HOME > ニュース > Qualcomm、ドルビーアトモス/DTS:Xや32ch処理に対応したAIエンジン搭載チップ「QCS400シリーズ」

AVアンプやスマートスピーカー向け

Qualcomm、ドルビーアトモス/DTS:Xや32ch処理に対応したAIエンジン搭載チップ「QCS400シリーズ」

公開日 2019/03/19 20:30 編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Qualcommは、アトモス/DTS:Xもサポートした、スマートスピーカーやAVアンプ・サウンドバー向けのSoC「QCS400シリーズ」を現地時間19日に発表した。

QCS400シリーズは、QualcommのAIエンジン、デュアルDSP、最大4基のプロセッサーコアなどを内包したシングルチップのSoCとなる。オーディオ用に特別に設計されており、最適化された電力効率、優れた処理パフォーマンス、そして柔軟性を特徴とする。

ドルビーアトモスおよびDTS:Xをサポート。最大32チャンネルの統合オーディオ処理を可能としており、AVアンプへの利用も想定されている。また、同社のフルデジタルアンプ「DDFA」との互換性も有している。

Wi-Fi/Bluetooth機能も内蔵。Bluetoothは同社の最新コーデック aptX Adaptiveにも対応するほか、近距離無線通信規格のZigbeeにも対応する。これらの無線規格を共存させ、多様なスマートホームデバイスの制御を可能にし、ハブ/インターフェースとしての機能を備える製品の設計に貢献するとしている。

同社技術によるAIエンジンおよび機械学習アルゴリズムにより、音声認識への優れたパフォーマンスを発揮できる。また、同時に省電力化も可能にするとのこと。

マルチチャンネルによるエコーキャンセレーションと高性能低電力マルチキーワード検出を備えた、同社の遠距離音声技術も利用可能。大音量のオーディオ再生中や遠方からでも音声の認識が行えるという。

また、開発期間とコストの削減をサポートするために特別に設計されており、共通のアーキテクチャを使用して複数層で利用できるようにすることで、開発リソースをより有効活用できるとしている。

QSC400 SoCは、同社のオーディオ開発キット(ADK)を使用することで柔軟なカスタマイズが可能。また、同社のAIエンジンは、Qualcomm Snapdragon Neural Processing Engine(SNPE)、およびSDKを通じて利用可能。開発者は、自社の製品に最も適したクラウドベースの音声アシスタントを、自由に選択できるようになっている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります