テレビの新製品はなし
<IFA>LGは「サステナビリティ」な暮らしを提案。“アタッシュケース一体型”ディスプレイも
世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2023」がドイツ・ベルリンで現地時間9月1日から開幕した。本稿では、韓国LGのブースの模様をお伝えする。
LGは今回、「Sustainable Life, Joy for All.」(持続可能な生活、すべての人に喜びを)というテーマで「LGサステナブルビレッジ」というブースを展開。テレビを始めとしたディスプレイの展示を大々的に行わず、環境に配慮したライフスタイルの提案を中心に展示した。
まずブースに入ると目に入るのが、「LG Smart Cottage」というスマートコテージだ。屋根には4kWのソーラーパネルが備わっており、同社のヒートポンプ給湯器「Therma V R290」を搭載。室内にはドラム式洗濯機「WashTower Compact」や食洗機「QuadWash」をはじめ、ビルトインオーブン、IHクッキングヒーター、浄水器といった同社の家電を備え付けている。いずれも欧州向けに設計された、高効率の家電製品だという。
奥に進むと、ThinQホームゾーンというエリアがあり、同社コネクテッド技術の最新バージョン「LG ThinQ UP 2.0」を搭載した家電をデモ。ユーザーに合わせたパーソナライズに対応しており、たとえば洗濯機ではアプリからアンケートに答えることで、洗濯サイクルを最適化できるという。同様に冷蔵庫では、アプリから食品の種類に応じて温度を制御したり、ドアに組み込まれたLED証明の色を変更できるとのこと。
次に見えてくるのは、アップサイクルワークショップゾーンというエリア。ここではワークショップのほか、リサクルプラスチックを使用して作られた同社の家電製品の一部が展示されている。日本でも展開されている空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture」や、ノートPCの「LG gram」シリーズも並んでいた。
さらにこのエリアには、先日発表されたばかりのアタッシュケース一体型ディスプレイ「LG StanbyME Go(27LX5)」も設置。韓国では6月から発売されているが、世界展開がアナウンスされた格好だ。米国では今月から、ドイツやイタリアなどヨーロッパの主要市場では来月から販売される予定となる(日本展開は不明)。27インチのタッチディスプレイと20Wの4chスピーカーを備えているほか、内蔵バッテリーにより最大3時間の使用が可能。画面の回転や高さ調整にも対応している。また、webOSを採用するため、単体でストリーミングサービスも利用できる。
次のエリアに進むと、第2世代「LG SIGNATURE」シリーズの最新ラインナップが展示され、チューナー別体の有機ELテレビ「LG SIGNATURE OLED M」が置かれていた。今年のCESで発表されたもので、映像や音声を処理するトランスミッターとディスプレイを別筐体にし、4K/120Hz信号もワイヤレスで通信できるというモデルだ。
そのほかLGのブースでは、最新製品を使用したクッキングスタジオゾーン、LEDパネルで色を変えられるMoodUP搭載の冷蔵庫が並んだ、LG MoodUP Forestというエリアが用意されていた。MoodUPによって異なる色のパネルを製造する必要がなり資源の消費と廃棄物が抑えられたり、新たなボトムフリーザーにより鮮度を高めて食品廃止の防止に役立つという。
冒頭にも記載したとおり、LGのブースは全体的に環境負荷に対する取り組みが訴求されていた。これは同社に限ったことではなく、多くの企業が「サステナビリティ」についてアピールしているような印象を受けた。IFA開幕に先立って開催されたプレスカンファレンスでも触れられていたが、やはり「サステナビリティ」は今年の大きなトピックということなのだろう。
LGは今回、「Sustainable Life, Joy for All.」(持続可能な生活、すべての人に喜びを)というテーマで「LGサステナブルビレッジ」というブースを展開。テレビを始めとしたディスプレイの展示を大々的に行わず、環境に配慮したライフスタイルの提案を中心に展示した。
まずブースに入ると目に入るのが、「LG Smart Cottage」というスマートコテージだ。屋根には4kWのソーラーパネルが備わっており、同社のヒートポンプ給湯器「Therma V R290」を搭載。室内にはドラム式洗濯機「WashTower Compact」や食洗機「QuadWash」をはじめ、ビルトインオーブン、IHクッキングヒーター、浄水器といった同社の家電を備え付けている。いずれも欧州向けに設計された、高効率の家電製品だという。
奥に進むと、ThinQホームゾーンというエリアがあり、同社コネクテッド技術の最新バージョン「LG ThinQ UP 2.0」を搭載した家電をデモ。ユーザーに合わせたパーソナライズに対応しており、たとえば洗濯機ではアプリからアンケートに答えることで、洗濯サイクルを最適化できるという。同様に冷蔵庫では、アプリから食品の種類に応じて温度を制御したり、ドアに組み込まれたLED証明の色を変更できるとのこと。
次に見えてくるのは、アップサイクルワークショップゾーンというエリア。ここではワークショップのほか、リサクルプラスチックを使用して作られた同社の家電製品の一部が展示されている。日本でも展開されている空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture」や、ノートPCの「LG gram」シリーズも並んでいた。
さらにこのエリアには、先日発表されたばかりのアタッシュケース一体型ディスプレイ「LG StanbyME Go(27LX5)」も設置。韓国では6月から発売されているが、世界展開がアナウンスされた格好だ。米国では今月から、ドイツやイタリアなどヨーロッパの主要市場では来月から販売される予定となる(日本展開は不明)。27インチのタッチディスプレイと20Wの4chスピーカーを備えているほか、内蔵バッテリーにより最大3時間の使用が可能。画面の回転や高さ調整にも対応している。また、webOSを採用するため、単体でストリーミングサービスも利用できる。
次のエリアに進むと、第2世代「LG SIGNATURE」シリーズの最新ラインナップが展示され、チューナー別体の有機ELテレビ「LG SIGNATURE OLED M」が置かれていた。今年のCESで発表されたもので、映像や音声を処理するトランスミッターとディスプレイを別筐体にし、4K/120Hz信号もワイヤレスで通信できるというモデルだ。
そのほかLGのブースでは、最新製品を使用したクッキングスタジオゾーン、LEDパネルで色を変えられるMoodUP搭載の冷蔵庫が並んだ、LG MoodUP Forestというエリアが用意されていた。MoodUPによって異なる色のパネルを製造する必要がなり資源の消費と廃棄物が抑えられたり、新たなボトムフリーザーにより鮮度を高めて食品廃止の防止に役立つという。
冒頭にも記載したとおり、LGのブースは全体的に環境負荷に対する取り組みが訴求されていた。これは同社に限ったことではなく、多くの企業が「サステナビリティ」についてアピールしているような印象を受けた。IFA開幕に先立って開催されたプレスカンファレンスでも触れられていたが、やはり「サステナビリティ」は今年の大きなトピックということなのだろう。