Xperia Z1やドラクエスマホなど
ドコモ、新スマホ10機種 − オーバーフルHDタブレットやフルセグ防水フォトフレームも
■ドコモ発表会情報 −「docomo ID」でクラウド連携
本日開催されたNTTドコモの新製品発表会では、代表取締役社長 加藤薫氏が登壇し、「docomo ID」でクラウド連携する新サービスの概要を説明した。
加藤氏は「ユーザーとその家族、そして社会全体に幸せを感じてもらうことが、ドコモの目指すスマートライフだ。幸せの形は人それぞれ違う。ドコモは、ひとりひとりの幸せを実現するパートナーでありたい」と語った。
よりよいスマートライフの実現に向けて、ドコモでは「ネットワークフリー」「デバイスフリー」「OSフリー」「キャリアフリー」の構想を推進し、各ユーザーに付与する「docomo ID」でユーザー認証を行うID認証サービスを11月13日に開始する。
これまでは電話番号・契約回線でユーザー認証を行っていたが、「docomo ID」でユーザーの利用サービスをクラウド連携させることで、様々なネットワーク環境、PCを含む多彩なデバイス/OSで「dマーケット」のサービスが使用できるようになる。また、ゆくゆくはKDDIやソフトバンクなど他キャリアの端末でも「dマーケット」が利用できるようになる。
「docomo ID」の登録は、11月13日に開設予定の登録専用サイトからユーザーの任意で行える。なお11月13日時点では、同社の提供サービス「dゲーム」のみ「docomo ID」と連携するが、2014年3月までに、上述のように様々なネットワークやデバイス、OS、キャリアで使用できるようにサービス拡充を図っていくとのことだ。加藤氏は「多くの方に、もっとよりよくスマホを使ってほしいという気持ちによる、新たなチャレンジだ」と述べた。
また、スマホ向けの「spモードメール」の操作性を改良し、さらに上述の「docomo ID」によってクラウド対応させた「ドコモメール」サービスを10月24日に開始する。「docomo ID」で連携することで、ドコモの回線契約がない2台目以降のスマホ/タブレット、PCなどのブラウザから「ドコモメール」を利用できるようになる。また、2014年3月までには、IMAPに対応することを予定しており、これによってブラウザからだけではなく、PC等のメールアプリやソフトウェアから「ドコモメール」が使用できるようになる。
なお「dマーケット」では、洋服が購入できるECサイト「d fasion」、旅行総合サポートサービス「dトラベル」、子育て支援サービス「dキッズ」と、ユーザーの生活をよりよくサポートする3つの新サービスも展開予定だ。
また、加藤氏は本日発表のスマホ/タブレット全製品が高速データ通信サービス”Xi“の受信時最大150Mbpsに対応していることもアピールした。
ドコモでは、2GHz帯、800MHz帯、1.5GHz帯の3つのほか、9月からは1.7GHz帯を加えた4つの周波数帯による“クアッドバンド”の運用を開始している。「ネットワークの早さと快適さをより強化し、トラフィックの多い東名阪で受信時最大150Mbpsの高速通信を開始している。どんなときでもつなぐ技術、そしてつなぐ努力で、ユーザーの期待にこたえつづけていきたい」と加藤氏は語った。
そのほか、本日の発表会にはドコモの広告に出演する俳優の渡辺謙さん、堀北真希さん、石原さとみさんも登場。
堀北さんは「ドコモには色んな製品ラインナップがあって、選べる楽しさがある。ぜひドコモショップに行ってみて下さい」と呼びかけ、石原さんは「色々なサービスが充実しているドコモのこれからの可能性に期待しています」とコメントし、会場を盛り上げた。