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韓国でも熱を帯びるヘッドホン文化

注目製品多数! 韓国のオーディオ&ヘッドホンイベント「SSK」取材レポート!

公開日 2017/11/29 19:47 SP DIVISION:塚田真由子
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<opus>

The BITのオーディオブランド「audio-opus」では、韓国で12月発売予定のハイレゾプレーヤーの新製品「opus#1S」を参考出品していた。エントリーモデル「opus#1」のDACチップCS4398をCS43198へ変更したモデルで、価格については「opus#1」と同程度を予定しているのこと。

audio-opusでは「opus#1S」を参考展示

これまでエントリーモデル「opus#1」、フラグシップ「opus#2」、ミドルレンジ「opus#3」と製品を出してきたaudio-opus。ユニークなのは#1から#3までの製品はモデルの上位下位を示すものではなく、DACチップの違いを表しているのだという。

「opus#1」はCirus Logicの「CS4398」、「opus#2」はESSの「ES9018K2M」、「opus#3」はBurr-Brownの「PCM1729A」を採用。セールスチーム部長のSeo Jongwon氏によると、DACの性質を大切にしたチューニングをしているそうで、「余計なものは何も足さない」のがモットーだという。

取材に応じてくれたaudio-opusのSeo Jongwon氏


<UCOTECH>

韓国のイヤホンブランド「UCOTECH(ユコテック)」では、ハウジングに銅を採用したオープン型イヤホンプロトタイプを参考出品していた。音域によって振動板をわけた14.8mm径の「ダブルドーム振動板」を採用しているという。

「UCOTECH」ブースではハウジングに銅を用いたオープン型イヤホンのプロトタイプを出品

「UCOTECH」ブースの様子


■Hi-Fiオーディオブランドも多数出展

韓国以外のブランドでは、香港のイヤホンブランド「Acoustune」のブースには4つの試作品が展示されていた。

日本で既に発売されている「HS1501」「HS1551」(1500シリーズ)の筐体を使用して作成したプロトタイプだそうで、「1600シリーズ」としての製品化を予定しているという。音響チャンバーに真鍮を用いた「HS1651」とアルミを用いた「HS1601」の2モデルで、それぞれチューニングの異なるバージョンを展示していた。

音響チャンバーに真鍮を用いた「HS1601」(写真左上と右上)と、アルミを用いた「HS1651」(写真左下と右下)。さらにはカスタムIEMの試作品(写真中央上)もお目見え

また、「ポタフェス2017冬」で発表予定の「HS1503 AL」も参考展示。さらには、カスタムIEMの試作品も展示していた。

「ポタフェス2017冬」で発表予定の「HS1503 AL」を手にするAcoutune開発ディレクターの三枝丈記氏

そして、Hi-Fiオーディオや調音パネルメーカーが多数出展しているのもこのイベントの特徴だ。TANNOYやHarbeth、FOCAL、ELAC、CAMBRIDGEなど、日本でも人気の高いオーディオブランドが出展していた。また、TADブランドはこの度、韓国で初めて導入されたそうで、ブースでは「TAD Reference One」がスケールの大きな音を聴かせていた。

日本でもおなじみのHi-Fiオーディオブランドを展示するブースの様子

TADブースではReferenceシリーズの「TAD Reference One」が試聴できるようになっていた

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