HD プレミアム」対応テレビの代表格と呼べるのがパナソニックのDX900シリーズ(関連記事1、2)。
65型と58型で展開し、直下型LEDを従来の128個から約4倍に増やし1,000nitsを確保。スペックをクリアしたのみならず、4K/HDR時代の業務用マスターも似たー、ソニー「BVM-X300」に極めて近い表示特性まで確保する、マスモニ級の高画質モデルだ。
ラインナップとしては同社VIERAの最上位という位置づけなので、65型でも50万円クラスの価格レンジとなる見込み。市場で価格がこなれてくるだろうから、いきなり大本命が登場した感がある。
まずはUltra HD Allianceによる、4K/HDR時代のテレビの基準を定めた「ULTRA HD プレミアム」規格の発表だ。
ポイントとなるのが、薄型テレビの輝度スペックとして「最高輝度1,000nitsかつ黒輝度0.05nits以下」もしくは「最高輝度540nitsかつ黒輝度0.0005nits以下」という基準が設けられたこと。
前者の1000nits以上は液晶テレビ向け、後者の540nit以上のスペックは主に有機ELテレビ向けのスペック。特に液晶テレビの1,000nitsというスペックは、2015年に発売された液晶テレビの大多数が500nits程度以下のスペックしか持たず、クリアできるのはソニーのX9400Cや東芝Z20X程度では…というほど要求水準が高い。
CESの会場には、そんな基準をクリアするテレビが各社から出展されていた。「ULTRA HD プレミアム」が4K/HDR時代の薄型テレビの画質基準として、実際に機能し始めている。
「ULTRA HD プレミアム」対応テレビの代表格と呼べるのがパナソニックのDX900シリーズ(関連記事1、2)。
65型と58型で展開し、直下型LEDを従来の128個から約4倍に増やし1,000nitsを確保。スペックをクリアしたのみならず、4K/HDR時代の業務用マスターも似たー、ソニー「BVM-X300」に極めて近い表示特性まで確保する、マスモニ級の高画質モデルだ。
ラインナップとしては同社VIERAの最上位という位置づけなので、65型でも50万円クラスの価格レンジとなる見込み。市場で価格がこなれてくるだろうから、いきなり大本命が登場した感がある。