12月初旬から
KDDI、“au VoLTE”提供開始 − 対応スマホ「isai VL LGV31」「URBANO V01」発表
なお、この2機能は送信側ユーザーの画面を受信側端末にミラーリングするというもの。そのため、例えば受信者側が画面をスクロールさせるなどのような、受信者側が送信者の画面を操作することはできない。
また、画面シンクはYouTubeなどの動画に対しても有効。「権利上の関係でワンセグ視聴時は画面シンクを行えない」(説明員)という。だが、有料の動画配信サービスなどについては「現時点でこちら側が何か制限をしているということはないため、おそらく可能だと思う。1対1でのやりとり、つまり友達に端末を直接見せているのと変わらないため、公衆送信権の侵害には当たらないという認識だ。サービス側から何か要望があれば今後対応していくことになるのではないか」とのことだった。
上記2つの機能のほかは、お互いの位置情報を地図上に表示する「位置シンク」、画面上で手書きの文字を共有できる「手書きシンク」を搭載。通話している2名が同じ画面を共有できるようにすることで、例えばパーティの会場選びや待ち合わせを行いやすくなるといったメリットがある。
加えて、ウェブ閲覧時や、動画・ゲームなどのアプリ利用時など画面捜査中に着信があった場合でも、表示している画面のまま着信が可能な専用UIを12月から提供する。
また、これらとは別に最大30人同時通話が可能な音声サービス「ボイスパーティー」も用意。月額300円で提供する。こちらはau VoLTE対応端末でなくても利用でき、発信者ひとりがサービスに加入していれば、他キャリア端末や固定電話などもグループの対象にできる。
そのほか、au WALLETについて、VISAに対応した新たな「au WALLET クレジットカード」の発行を10月28日より開始。同クレジットカードでは、利用金額に応じて「WALLET ポイント」が貯まる。
■松岡修造さん・福士蒼汰さん・杉咲花さんも新サービスをPR
田中社長は、「『auは少し違った取り組みをやっていきたい』と言ってきたが、VoLTEを高音質通話だけで終わらせては面白くないという思いでスタッフにハッパをかけてきた」と、シンク機能導入の背景を紹介。「ヴォイスとデータのシンクロ・コミュニケーションで生活革命を起こす」と意気込みを語った。