本編は3/21独占配信スタート
<CES>Netflix版『三体』の本編映像を特製VRゴーグルで体験してきた
アメリカ・ラスベガスで開催中の「CES 2024」にNetflixが出展し、3月21日より独占配信するドラマ『三体』の世界を体験できるアトラクションを展開している。「アトラクション中の写真、動画の撮影は一切禁止。その代わりめちゃくちゃ周りに言いふらしてくれ」とのことだったので、ここでめちゃくちゃ言いふらそうと思う。
ご存知の方も多いだろう、『三体』は中国人SF作家・劉慈欣氏による中国発、そして世界的な大ヒット長編SF小説だ。2020年にNetflixオリジナルシリーズとしての実写化が決まり、つい先日、3月21日より独占配信されることが発表。予告編も解禁された。
ネタバレにならない程度に解説すると、「三体」は作中に登場するVRゲームの名前で、この三体世界には3つの太陽が存在する。太陽はそれぞれ互いに影響を及ぼし合いながら運行しているため、三体世界の気候は不安定かつ予測困難で、結果として三体人は滅亡と繁栄を繰り返している。プレイヤーの目的は、この三体世界の太陽の法則を解明することだ。
体験の列に並んでいる最中、冒頭で述べた「撮影禁止、その代わりめちゃくちゃ周りに言いふらしてくれ」という説明がなされた後、同意の証としてスマホのカメラ部分にステッカーを貼られる。アトラクション自体には関係ないが、このステッカーには三体組織マークがデザインされており、シンプルにかっこいいのでグッズとして展開して欲しい。
ブースの中に入ると5人分の座席と、ドラマに登場するものと同じデザインのVRゴーグルが用意されており、座ってそれを被るよう促される。ここで流された映像はすでに発表されているトレーラーと同じものだったかと思うが、作中と同じシチュエーションで見られることに加え、映像に合わせて振動と風のギミックもあったため、やはりテンションが上がった。
一通りトレーラーが終わると「ゴーグルを外してください」との指示が浮かび上がる。この程度かなと正直ちょっとがっかりしながら外すと、目の前には先ほどまでなかった三体世界が広がっていた。どうやら振動と一緒に座席が動かされていたようだ。
そして壁一面のディスプレイに新たな映像が映し出される。こちらはより三体世界にフィーチャーしており、三体人が“脱水”される様子や、逆に水の中で“再水化”されるさま、そして空に浮かぶ3つの太陽、太陽熱で灼かれる騎馬兵……と、三体ファンであれば見たいであろうシーンがてんこ盛りの映像になっていた。
NetflixのYouTubeチャンネルを見る限り、この映像はまだ一般公開はされていないようだ。口頭でその魅力を伝えるのは難しいものの、少なくともCGをはじめとした映像の品質は高く、イチ読者としてテンションが最高潮にならざるを得ないものだったことはお伝えしておきたい。
そして映像クオリティもさることながら、特製のゴーグルでより没入感のある視聴体験をできたこと、そしてこの広い世界において、CESでNetflixブースに並んで入場した者だけが三体世界の真実により近づくことができたという事実によって、“めちゃくちゃ言いふらしたくなる”最高の三体体験を味わうことができた。
とはいえCESだけで終わってしまうのはあまりにもったいないし、なんならもう一回見たい。三体ゴーグルを装着したスタッフの方に「日本をはじめ、今後ほかの場所でも三体世界を体験できる機会はないのか」と聞いてみたところ、「3月21日にまた会いましょう」とはぐらかされてしまった。
ご存知の方も多いだろう、『三体』は中国人SF作家・劉慈欣氏による中国発、そして世界的な大ヒット長編SF小説だ。2020年にNetflixオリジナルシリーズとしての実写化が決まり、つい先日、3月21日より独占配信されることが発表。予告編も解禁された。
ネタバレにならない程度に解説すると、「三体」は作中に登場するVRゲームの名前で、この三体世界には3つの太陽が存在する。太陽はそれぞれ互いに影響を及ぼし合いながら運行しているため、三体世界の気候は不安定かつ予測困難で、結果として三体人は滅亡と繁栄を繰り返している。プレイヤーの目的は、この三体世界の太陽の法則を解明することだ。
体験の列に並んでいる最中、冒頭で述べた「撮影禁止、その代わりめちゃくちゃ周りに言いふらしてくれ」という説明がなされた後、同意の証としてスマホのカメラ部分にステッカーを貼られる。アトラクション自体には関係ないが、このステッカーには三体組織マークがデザインされており、シンプルにかっこいいのでグッズとして展開して欲しい。
ブースの中に入ると5人分の座席と、ドラマに登場するものと同じデザインのVRゴーグルが用意されており、座ってそれを被るよう促される。ここで流された映像はすでに発表されているトレーラーと同じものだったかと思うが、作中と同じシチュエーションで見られることに加え、映像に合わせて振動と風のギミックもあったため、やはりテンションが上がった。
一通りトレーラーが終わると「ゴーグルを外してください」との指示が浮かび上がる。この程度かなと正直ちょっとがっかりしながら外すと、目の前には先ほどまでなかった三体世界が広がっていた。どうやら振動と一緒に座席が動かされていたようだ。
そして壁一面のディスプレイに新たな映像が映し出される。こちらはより三体世界にフィーチャーしており、三体人が“脱水”される様子や、逆に水の中で“再水化”されるさま、そして空に浮かぶ3つの太陽、太陽熱で灼かれる騎馬兵……と、三体ファンであれば見たいであろうシーンがてんこ盛りの映像になっていた。
NetflixのYouTubeチャンネルを見る限り、この映像はまだ一般公開はされていないようだ。口頭でその魅力を伝えるのは難しいものの、少なくともCGをはじめとした映像の品質は高く、イチ読者としてテンションが最高潮にならざるを得ないものだったことはお伝えしておきたい。
そして映像クオリティもさることながら、特製のゴーグルでより没入感のある視聴体験をできたこと、そしてこの広い世界において、CESでNetflixブースに並んで入場した者だけが三体世界の真実により近づくことができたという事実によって、“めちゃくちゃ言いふらしたくなる”最高の三体体験を味わうことができた。
とはいえCESだけで終わってしまうのはあまりにもったいないし、なんならもう一回見たい。三体ゴーグルを装着したスタッフの方に「日本をはじめ、今後ほかの場所でも三体世界を体験できる機会はないのか」と聞いてみたところ、「3月21日にまた会いましょう」とはぐらかされてしまった。