Unique MelodyやFAudio未発売イヤホンも多数
<ポタフェス>qdcの“日本発”イヤホン「WHITE TIGER」「SUPERIOR」試聴人気/Just earは音質調整体験も、各日10名まで
7月8日・9日に東京・秋葉原で開催されている、e☆イヤホン主催のポータブルオーディオイベント「ポタフェス2023夏 秋葉原」。本稿ではアユート/ミックスウェーブ/ソニー/ベイヤーダイナミックのブースの様子をレポートする。
アユートでは、この7月に発売を控えるqdcの新作イヤホン「WHITE TIGER」「SUPERIOR」を披露。「Folk」など既発売のモデルも合わせて、各イヤホンの試聴展示を行っていた。
2つの新モデルは、ともにアユートとqdcの共同企画による “日本発” イヤホン。WHITE TIGERは、既存モデルの「TIGER」をベースに、新たな音質チューニングを施した数量限定モデルで、生産数は300台、また販売も日本国内限定となる。
一方のSUPERIORは、販売価格14,300円(税込)のエントリーモデル。ブランドとしてこの価格帯での展開は初となり、より多くのユーザーに向けて、qdcの実力を体感してもらうべく開発したとのこと。なお本機は日本限定ではなく、グローバル展開も見据えた一台だという。
いずれも、日本市場で活況な価格帯に投入される新モデル。その試聴には多くの来場者が列をなして集まり、そのサウンドをじっくり確かめていた。
ブースは他にも、6月17日に発売された新DAP「A&futura SE300」をはじめ、DAPやイヤホン各種を取り揃えるAstell&Kernや、春のヘッドフォン祭りで世界初出展となった「Signature PURE」などULTRASONEのヘッドホン製品、リケーブル対応を果たしたMaestraudioのイヤホン「MA910SR」など、同社取り扱い製品の試聴展示をおこなっている。
また、参考出展としてAZLAのイヤーチップ「SednaEarfit foamax」も。冬のポタフェスでも参考出展されたもので、現在軸の長さなどを調整中とのこと。まだ発売予定は具体的になっていないが、そう遠くない時期に登場することが期待される。
ミックスウェーブはUnique Melody、Beat Audio、HiBy Music、Campfire Audio、FAudio、64 AUDIOなどの取り扱いブランドが勢揃い。Unique Melodyからは、今夏以降に順次登場予定となる新イヤホンが試聴可能になっている。
一つは「MEST MKIII」。骨伝導ドライバーを活用するMESTシリーズの最新モデルで、骨伝導含む10ドライバーを搭載するクアッドハイブリッド型イヤホン。ユニバーサルモデルが税込279,800円前後、カスタムIEMが税込299,800円前後を想定し、夏以降の発売を見込んでいる。会場にはブルーとレッドの2色が展示されていた。
このほか、ミックスウェーブ企画のハイブリッドイヤホン「Maslow」や、約70万円となるハイエンドイヤホン「The Multiverse Mentor」、そして先日発売されたANC完全ワイヤレス「U-Free」なども展開。多くの人が試聴に訪れていた。
Hiby Musicは6月30日発売の新フラグシップDAP「R6 Pro II」や、ハイレゾ対応エントリーDAPの新モデル「R2 II」も披露。R2 IIはHiby OSを搭載し、DACにES9219C、SOCにingenic X1000Eを採用する。こちらも今後登場予定とのことだ。
FAudioでは、春のヘッドフォン祭りで初披露されたダイナミックドライバー1基搭載の「Spring」が試聴展示。さらに、初登場アイテムとして、世界250本限定のケーブル「Moonlight」が披露された。導体素材は純銀およびOFCで、発売予定や価格は未定。
ケーブルブランドのBeat Audioは、今夏の新製品として「Vermilion MKIII」「Billow MKII」を出展。ほかヘッドホン対応ケーブルも用意する。このほか、Campfire Audio「Trifecta Astral Plane」や64 Audio「U4s」などが展示されている。
ソニーは1Fにも完全ワイヤレスなどが体験できるブースを設けているが、B1Fでは、モニターヘッドホン「MDR-MV1」をメインとした試聴展示をおこなっている。
MDR-MV1は同社初となる開放型のモニターヘッドホン。これまで密閉型モデルのMDR-CD900STやMDR-M1STが、音楽制作現場の進化にあわせて提供されてきており、今回の場合は立体音響という音源の進化に対応すべく、MDR-MV1が開発されたのだという。
また、同ブースには “テーラーメイドイヤホン” Just earも展示。Just earは形状を個々人にカスタムできるだけでなく、音質も自分好みにチューニングできる点が特徴。その音作りは、音質コンサルタントと呼ばれるエンジニアと対話をしながら行われる。この「音作り」の工程を体験できる無料ミニイベントを、ポタフェス期間中にAP秋葉原5階 Room-Fにて実施する。
イベントへの参加は各日10名ずつ。1回につき15分ほどで、実際、音質調整モデルの購入者とのチューニングと同様だそうで、購入前に体験できる貴重な機会となる。
同社いわく、「好みの音質に本当になのか?」「音質をうまく伝えられなさそうで心配」など、購入の前に音質調整に対して不安を持つユーザーもいるという。担当者は「正確に音質を言葉にできなくても問題ない。音作りのプロとして、ニーズをしっかり汲み取って音へ反映させられる」と力を込め、こうしたイベントを通じて、ぜひ体験してもらいたいとした。
beyerdynamicのブースは、独自のテスラドライバーを搭載するコンシューマー/プロ向けヘッドホン各種が勢揃い。試聴は整理券制で、代わる代わるユーザーが訪れ、各製品の比較試聴などを体験していた。
モニターヘッドホン「DT 1770 PRO」「DT 1990 PRO」では、製品に音質が異なる合皮とベロアの2種類のイヤーパッドが同梱するが、ブースではそれらを切り替えての試すのも好評だという。このほか、イヤホン「Xelento remote (2nd gen)」の試聴も人気のようだった。
アユートでは、この7月に発売を控えるqdcの新作イヤホン「WHITE TIGER」「SUPERIOR」を披露。「Folk」など既発売のモデルも合わせて、各イヤホンの試聴展示を行っていた。
2つの新モデルは、ともにアユートとqdcの共同企画による “日本発” イヤホン。WHITE TIGERは、既存モデルの「TIGER」をベースに、新たな音質チューニングを施した数量限定モデルで、生産数は300台、また販売も日本国内限定となる。
一方のSUPERIORは、販売価格14,300円(税込)のエントリーモデル。ブランドとしてこの価格帯での展開は初となり、より多くのユーザーに向けて、qdcの実力を体感してもらうべく開発したとのこと。なお本機は日本限定ではなく、グローバル展開も見据えた一台だという。
いずれも、日本市場で活況な価格帯に投入される新モデル。その試聴には多くの来場者が列をなして集まり、そのサウンドをじっくり確かめていた。
ブースは他にも、6月17日に発売された新DAP「A&futura SE300」をはじめ、DAPやイヤホン各種を取り揃えるAstell&Kernや、春のヘッドフォン祭りで世界初出展となった「Signature PURE」などULTRASONEのヘッドホン製品、リケーブル対応を果たしたMaestraudioのイヤホン「MA910SR」など、同社取り扱い製品の試聴展示をおこなっている。
また、参考出展としてAZLAのイヤーチップ「SednaEarfit foamax」も。冬のポタフェスでも参考出展されたもので、現在軸の長さなどを調整中とのこと。まだ発売予定は具体的になっていないが、そう遠くない時期に登場することが期待される。
ミックスウェーブはUnique Melody、Beat Audio、HiBy Music、Campfire Audio、FAudio、64 AUDIOなどの取り扱いブランドが勢揃い。Unique Melodyからは、今夏以降に順次登場予定となる新イヤホンが試聴可能になっている。
一つは「MEST MKIII」。骨伝導ドライバーを活用するMESTシリーズの最新モデルで、骨伝導含む10ドライバーを搭載するクアッドハイブリッド型イヤホン。ユニバーサルモデルが税込279,800円前後、カスタムIEMが税込299,800円前後を想定し、夏以降の発売を見込んでいる。会場にはブルーとレッドの2色が展示されていた。
このほか、ミックスウェーブ企画のハイブリッドイヤホン「Maslow」や、約70万円となるハイエンドイヤホン「The Multiverse Mentor」、そして先日発売されたANC完全ワイヤレス「U-Free」なども展開。多くの人が試聴に訪れていた。
Hiby Musicは6月30日発売の新フラグシップDAP「R6 Pro II」や、ハイレゾ対応エントリーDAPの新モデル「R2 II」も披露。R2 IIはHiby OSを搭載し、DACにES9219C、SOCにingenic X1000Eを採用する。こちらも今後登場予定とのことだ。
FAudioでは、春のヘッドフォン祭りで初披露されたダイナミックドライバー1基搭載の「Spring」が試聴展示。さらに、初登場アイテムとして、世界250本限定のケーブル「Moonlight」が披露された。導体素材は純銀およびOFCで、発売予定や価格は未定。
ケーブルブランドのBeat Audioは、今夏の新製品として「Vermilion MKIII」「Billow MKII」を出展。ほかヘッドホン対応ケーブルも用意する。このほか、Campfire Audio「Trifecta Astral Plane」や64 Audio「U4s」などが展示されている。
ソニーは1Fにも完全ワイヤレスなどが体験できるブースを設けているが、B1Fでは、モニターヘッドホン「MDR-MV1」をメインとした試聴展示をおこなっている。
MDR-MV1は同社初となる開放型のモニターヘッドホン。これまで密閉型モデルのMDR-CD900STやMDR-M1STが、音楽制作現場の進化にあわせて提供されてきており、今回の場合は立体音響という音源の進化に対応すべく、MDR-MV1が開発されたのだという。
また、同ブースには “テーラーメイドイヤホン” Just earも展示。Just earは形状を個々人にカスタムできるだけでなく、音質も自分好みにチューニングできる点が特徴。その音作りは、音質コンサルタントと呼ばれるエンジニアと対話をしながら行われる。この「音作り」の工程を体験できる無料ミニイベントを、ポタフェス期間中にAP秋葉原5階 Room-Fにて実施する。
イベントへの参加は各日10名ずつ。1回につき15分ほどで、実際、音質調整モデルの購入者とのチューニングと同様だそうで、購入前に体験できる貴重な機会となる。
同社いわく、「好みの音質に本当になのか?」「音質をうまく伝えられなさそうで心配」など、購入の前に音質調整に対して不安を持つユーザーもいるという。担当者は「正確に音質を言葉にできなくても問題ない。音作りのプロとして、ニーズをしっかり汲み取って音へ反映させられる」と力を込め、こうしたイベントを通じて、ぜひ体験してもらいたいとした。
beyerdynamicのブースは、独自のテスラドライバーを搭載するコンシューマー/プロ向けヘッドホン各種が勢揃い。試聴は整理券制で、代わる代わるユーザーが訪れ、各製品の比較試聴などを体験していた。
モニターヘッドホン「DT 1770 PRO」「DT 1990 PRO」では、製品に音質が異なる合皮とベロアの2種類のイヤーパッドが同梱するが、ブースではそれらを切り替えての試すのも好評だという。このほか、イヤホン「Xelento remote (2nd gen)」の試聴も人気のようだった。