国内外のバリエーション豊かな製品が集合
<ポタフェス>STAX、屋外で使える “密閉カバー” 製品版を展示/プロオーディオブランドのMACKIEが初出展
東京・秋葉原にて、12月15日から16日にかけて、国内外190ブランドが集結するイヤホン・ヘッドホンの祭典「ポータブルオーディオフェスティバル2018冬」が開催されている。本記事では、STAX/音響特機/SATOLEX/エム・エス・シー/Mother Audio/パイオニアブースの模様をお伝えする。
●STAX
STAXは、12月13日に発売したばかりの同社静電型イヤースピーカー用密閉カバー/イヤーピースセット「CES-A1」を出展した(関連ニュース)。
これまでイベントで数回に渡り試作機の出展を行ってきたアクセサリーで、「SR-003MK2」「SR-002」など小型タイプのイヤースピーカーに取り付けることで遮音性を高め、屋外のリスニングにも適応させるもの。遮音カバーは樹脂製で簡単に着脱ができ、密閉化による音質変化を抑えるよう設計したという。
また、同じく12月13日に発売した同社創立80周年を記念した静電型イヤースピーカー「SR-009 BK」(関連ニュース)については、国内販売分がほぼ完売。国外出荷分の一部を国内に戻すことも検討しているという。
●音響特機
音響特機は、米MACKIEブランドのヘッドホン/イヤホンを展示した。MACKIEはこれまでミキサーやステージ向けのパワードスピーカー、モニタースピーカーなどプロ向けオーディオ機材を販売してきたブランドだが、今年1月に初のイヤホンを発表(関連ニュース)。同社がコンシューマー向けオーディオイベントに出展するのも、今回が初めてになるという。
イヤホンは、MMCXによるケーブル交換にも対応したイヤーモニタータイプの「MP-240」「MP-220」「MP-120」、より手頃な価格でカジュアルなユーザー層を想定した「CR-Buds+」「CR-Buds」の5モデルを展開。ヘッドホンは低音重視でDJ向けの「MC-150」、フラットバランスでモニタリング用途向けの「MC-250」をラインナップしている。
●SATOLEX
SATOLEXは、これまで自社開発を行ってきたヘッドホン/イヤホンの試聴会を開催。手頃な価格と日本製にこだわるハイレゾ対応イヤホン「DH298-A1“Tubomi”」や、その筐体材質を変えたバリエーションモデル、耳掛けタイプの上位モデル「DH303-A1“Tsumuri”」、ヘッドホン「DH297-A1DR」等が試聴できる。
また、開発中の“Tubomi”USB Type-C接続タイプも参考出展し、手持ちのスマートフォンなどと接続して試聴が可能。これまでイベントで出展していたものからDACチップを変更し、音質向上を図っているという。
●エム・エス・シー
エム・エス・シーは、自社ブランドM-SOUNDSの完全ワイヤレスイヤホンと、同社が流通に携わっているロジクールJaybirdブランドのBluetoothイヤホンを出展した。M-SOUNDSからは、4gの軽量さがポイントの「MS-TW1」と、その上位モデルでBluetoothのバージョンアップや防汗設計、片側だけ紛失しても安価に再購入できる「あんしん補償サービス」などを追加した「MS-TW2P」の2モデルを出展。どちらも完全ワイヤレスとしては手頃な価格設定で注目されていた。
Jaybirdでは今年からスタートした新ライン「TARAH PRO」「TARAH」、従来モデルの後継機「X4」の3製品を出展。いずれも防水対応で、ジェルを充填した独自のイヤーピース「イヤージェル」が付属する。同社スタッフに尋ねてみたところ、初めてブランドに触れる来場者はTARAHシリーズ、既にJaybirdブランドに馴染みのある来場者は、従来モデルの系譜を継ぐX4に興味を持つ方が多いという。
●Mother Audio
北日本音響株式会社は、約40年のスピーカー開発/製造業務で培ったノウハウを投入した自社ブランド・Mother Audioを出展している。
現在のラインナップは、ジルコニウムベースの“液体合金金属”ハウジングとベリリウム振動板を採用するフラグシップ「ME8」、真鍮ハウジングのスタンダードモデル「ME5」、ステンレスハウジングのエントリーモデル「ME3」の3モデル。中でも、上位モデルで得た知見を活かしながら価格を抑えたME3が、最も人気があるという。
同社スタッフによれば新製品の開発も進行中で、イヤホン/バランスケーブル/ワイヤレスの3ジャンルを計画しているとのことだ。
●パイオニア
パイオニアは、ハイレゾ対応のワイヤレスオーディオシステム「Stellanova」を出展。専用スマートフォンアプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」のアップデートで追加された新機能の紹介や、試聴後の感想をSNSに投稿すると抽選でプレゼントがもらえるキャンペーンを開催している。
「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」では、本体形状と同じ五角形をかたどった独自のイコライザー設定画面や、楽曲ごとのイコライザー設定、ローカルライブラリ/外部ストレージなどを問わない楽曲レーティング毎再生などが利用可能。11月29日に配信開始した最新バージョンからは、アプリからのレーティング変更/レーティング毎のプレイリスト作成機能や、再生画面からワンボタンで再生中の楽曲やアーティストの情報を検索する機能などが加わった。
●audio-opus
audio-opusは、同社取り扱いのポータブルオーディオプレーヤーを出展。参考出展として、新しいフラグシップモデルとして開発中の「OPUS #4」を出展している。価格/発売日は未定。
OPUS #4はDACにAK4497を2基搭載、PCM768kHz/32bit、DSD 11.2MHzネイティブ再生に対応。ディスプレイは5.0型で、ユーザーインターフェースは新設計しているとのこと。また性能は最上位を目指しているが、価格はこれまでの製品同様、可能な限り抑えたいとしていた。
●リアルアシスト
リアルアシスト・ミミソラ事業部は、同社が取り扱うイヤホンブランドKINERAの製品と共に、今後取り扱いを予定しているブランドの参考出展も行っている。
新規ブランドとしては、タッチ操作対応で予価8,000円前後の完全ワイヤレスイヤホン「G1 pro」等を展開するHavit、ダイナミックドライバーが透けて見える独特なハイブリッド型イヤホン「BA-T9」等を展開するUiiSii、KINERAが携わって新たに立ち上げられたというTipsyといったメーカーが紹介されていた。
●伊藤屋国際
伊藤屋国際は、同社が取り扱う多数の国外ブランド製品を出展。DAP、アンプ、イヤホン、リケーブルと製品ジャンルも幅広い。
今月末に19,800円前後で発売を予定する1BA/1DDのハイブリッドイヤホン「Whizzer Kylin A-HE03」をはじめ、価格/発売日調整中の製品も参考出展。DAPが人気のSHANLINGブランドからは、10mmナノコンポジットダイアフラムを採用するというブランド初のイヤホン「ME100」、低価格のハイブリッドイヤホン「KZ ZST」に銀メッキ導体のUSB-Type C接続リケーブルを付属したパッケージ、SoundsGoodブランドのトップエンドモデルとして開発中の純銀ケーブル等が紹介されていた。
●STAX
STAXは、12月13日に発売したばかりの同社静電型イヤースピーカー用密閉カバー/イヤーピースセット「CES-A1」を出展した(関連ニュース)。
これまでイベントで数回に渡り試作機の出展を行ってきたアクセサリーで、「SR-003MK2」「SR-002」など小型タイプのイヤースピーカーに取り付けることで遮音性を高め、屋外のリスニングにも適応させるもの。遮音カバーは樹脂製で簡単に着脱ができ、密閉化による音質変化を抑えるよう設計したという。
また、同じく12月13日に発売した同社創立80周年を記念した静電型イヤースピーカー「SR-009 BK」(関連ニュース)については、国内販売分がほぼ完売。国外出荷分の一部を国内に戻すことも検討しているという。
●音響特機
音響特機は、米MACKIEブランドのヘッドホン/イヤホンを展示した。MACKIEはこれまでミキサーやステージ向けのパワードスピーカー、モニタースピーカーなどプロ向けオーディオ機材を販売してきたブランドだが、今年1月に初のイヤホンを発表(関連ニュース)。同社がコンシューマー向けオーディオイベントに出展するのも、今回が初めてになるという。
イヤホンは、MMCXによるケーブル交換にも対応したイヤーモニタータイプの「MP-240」「MP-220」「MP-120」、より手頃な価格でカジュアルなユーザー層を想定した「CR-Buds+」「CR-Buds」の5モデルを展開。ヘッドホンは低音重視でDJ向けの「MC-150」、フラットバランスでモニタリング用途向けの「MC-250」をラインナップしている。
●SATOLEX
SATOLEXは、これまで自社開発を行ってきたヘッドホン/イヤホンの試聴会を開催。手頃な価格と日本製にこだわるハイレゾ対応イヤホン「DH298-A1“Tubomi”」や、その筐体材質を変えたバリエーションモデル、耳掛けタイプの上位モデル「DH303-A1“Tsumuri”」、ヘッドホン「DH297-A1DR」等が試聴できる。
また、開発中の“Tubomi”USB Type-C接続タイプも参考出展し、手持ちのスマートフォンなどと接続して試聴が可能。これまでイベントで出展していたものからDACチップを変更し、音質向上を図っているという。
●エム・エス・シー
エム・エス・シーは、自社ブランドM-SOUNDSの完全ワイヤレスイヤホンと、同社が流通に携わっているロジクールJaybirdブランドのBluetoothイヤホンを出展した。M-SOUNDSからは、4gの軽量さがポイントの「MS-TW1」と、その上位モデルでBluetoothのバージョンアップや防汗設計、片側だけ紛失しても安価に再購入できる「あんしん補償サービス」などを追加した「MS-TW2P」の2モデルを出展。どちらも完全ワイヤレスとしては手頃な価格設定で注目されていた。
Jaybirdでは今年からスタートした新ライン「TARAH PRO」「TARAH」、従来モデルの後継機「X4」の3製品を出展。いずれも防水対応で、ジェルを充填した独自のイヤーピース「イヤージェル」が付属する。同社スタッフに尋ねてみたところ、初めてブランドに触れる来場者はTARAHシリーズ、既にJaybirdブランドに馴染みのある来場者は、従来モデルの系譜を継ぐX4に興味を持つ方が多いという。
●Mother Audio
北日本音響株式会社は、約40年のスピーカー開発/製造業務で培ったノウハウを投入した自社ブランド・Mother Audioを出展している。
現在のラインナップは、ジルコニウムベースの“液体合金金属”ハウジングとベリリウム振動板を採用するフラグシップ「ME8」、真鍮ハウジングのスタンダードモデル「ME5」、ステンレスハウジングのエントリーモデル「ME3」の3モデル。中でも、上位モデルで得た知見を活かしながら価格を抑えたME3が、最も人気があるという。
同社スタッフによれば新製品の開発も進行中で、イヤホン/バランスケーブル/ワイヤレスの3ジャンルを計画しているとのことだ。
●パイオニア
パイオニアは、ハイレゾ対応のワイヤレスオーディオシステム「Stellanova」を出展。専用スマートフォンアプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」のアップデートで追加された新機能の紹介や、試聴後の感想をSNSに投稿すると抽選でプレゼントがもらえるキャンペーンを開催している。
「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」では、本体形状と同じ五角形をかたどった独自のイコライザー設定画面や、楽曲ごとのイコライザー設定、ローカルライブラリ/外部ストレージなどを問わない楽曲レーティング毎再生などが利用可能。11月29日に配信開始した最新バージョンからは、アプリからのレーティング変更/レーティング毎のプレイリスト作成機能や、再生画面からワンボタンで再生中の楽曲やアーティストの情報を検索する機能などが加わった。
●audio-opus
audio-opusは、同社取り扱いのポータブルオーディオプレーヤーを出展。参考出展として、新しいフラグシップモデルとして開発中の「OPUS #4」を出展している。価格/発売日は未定。
OPUS #4はDACにAK4497を2基搭載、PCM768kHz/32bit、DSD 11.2MHzネイティブ再生に対応。ディスプレイは5.0型で、ユーザーインターフェースは新設計しているとのこと。また性能は最上位を目指しているが、価格はこれまでの製品同様、可能な限り抑えたいとしていた。
●リアルアシスト
リアルアシスト・ミミソラ事業部は、同社が取り扱うイヤホンブランドKINERAの製品と共に、今後取り扱いを予定しているブランドの参考出展も行っている。
新規ブランドとしては、タッチ操作対応で予価8,000円前後の完全ワイヤレスイヤホン「G1 pro」等を展開するHavit、ダイナミックドライバーが透けて見える独特なハイブリッド型イヤホン「BA-T9」等を展開するUiiSii、KINERAが携わって新たに立ち上げられたというTipsyといったメーカーが紹介されていた。
●伊藤屋国際
伊藤屋国際は、同社が取り扱う多数の国外ブランド製品を出展。DAP、アンプ、イヤホン、リケーブルと製品ジャンルも幅広い。
今月末に19,800円前後で発売を予定する1BA/1DDのハイブリッドイヤホン「Whizzer Kylin A-HE03」をはじめ、価格/発売日調整中の製品も参考出展。DAPが人気のSHANLINGブランドからは、10mmナノコンポジットダイアフラムを採用するというブランド初のイヤホン「ME100」、低価格のハイブリッドイヤホン「KZ ZST」に銀メッキ導体のUSB-Type C接続リケーブルを付属したパッケージ、SoundsGoodブランドのトップエンドモデルとして開発中の純銀ケーブル等が紹介されていた。