HOME > ニュース > ソニー、“世界初”1.0型積層型CMOS搭載の業務用4Kカムコーダー「PXW-Z150」

XAVC Long GOP記録対応

ソニー、“世界初”1.0型積層型CMOS搭載の業務用4Kカムコーダー「PXW-Z150」

公開日 2016/02/24 19:12 編集部:伊藤 麻衣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、世界初(同社調べ)の積層型CMOSセンサーを搭載した業務用4K対応XDAMメモリーカムコーダー「PXW-Z150」を、3月下旬に発売する。価格は400,000円(税抜)。

PXW-Z150

本機は、有効画素数約1,420万画素の1.0型積層型CMOSセンサーExmor RS(エクスモア アールエス)を搭載したことが特徴の業務用カムコーダー。従来は画素領域の横に配置されていた伝送回路を、センサーの背面に配置する独自の積層型構造により大型化。高速読み出しを実現した。

約2,000万画素のセンサーからの全画素読み出しによる4K記録が可能で、記録形式は、4K(3,840×2,160)30p/24p記録が可能なXAVC Long GOP、放送局などで多くの採用実績を持つMPEG HD422/420、ビットレートを抑えたAVCHDをサポートする。

レンズ部には非球面レンズやED(特殊分散)ガラスを採用。焦点距離は9.3〜111.6mmで、開放F値はF2.8〜4.5。広角29mmから超望遠348mm(35mm判換算)をサポートする。ズームは光学ズーム12倍、全画素超解像ズーム18倍(4K)/24倍(HD)、デジタルエクステンダー機能で最大48倍に対応する。また、フォーカス/ズーム/アイリスの3つのリングを備え、マニュアル操作時の操作性を高めている。

積層型センサーによる高速読み出し特性をいかした、フルHD 120コマ/秒のハイフレームレート撮影に加え、記録フレームレートが30p時に4倍、24p時に5倍のスローモーション映像の撮影も可能だ。また、1.0型の大型センサーにより高感度・低ノイズを実現したという。

メモリーカードスロットを2基搭載し、2枚のメモリーカードを同時にREC ON/OFFしたり、1枚はREC ON/OFFしながら、もう1枚はREC ON状態を継続するなど、充実したバックアップ記録機能を備える。また、AスロットのメモリーカードからBスロットのメモリーカードへ連続記録できるリレー記録機能による長時間記録にも対応している。

インターフェースには3G SDI、HDMI、REMOTE端子、マルチ・マイクロUSB端子、XLR、RCA、3.5mmステレオミニなどを装備。

Wi-FiとNFC機能に対応しており、スマホやタブレットと接続してストリーミングやファイル転送ができる。モバイル端末にアプリContent Browser Mobileをインストールすれば、「撮影前のアングル確認」「録画中のモニタリング」「カメラのリモコン操作」にも対応する。また、動画や音声などが途切れないよう通信帯域を確保するソニー独自のQoS(Quality of Services)機能にもファームアップで対応予定となっている。

本体サイズは約171.3W×187.8H×371.3Dmm、質量は約1,895g(本体のみ)。

【問い合わせ先】
ソニービジネスソリューション(株) 業務用商品相談窓口
TEL/0120-788-333
TEL/050-3754-9550(携帯電話・PHS・一部IP電話)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック