様々な高画質技術を投入
ソニー、フルサイズ“Exmor”CMOS搭載のコンデジ“Cyber-shot”「DSC-RX1」 − 実売25万円前後
画像処理エンジン「BIONZ」に加えて、フロントエンドLSIを新搭載。同LSIがフルサイズイメージセンサーからの膨大な情報量を高速処理し、BIONZと連携することにより、シェーディング補正や高精度なクランプ処理など細部まで前段でサポートして高画質を実現する。
加えて、「エリア分割ノイズリダクション」も新搭載。シーンに応じて画を分割し最適処理することで暗所でもノイズを大幅に低減するという。こうした「新BIONZシステム」により、最高ISO 102400の高感度撮影が可能な「マルチショットNR」、約5コマ/秒の高速連写、14ビットのRAW画像記録など、負荷の高い画像処理もスピーディーに行うという。同社では、レンズ一体型だからこそレンズとイメージセンサーの性能を最大限に引き出す画作りを実現したとしている。なお、RAW+JPEG撮影も可能。
■24p動画撮影も可能/使い勝手に配慮したボタン配置
常用感度はISO100-25600で、ISO 50まで拡張可能。重ね合わせ連写を応用する「マルチショットNR」を利用すれば最高ISO 102400での撮影も可能。
9枚羽根円形絞りのレンズを採用し、常用域すべて(F2.0-11)でほぼ円形になるよう設計。これにより美しいぼけ味を実現したとしている。マクロモードは、最短撮影距離20cm、最大撮影倍率0.26倍のマクロ撮影が可能。本体レンズ部にはフォーカスリング、マクロ切替リング、絞りリングという3種類のリングを備えており、マクロモードへ素早く切り替えられるようにも配慮している。
動画撮影では前述のようにAVCHDでの60pおよび24p撮影に対応し、自由に露出コントロールなどができるP/A/S/Mモードでのマニュアル撮影も可能。なお、音声はステレオマイクを搭載し、再生用にモノラルスピーカーも内蔵している。
本体前面にはフォーカスモードダイヤルを装備。そのほか露出補正ダイヤルや前述のマクロ切替リング、本体背面のコントロールダイヤルなど、各種マニュアルコントロールを、カメラを構えたままで行えるよう緻密に計算したボタン配置にしているという。