来場者数目標は70,000人
CIPAが「CP+2019」開催概要を発表。「写真の“わくわく”に出会う場を創出する」
一般社団法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)は、2019年2月28日(木)〜3月3日(日)にパシフィコ横浜および大さん橋ホールで開催される総合的カメラ映像ショー「CP+(シーピープラス)2019」、概要について説明した。2010年にスタートを切ったCP+は、10回目の区切りの開催を迎える。なお、横浜市が主導する総合写真イベント「フォト・ヨコハマ2019」が同時期に催され、合同発表会として林文子横浜市長も出席した。
発表会冒頭にあいさつした代表理事会長・牛田一雄氏は「フォトイメージングの最新情報を全世界に発信していく場として、毎年多くの企業や団体にご活用いただいており、今回は申し込みコマ数が過去最大の1,148となった。国内外報道関係者やカメラ愛好家から大きな注目を集めるイベントのため、出展各社の新製品発表の場としてもご活用いただいており、ワールドプレミアの機種数では是非とも前回を上回ってほしい」と大きな期待を寄せた。
「今回のCP+2019では、“写真のわくわく”に出会う場を創出する」と意気込む。「良い写真を撮りたいけど、まだ、本格的なカメラには踏み出していない若者を対象に、気軽に始めていただけるようなイベントを用意する。また、フォト・ヨコハマとの連携も大きな特徴となる。横浜を起点として、カメラ産業と文化がより大きく発展していくことを願い、横浜市との連携も強化していく」と力強く語る。
パシフィコ会場の中央では、若手写真作家を支援するためのフォトアワード「ZOOMS JAPAN 2019」の受賞作品を展示するのをはじめ、「会場内のいたるところで初心者から写真愛好家、プロやビジネスユーザーに向けたさまざまな企画を用意している。是非とも多くの方にご来場いただき、カメラ・映像の新たな魅力に触れていただきたい」とあいさつを締めくくった。
開催概要について、CP+実行委員会委員長・廣瀬行哉氏が説明。「新しい来場者を呼び込みたい」と目標来場者数は70,000人を掲げた。「来場者数は着実に増え、安定してきており、前年は68,111人で過去最多となった。女性客増を狙った施策が奏功し、昨年は女性来場者比率が初めて20%を突破、さらに増やしていきたい」と訴えた。新規に来場するお客様も増え、そのうち5割を女性が占める。来場者アンケートからは、製品展示に加え、「セミナーや講演会に対する期待が高く、自分のためになるものを持ち帰りたいという表れではないか」と来場者の意向を分析する。
「CP+2019」の開催概要では、引き続き20〜30歳代の若年層や女性客を中心とした新規客の増加に注力。「写真のわくわくに出会う場の創出」をテーマに掲げ、「カメラを買ったけど、どう使えばよいかわからない。写真に興味はあるけどカメラを購入するには至らない。気軽にカメラを始めたい、といった人たちへ、一歩踏み出すきっかけを持ち帰っていただきたい」と力を込める。ポスターなどに活用するキービジュアルには、写真作家の高倉大輔氏を起用。「わくわくに出会えることを想起できるようなものにした」と語る。
柱は3本。1つめは、昨年も好評だった女性向けの土日限定企画「フォト・ウイークエンド」。“写真やカメラを自分らしく楽しむヒントが見つかる2日間”と銘打ち、イベントスペースとスクールスペースを用意する。
イベントスペースでは、スペシャルゲストとしてヨシダナキさんと佐藤健寿さんを迎えてのトークと企画展が開催。プロトラベラーの羽石杏奈さん・中嶋杏里さん、フォトグラファー・橋本塁さん、猫写真家・久方広之さん、モデル&フォトグラファーのモーガン茉愛羅さんを招いての写真をキーワードにしてさまざまなカルチャーが横断するトークショーも開催される。
銀座や表参道で開催され話題を集める、撮影者自身がその一部となって楽しめる体験型のフォトジェニック・アート展「VINYL MUSEUM」がプロデュースする展示や、フォトジェニックなラウンジスペースも用意。写真専門学校がプロデュースする実際にカメラを触れることができるワークショップも行われる。
スクールスペースでは、カメラに触れたことのない人からテーマ選びに悩む人まで、初歩から応用までのさまざまなジャンルの撮り方を選べる講座「フォトスクール」など盛沢山の内容だ。
2つめの柱は、集英社のファッション誌「MORE」とコラボレーションした「CP+写真館」。「Happy Studio by MORE」と題し、同誌で活躍中の写真家・戸松愛さんがHappyな瞬間を撮影。その場でプリントした写真とデータがプレゼントされる。
そして、3つめの柱がフォトスポット。60年以上前に日本へ初めて輸入された現存する唯一の「ビートル」や、近隣の人気施設「カップヌードルミュージアム横浜」からカップヌードルの大型バルーンが多数出現するなど、「フォトジェニック映えする被写体が随所に用意されます」とアピールした。
他にも、アネックスホールでは好評の「CP+中古カメラフェア」や「フォトアクセサリーアウトレット」、CP+10周年を記念したカメラ博物館特別展示「カメラと10の物語」、BtoBに向けた各種セミナーも充実する。
隔年開催から毎年開催へ、開催時期も秋から5月に移行したドイツで開催される「フォトキナ2019年」の開催中止が発表され、さらに注目が高まる「CP+」。廣瀬氏は「海外出展比率は33%、2018年の海外からの来場客は前年対比で20%増、出展各社の言語対応等を進め、当初からの姿勢である日本から世界への発信力は着実に強化されている」と語る。隣接する開催時期も、「CP+は春以降の製品、フォトキナは夏以降の製品が対象となり、直接的な影響はない」との考え方を示し、2月後半の開催時期にも「変更は考えていない」と明言した。
着実に来場者数を伸長するが、厳しい見方をすれば、7万人を前にここ数年足踏み状態が続いている。さらなる期待感の中、次のステージへ向けた飛躍へ、CP+2019はその大きな試金石となりそうだ。
発表会冒頭にあいさつした代表理事会長・牛田一雄氏は「フォトイメージングの最新情報を全世界に発信していく場として、毎年多くの企業や団体にご活用いただいており、今回は申し込みコマ数が過去最大の1,148となった。国内外報道関係者やカメラ愛好家から大きな注目を集めるイベントのため、出展各社の新製品発表の場としてもご活用いただいており、ワールドプレミアの機種数では是非とも前回を上回ってほしい」と大きな期待を寄せた。
「今回のCP+2019では、“写真のわくわく”に出会う場を創出する」と意気込む。「良い写真を撮りたいけど、まだ、本格的なカメラには踏み出していない若者を対象に、気軽に始めていただけるようなイベントを用意する。また、フォト・ヨコハマとの連携も大きな特徴となる。横浜を起点として、カメラ産業と文化がより大きく発展していくことを願い、横浜市との連携も強化していく」と力強く語る。
パシフィコ会場の中央では、若手写真作家を支援するためのフォトアワード「ZOOMS JAPAN 2019」の受賞作品を展示するのをはじめ、「会場内のいたるところで初心者から写真愛好家、プロやビジネスユーザーに向けたさまざまな企画を用意している。是非とも多くの方にご来場いただき、カメラ・映像の新たな魅力に触れていただきたい」とあいさつを締めくくった。
開催概要について、CP+実行委員会委員長・廣瀬行哉氏が説明。「新しい来場者を呼び込みたい」と目標来場者数は70,000人を掲げた。「来場者数は着実に増え、安定してきており、前年は68,111人で過去最多となった。女性客増を狙った施策が奏功し、昨年は女性来場者比率が初めて20%を突破、さらに増やしていきたい」と訴えた。新規に来場するお客様も増え、そのうち5割を女性が占める。来場者アンケートからは、製品展示に加え、「セミナーや講演会に対する期待が高く、自分のためになるものを持ち帰りたいという表れではないか」と来場者の意向を分析する。
「CP+2019」の開催概要では、引き続き20〜30歳代の若年層や女性客を中心とした新規客の増加に注力。「写真のわくわくに出会う場の創出」をテーマに掲げ、「カメラを買ったけど、どう使えばよいかわからない。写真に興味はあるけどカメラを購入するには至らない。気軽にカメラを始めたい、といった人たちへ、一歩踏み出すきっかけを持ち帰っていただきたい」と力を込める。ポスターなどに活用するキービジュアルには、写真作家の高倉大輔氏を起用。「わくわくに出会えることを想起できるようなものにした」と語る。
柱は3本。1つめは、昨年も好評だった女性向けの土日限定企画「フォト・ウイークエンド」。“写真やカメラを自分らしく楽しむヒントが見つかる2日間”と銘打ち、イベントスペースとスクールスペースを用意する。
イベントスペースでは、スペシャルゲストとしてヨシダナキさんと佐藤健寿さんを迎えてのトークと企画展が開催。プロトラベラーの羽石杏奈さん・中嶋杏里さん、フォトグラファー・橋本塁さん、猫写真家・久方広之さん、モデル&フォトグラファーのモーガン茉愛羅さんを招いての写真をキーワードにしてさまざまなカルチャーが横断するトークショーも開催される。
銀座や表参道で開催され話題を集める、撮影者自身がその一部となって楽しめる体験型のフォトジェニック・アート展「VINYL MUSEUM」がプロデュースする展示や、フォトジェニックなラウンジスペースも用意。写真専門学校がプロデュースする実際にカメラを触れることができるワークショップも行われる。
スクールスペースでは、カメラに触れたことのない人からテーマ選びに悩む人まで、初歩から応用までのさまざまなジャンルの撮り方を選べる講座「フォトスクール」など盛沢山の内容だ。
2つめの柱は、集英社のファッション誌「MORE」とコラボレーションした「CP+写真館」。「Happy Studio by MORE」と題し、同誌で活躍中の写真家・戸松愛さんがHappyな瞬間を撮影。その場でプリントした写真とデータがプレゼントされる。
そして、3つめの柱がフォトスポット。60年以上前に日本へ初めて輸入された現存する唯一の「ビートル」や、近隣の人気施設「カップヌードルミュージアム横浜」からカップヌードルの大型バルーンが多数出現するなど、「フォトジェニック映えする被写体が随所に用意されます」とアピールした。
他にも、アネックスホールでは好評の「CP+中古カメラフェア」や「フォトアクセサリーアウトレット」、CP+10周年を記念したカメラ博物館特別展示「カメラと10の物語」、BtoBに向けた各種セミナーも充実する。
隔年開催から毎年開催へ、開催時期も秋から5月に移行したドイツで開催される「フォトキナ2019年」の開催中止が発表され、さらに注目が高まる「CP+」。廣瀬氏は「海外出展比率は33%、2018年の海外からの来場客は前年対比で20%増、出展各社の言語対応等を進め、当初からの姿勢である日本から世界への発信力は着実に強化されている」と語る。隣接する開催時期も、「CP+は春以降の製品、フォトキナは夏以降の製品が対象となり、直接的な影響はない」との考え方を示し、2月後半の開催時期にも「変更は考えていない」と明言した。
着実に来場者数を伸長するが、厳しい見方をすれば、7万人を前にここ数年足踏み状態が続いている。さらなる期待感の中、次のステージへ向けた飛躍へ、CP+2019はその大きな試金石となりそうだ。