ORBは“宝石”つきIEMを展示
<ヘッドフォン祭>ヤマハ「HA-L7A」はデザイン・音質も好評/DVAS“ヘッドホン専用パワーアンプ”を出展
フジヤエービックが主催する「秋のヘッドフォン祭 2023」が、10月28日にステーションコンファレンス東京にて開催。ここでは、ヤマハ、Sound Warrior、DVAS、ORB、トップウイングサイバーサウンドグループのブースを紹介する。
ヤマハのブースでは、先日正式発表された「HA-L7A」とヘッドホン「YH-5000SE」を展示、来場者の熱い視線を集めていた。担当者も「参考出品としては何度か出展していましたが、発売日や価格などが正式に発表されてから初のイベントとなります。非常に反響も良く、“ヤマハらしい音だね”という声を多くいただいております」と笑顔を見せる。
大型のトロイダルトランスを搭載するヘッドホンアンプは珍しく、トランスをあえて主張したデザインも非常に好意的に受け入れられているという。電源部と信号処理部の分離や、信号経路を最短化できるというメリットもあり、HA-L7Aの高音質化にも大きく貢献しているようだ。海外のイベントにも積極的に展開しており、香港やオーストラリアなどでも好評を博しているそうだ。
DVASは、“ヘッドホン専用パワーアンプ”「Model2」を展示。DVASの第一弾モデル「Model1」は、DS AUDIOの光カートリッジ対応フォノイコライザーであり、第二弾モデルとしてヘッドホンアンプに取り組んだのはちょっとした驚きであったが、開発担当の桑原氏によると「私自身がスピーカー再生もヘッドホン再生も両方大好きなので、どちらのお客さんにも楽しんでもらいたい、という思いで開発しました」とのこと。
Model2はボリュームコントロールやセレクター機能を持たない純粋なパワーアンプ。そのため、前段にプリアンプ等が必要となる。ブースに用意されたシステムを試聴した際は中域の密度感の濃いアナログ的なサウンドで、女性ヴォーカルの瑞々しさなどを楽しみたい場合にはピッタリハマる印象。なお、ラインプリアンプとアッテネーターを参考出品として展示しているが、いずれも今回のイベントのために用意したもので製品化は未定とのこと。
ORBは、今年のミュンヘン・ハイエンドでも展示されていた京セラの人工宝石「CRESCENT VERT(クレサンベール)」をあしらったIEM「CF-IEM」を国内初展示。カラーは、エメラルド/ルビー/サファイア/ピンクサファイア/サクラサファイア/オパールの6種類を用意する。スケルトンで内部配線も見えるようになっており、ファッションアイテムとしても魅力的。「音楽好きの女性にもぜひアプローチしたいですね」と意欲を見せる。
Sound Warriorは、先日発表された小型真空管アンプ「SWL-T01」と木製のキューブ型スピーカー「SW-SP2」を展示。SWL-T01は前段に真空管(12AU7)、後段はD級アンプというハイブリッド構成で、DAコンバーターも内蔵。ヘッドホン再生はもちろん、木製スピーカーとの組み合わせで、「インテリアにも馴染む」シンプルなオーディオスタイルが実現できるとアピールする。
トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audio、VOLUMIO、XI AUDIO、Lotoo等の同社取り扱い製品を展開。注目はiFi audioの「iCAN Phantom」で、通常のヘッドホンアンプとしてはもちろん、SDカードサイズのバイアスカードを挿入することで静電型ヘッドホンにも対応できると謳う。
またフロントパネルで「SOLID STATE」「TUBE」「TUBE+」の3つの音質モードが切替できるのも特徴で、聴き比べるとソリッドな印象の「SOLID STATE」、滑らかな音場感を感じる「TUBE」、低域の厚みがしっかりした「TUBE+」とそれぞれの魅力が感じられた。聴きたい曲によって設定を変えて遊ぶ楽しみもありそうだ。
ヤマハのブースでは、先日正式発表された「HA-L7A」とヘッドホン「YH-5000SE」を展示、来場者の熱い視線を集めていた。担当者も「参考出品としては何度か出展していましたが、発売日や価格などが正式に発表されてから初のイベントとなります。非常に反響も良く、“ヤマハらしい音だね”という声を多くいただいております」と笑顔を見せる。
大型のトロイダルトランスを搭載するヘッドホンアンプは珍しく、トランスをあえて主張したデザインも非常に好意的に受け入れられているという。電源部と信号処理部の分離や、信号経路を最短化できるというメリットもあり、HA-L7Aの高音質化にも大きく貢献しているようだ。海外のイベントにも積極的に展開しており、香港やオーストラリアなどでも好評を博しているそうだ。
DVASは、“ヘッドホン専用パワーアンプ”「Model2」を展示。DVASの第一弾モデル「Model1」は、DS AUDIOの光カートリッジ対応フォノイコライザーであり、第二弾モデルとしてヘッドホンアンプに取り組んだのはちょっとした驚きであったが、開発担当の桑原氏によると「私自身がスピーカー再生もヘッドホン再生も両方大好きなので、どちらのお客さんにも楽しんでもらいたい、という思いで開発しました」とのこと。
Model2はボリュームコントロールやセレクター機能を持たない純粋なパワーアンプ。そのため、前段にプリアンプ等が必要となる。ブースに用意されたシステムを試聴した際は中域の密度感の濃いアナログ的なサウンドで、女性ヴォーカルの瑞々しさなどを楽しみたい場合にはピッタリハマる印象。なお、ラインプリアンプとアッテネーターを参考出品として展示しているが、いずれも今回のイベントのために用意したもので製品化は未定とのこと。
ORBは、今年のミュンヘン・ハイエンドでも展示されていた京セラの人工宝石「CRESCENT VERT(クレサンベール)」をあしらったIEM「CF-IEM」を国内初展示。カラーは、エメラルド/ルビー/サファイア/ピンクサファイア/サクラサファイア/オパールの6種類を用意する。スケルトンで内部配線も見えるようになっており、ファッションアイテムとしても魅力的。「音楽好きの女性にもぜひアプローチしたいですね」と意欲を見せる。
Sound Warriorは、先日発表された小型真空管アンプ「SWL-T01」と木製のキューブ型スピーカー「SW-SP2」を展示。SWL-T01は前段に真空管(12AU7)、後段はD級アンプというハイブリッド構成で、DAコンバーターも内蔵。ヘッドホン再生はもちろん、木製スピーカーとの組み合わせで、「インテリアにも馴染む」シンプルなオーディオスタイルが実現できるとアピールする。
トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audio、VOLUMIO、XI AUDIO、Lotoo等の同社取り扱い製品を展開。注目はiFi audioの「iCAN Phantom」で、通常のヘッドホンアンプとしてはもちろん、SDカードサイズのバイアスカードを挿入することで静電型ヘッドホンにも対応できると謳う。
またフロントパネルで「SOLID STATE」「TUBE」「TUBE+」の3つの音質モードが切替できるのも特徴で、聴き比べるとソリッドな印象の「SOLID STATE」、滑らかな音場感を感じる「TUBE」、低域の厚みがしっかりした「TUBE+」とそれぞれの魅力が感じられた。聴きたい曲によって設定を変えて遊ぶ楽しみもありそうだ。