Transfer Jet内蔵スマホが今夏登場へ
カメラ総合展示会「CP+」開幕。新製品や4K展示に加え自撮りなど新潮流も
また、カシオが「EX-FR10」や「EX-ZR50」でアピールしていたように、セルフィー(自分撮り)についての展示もいくつか見られた。ニコンも自分撮り体験コーナーを用意し、モニター部が180度回転する「COOLPIX S6900」をアピールするなど、スマートフォンに端を発する自撮りがカメラにも波及しつつあることを感じさせた。
そのほかオリンパスのブースでは、「OM-D E-M5 MarkII」とともに、レンズスタイルでSDKなども公開するオリンパスのオープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR」の展示にも多くの来場者が足を止めていた。また、撮影後に自由にピントを変えられるLYTROの「LYTRO ILLUM」ブースも盛況だったほか、パナソニックのLTE通信機能を備えたSIMフリーデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」展示など、従来のイメージとは異なる新しいスタイルのカメラにも注目が集まっていた。
■ワイヤレスでの写真転送ソリューション/Transfer Jet内蔵スマホが今夏登場?
撮影した写真や動画を保存するメモリーカードについても各社が出展。SDカードアソシエーションや東芝のブースでは、Transfer Jet内蔵SDカードが参考展示。加えて、FlashAirといった、ワイヤレスでの写真転送ソリューションの紹介が行われている。
Transfer Jetでは、USB端子などに挿すことでパソコンやスマートフォンをTranferJet対応にするドングル型アダプターのiOS端末向けモデルを参考出展。Windows、Android端末に続き、iPhoneなどのiOS端末でもTransfer Jetを利用できるようになることが紹介されている。こちらはすでにApp Storeでアプリのダウンロード提供が開始されており、製品もまもなく発売されるという。価格については、Android向けと同等の3,000円台になるのではないかとのことだった。
なお、ブースにいた説明員からは「キャリアやメーカーはまだ明かせないが、TransferJet内蔵スマートフォンが今年の夏モデルとして登場する予定だと聞いている」という言葉を聞くこともできた。
そのほか東芝はNFC内蔵SDカードや、UHS-IIとUHS Speed Class 3規格に対応した高速読み書きが可能な「EXCERIA PRO」なども出展。EXCERIA PROは128GBも追加予定であることなども紹介していた。