Transfer Jet内蔵スマホが今夏登場へ
カメラ総合展示会「CP+」開幕。新製品や4K展示に加え自撮りなど新潮流も
また、今年は例えばパナソニックが4Kでの秒間30コマ連写のなかからの一枚を選び出して作品に仕上げる「4K PHOTO」というスタイルを提唱するなど、各社ともたんなる4K対応製品の展示にとどまらず、その先をユーザーに提示している印象だ。
キヤノンでは、今年のゴールデンウィークに公開予定の映画「王妃の館」が、同社のCINEMA EOS SYSTEMによって4K撮影されたことも紹介。ソニーを始めとして、4Kモニターで写真展示を行うスペースも複数見ることができるほか、東芝ブースには4K対応液晶テレビ「REGZA Z10X」や同じく4K対応のノートPC「dynabook T95」の展示も見られた。
また、主催者企画として、来場者が撮影した写真をブースの4K対応モニターで表示する「4K映像体験」ブースも登場。一般来場者がより身近に4Kを感じられるよう配慮した展示も行われていた。
加えて、NHKは8Kスーパーハイビジョンのデモを展開。2014年の紅白歌合戦などのコンテンツを8Kと22.2ch音響で再生している。
■ウェアラブルや自分撮りなど新スタイルカメラの潮流
ソニーの“アクションカム”に代表されるような、いわゆるウェアラブルカメラも各社が出展。カシオが「EX-FR10」をアピールしたり、リコーもタフネスコンデジ「WGシリーズ」を別売アクセサリーで自転車用ヘルメットに取り付けられることを紹介するなど、複数の展示を見ることができた。
エプソンはメガネ型ウェアラブル端末“MOVERIO”を大々的にアピール。大きな体験スペースを展開しているほか、MOVERIOを装着した状態で作品を見ると、アーティストによる製作過程の動画が再生されるデモを行い、美術館での作品鑑賞用途等にも製品を利用できることを紹介するなどしていた。