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LED補助光は5段階の明るさ調整にも新対応

リコー、水深14mでの水中撮影が可能なタフネスデジカメ「WG-80」。LED補助光の輝度向上

公開日 2022/05/19 16:54 編集部:小野佳希
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リコーイメージングは、14m防水や高さ1.6mからの耐落下衝撃性能、マイナス10℃までの耐寒構造などを備えるタフネスデジタルカメラ「RICOH WG-80」を6月中旬に発売する。オープン価格だが、直販サイトでは42,800円(税込)にて販売する。

RICOH WG-80(オレンジ)

RICOH WG-80(ブラック)

レンズの周りに6灯配置した近距離用LED補助光の最大輝度を、従来モデルの約2倍に向上。新たに5段階の明るさ調整も可能とし、被写体や撮影表現の意図に応じたライティングで撮影を行えるように配慮した。

LED補助光は、被写体を大きく拡大して、肉眼では気づかないようなミクロの世界を液晶モニターで観察・撮影できる「デジタル顕微鏡」モードにおいても、均一で明るい照明を実現。また、より高速なシャッタースピードで手ぶれや被写体ぶれを抑えて撮影できる「瞬間輝度アップ」機能や、検出した人物の顔がフレーム内に収まっているかを点滅するLEDの位置で確認しながら撮影できる「自分撮りアシスト」機能、暗い場所で手元の照明として利用できる「LEDライト」モードなどの応用機能も備えている。

水深14mで連続2時間の水中撮影が可能な防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当に準拠)や、1.6mからの耐落下衝撃性能、ホコリに強いIP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造を搭載。100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造も備えている。

水中撮影に適した専用モード「マーメード」「マーメードムービー」も搭載。色再現やコントラストなどの画像処理を最適化し、水中で失われがちな赤系の色を美しく再現するとともに、水中での光の拡散によるコントラスト低下を補正してクリアな画像を実現したとのこと。またマーメードモード時は、フラッシュ撮影モード「発光禁止+強制発光」を選択でき、1度のシャッターでフラッシュ非発光と発光の2枚を連続して撮影することもできる。

レンズは焦点距離5〜25mm(35ミリ判換算で約28〜140mm相当)の光学5倍ズームで、被写体に最短1cmまで近づいての近接撮影なども可能。最大約36倍(35ミリ判換算で1008mm)相当の超高倍率撮影が行える「インテリジェントズーム」機能や、定点観測などで利用できる「インターバル撮影」機能なども備えている。

動画はフルHDでの撮影に対応し、1920×1080(16:9)ピクセルで30fps(フレーム/秒)撮影が可能。記録形式にはH.264を採用している。1280×720での記録になるものの、動画をスロー再生できる「ハイスピードカメラ」撮影機能や、インターバル動画撮影などにも対応する。なお、カメラ本体には映像・音声出力用のHDMIマイクロ端子(Type D)を装備している。

手ブレ補正は電子式を採用。加えて、被写体の明るさに応じて最高ISO6400まで感度を自動的に変更し、手ブレや被写体ブレが起きにくいシャッター速度で静止画撮影できる「高感度ぶれ軽減モード」や、動画撮影時の手ブレによる画像のズレをソフトウェアで補正する「Movie SR機能」を備えている。

2.7型、約23万ドット、16:9のワイド液晶モニターを搭載。外光の反射を抑えて映り込みを軽減するというAR(Anti-Reflection)コートを施すことで、日差しの強い屋外でも明るく見やすいよう配慮している。また、使用環境に応じて最も見やすい明るさに簡単に調整できる「アウトドアモニター」機能も搭載している。

記録媒体は約68MBの内蔵メモリーとSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応。バッテリー持ちは静止画撮影約300枚、再生時間にして約250分となる。外形寸法は約122.5W×61.5H×29.5Dmm(操作部材、突起部除く)、質量は約194g(電池/SDカード含む)。

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