積極的な販売活動を推進
パナソニック「全国明徳会事業拡大キャンペーン表彰式」。一級経営者を目指す全国明徳会員の力強い取り組み
表彰式に際して登壇したパナソニック(株)常務執行役員の中島幸男氏が、同社の昨今の取り組みを語る。
元号が令和となり、GWの相乗効果もあり景気が高揚する今年度上期に対し、消費増税後となる下期は問題、と警戒する。厳しい環境下でパナソニックは「顧客の期待に応えきれていない」と振り返り、「買ったら暮らしがどう変わるかの提案、必要なものを必要な時だけ提供する新たな販売形態、IoTやデジタルによる新たな生活体験の提案など、積極的な取り組みを推進する」と強調。「お客様1人1人の顔や家の間取りを知る明徳会の皆様のお力添えをいただき、ふたたび成長をめざす」と意気込む。
専門店ルートに期待を寄せ、展開するさまざまな施策と効果を披露。販売網の強化として2017年4月から推進する「ショップバリュー政策」により、店の新たな事業承継や支店展開が進んでいる。また専門店の認知とイメージ向上のため推進するテレビCM「絆事例シリーズ」では、さまざまな賞を受賞。古内電器商会を舞台とした新CMも披露された。さらに新キャラクターとして、「パナソニックの店坊や」も披露、「店の3代目、という設定ですから、おそらく明徳会会員と思われます」と言い添えられた。
専門店の新たな形態を探っていく「クラシンク」の取り組みや、パートナー企業とさまざまな暮らしサービスを開発する部署「暮らしサービスビジネスユニット」も紹介された。
事例共有の締めくくりとして、(株)パナソニックマーケティングスクール取締役社長の古市寛治氏が挨拶。今年50周年を迎えた松下幸之助商学院の昨今の取り組みを紹介した。
明徳会が目指すべきステージ別指導を明示し、今年1月25日に「第1回 明徳フォーラム」を実施。事業承継や一級経営者のあり方をテーマとした基調講演やパネルディスカッション、交流会といった密度の高い内容が展開され、大きな反響を呼んだという。
また、パナソニックショップの子弟への中学・高校入学祝の贈呈、松下幸之助商学院の見学会、松下幸之助商学院を体験する夏休み企画も実施され、松下幸之助商学院への入塾推進活動も活発に行われている。