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韓国でも熱を帯びるヘッドホン文化

注目製品多数! 韓国のオーディオ&ヘッドホンイベント「SSK」取材レポート!

公開日 2017/11/29 19:47 SP DIVISION:塚田真由子
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ヘッドホンでは、SENNHEISERやSHURE、BEYERDYNAMIC、FOSTEX、ZERO AUDIOなどの日本ではお馴染みのブランドをはじめ、WestoneやJH AUDIO、FENDER、64 AUDIOなどのイヤーモニターブランドも多数出展。SHUREの「SE215 Special Edition Wireless」や、SENNHEISER「IE 80 S」、FOSTEX「T60RP」など、日本でも話題の最新ヘッドホンが試聴できるようになっていた。

もっとも大きな会場となる円形ホールの様子

以下からは会場で見つけた気になる韓国ヘッドホンブランドをまとめてご紹介する。


<PHIATON>

PHIATONブースの様子。飛行機の騒音を再生し、ノイズキャンセリング効果を試せるようになっていた

まずは、円形ホールにて出展していたPHIATON(フィアトン)。かつては日本市場でも流通していたことで知られており、オーディオ機器の生産で長年の実績を持つクレシン社が2008年に立ち上げたヘッドホンブランドだ。

同社はバランスド・アーマチュア型ドライバーの開発までも自社で行う稀有なメーカー。現在はBluetoothヘッドホンが主力カテゴリーだという。デザインにもこだわっており、数々の製品でプロダクトデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」や「iFデザイン賞」を受賞している。

最近は「BIGBANG」などを手がけたサウンド・プロデューサー、TEDDYとのコラボレーションモデル、Bluetoothヘッドホン「BT 460」がヒットしたという。

著名なプロデューサー、TEDDYとのコラボモデル「BT 460」。タッチセンサーをハウジングに搭載し、音量調整や選曲などが直感的に行うことができる


<EARNINE>

同じく円形ホールにて出展していた「EARNiNE(イヤーナイン)」は気鋭の韓国イヤホンブランド。過去培ってきた光ピックアップの高度な3軸同時制御技術を活用し、バランスド・アーマチュア型ドライバーの開発・製造も行っているという。

「EARNiNE」の製造元であるTSSTのセールス&マーケティングチームのディレクター、コ・ソンキュン氏

ブースではBAドライバー1基搭載イヤホン「EN120」のほか、日本では未発売の「EN210」を展示していた。

BAドライバーを2基搭載する「EN210」。フルレンジ1基とウーファー1基という構成だ。澄んだ中低域が特長だという


<MobiFren>

韓国南西部亀尾(クミ)市に本拠を構えるブランド「MobiFren(モビフレン)」も注目を集めていた。サムソンのスマートフォンのOEMメーカーとして2002年に立ち上げられ、ヘッドホン事業を手がけるようになったのは2016年のこと。

予想実売価格約93万ウォンのBluetoothイヤホン「MFB-C7200」を参考出品。筐体には医療用にも用いられるステンレススティール「SUS316」を採用、またケーブルにはクロームコーティングを施したプレミアムモデルだ

取材に応じてくれたマーケティングマネージャーのJiwon Seok氏によると、全商品がBluetooth製品で、企画から生産まで自社で一貫して行なっているという。

「これまで蓄積してきた『MSTS(MobiFren Sound Tuning System)』と呼ばれる独自技術を持っており、音質には非常にこだわりを持って開発しています」(Jiwon Seok氏)。

MobiFrenはアプリの開発にも注力しており、一部のBluetooth製品と組み合わせて使用できる「MobiFren SM」アプリの機能の豊富さには驚かされた。歩数や歩行距離を計数してカロリー消費量などを測定してくれる「Mobi Health」、よく電話をかける相手を登録しておくと音量ボタンを2回押すだけで電話をかけられる「Hot Call」機能、音声読み上げ機能、イコライザー機能などを備える。

アプリ「MobiFren SM」では、韓国で著名な作曲家、ドン・スパイク氏とチューニングしたイコライザーで音質の調整が簡単に行える。「Bass Boost」「Cinema Music Mode」など7つのモードを切り替えることができる

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