ソニーが誇る先端技術を惜しみなく投入
「Xperia 1」を触った! ソニーの総力を挙げたフラグシップスマホの実力とは?
2月25日に開幕した「MWC19 Barcelona」に出展するソニーモバイルコミュニケーションズが、最新のフラグシップスマホ「Xperia 1」を発表した(関連ニュース)。本記事では、会場で触れることができた「Xperia 1」のファーストインプレッションをお届けしよう。
なお、今回展示されていた実機はまだ試作段階の端末だったため、すべての機能が完全に動作するものではなかった。ソニーモバイルが会場で実施した新端末体験会、ならびにブースの固定展示によるデモンストレーションでの印象を交えながらご紹介したいと思う。端末のコンセプトなどについては、日本人記者を集めて実施されたグループインタビューで明らかになったコメントも加えてお伝えする。
グループインタビューの冒頭には、ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)代表取締役社長の岸田光哉氏も駆けつけ、Xperia 1に対する熱い想いを述べた。
「Xperia 1には、当社がお客様にお届けすべきことがすべて結集している。そして今回の端末ではさらに、放送機器や映画撮影まで、プロフェッショナルな方々とコラボし、彼らにご納得いただけるであろう機能も盛り込んだ。ソニーグループの中でユニークな存在となり得るスマートフォン。モバイルの新時代に果たすべき役割を全うできると期待している」(岸田光哉氏)。
さて、グループインタビューで記者からの質問に答えたのは、同社商品企画部 部門長の田嶋知一氏だ。田嶋氏はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの頃、今から約10年前に発売されたスマホ「Xperia X10」の商品企画にも携わった、シリーズの生みの親の一人でもある人物だ。
今回の新製品はネーミングを「Xperia 1(エクスペリア ワン)」として、近年統一してきた“Xperia+アルファベット”、あるいは“Xperia+アルファベット+数字”という流れをまた変えてきた。「1と10の間が、新たなXperiaが“勝負するゾーン”。今後はこの間にキーとなる商品を投入しながら、しっかりとシリーズ化を図りたい」と田嶋氏は新しいネーミングの意図を説明した。
「新しいXperiaのフラグシップモデルに何が必要か、ソニーグループの全社員を巻き込むような意気込みで議論を交わしてきた。ソニーにしかできない、ソニーならではの顧客価値を創出したいという強い思いがあった。本機が掲げている『好きを極めたい人に想像を超えたエクスペリエンスを』というコンセプトを、社員一丸となって実現することに邁進してきた」(田嶋氏)。
田嶋氏の言葉からは、現在のソニーグループのコーポレートダイレクションである、“人に近づく”ためのさらなる一歩を踏み出したいという強い思いが伝わってきた。今回発表された新フラグシップモデルには、スマホとして“世界初”となる「4K有機ELディスプレイ」の搭載と、「瞳AF追従機能を載せたトリプルレンズ仕様のメインカメラ」という二つの大きなハイライトがある。
そればかりか、Xperiaシリーズとして初めて内蔵スピーカーとヘッドホン出力の両方によるドルビーアトモス対応や、プロのクリエーターと共同開発した4K/HDR動画撮影機能など、スマホでは“あり得ない”ほど熱量の高い機能が「これでもか」と言わんばかりに詰め込まれている。
なお、今回展示されていた実機はまだ試作段階の端末だったため、すべての機能が完全に動作するものではなかった。ソニーモバイルが会場で実施した新端末体験会、ならびにブースの固定展示によるデモンストレーションでの印象を交えながらご紹介したいと思う。端末のコンセプトなどについては、日本人記者を集めて実施されたグループインタビューで明らかになったコメントも加えてお伝えする。
グループインタビューの冒頭には、ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)代表取締役社長の岸田光哉氏も駆けつけ、Xperia 1に対する熱い想いを述べた。
「Xperia 1には、当社がお客様にお届けすべきことがすべて結集している。そして今回の端末ではさらに、放送機器や映画撮影まで、プロフェッショナルな方々とコラボし、彼らにご納得いただけるであろう機能も盛り込んだ。ソニーグループの中でユニークな存在となり得るスマートフォン。モバイルの新時代に果たすべき役割を全うできると期待している」(岸田光哉氏)。
さて、グループインタビューで記者からの質問に答えたのは、同社商品企画部 部門長の田嶋知一氏だ。田嶋氏はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの頃、今から約10年前に発売されたスマホ「Xperia X10」の商品企画にも携わった、シリーズの生みの親の一人でもある人物だ。
今回の新製品はネーミングを「Xperia 1(エクスペリア ワン)」として、近年統一してきた“Xperia+アルファベット”、あるいは“Xperia+アルファベット+数字”という流れをまた変えてきた。「1と10の間が、新たなXperiaが“勝負するゾーン”。今後はこの間にキーとなる商品を投入しながら、しっかりとシリーズ化を図りたい」と田嶋氏は新しいネーミングの意図を説明した。
「新しいXperiaのフラグシップモデルに何が必要か、ソニーグループの全社員を巻き込むような意気込みで議論を交わしてきた。ソニーにしかできない、ソニーならではの顧客価値を創出したいという強い思いがあった。本機が掲げている『好きを極めたい人に想像を超えたエクスペリエンスを』というコンセプトを、社員一丸となって実現することに邁進してきた」(田嶋氏)。
田嶋氏の言葉からは、現在のソニーグループのコーポレートダイレクションである、“人に近づく”ためのさらなる一歩を踏み出したいという強い思いが伝わってきた。今回発表された新フラグシップモデルには、スマホとして“世界初”となる「4K有機ELディスプレイ」の搭載と、「瞳AF追従機能を載せたトリプルレンズ仕様のメインカメラ」という二つの大きなハイライトがある。
そればかりか、Xperiaシリーズとして初めて内蔵スピーカーとヘッドホン出力の両方によるドルビーアトモス対応や、プロのクリエーターと共同開発した4K/HDR動画撮影機能など、スマホでは“あり得ない”ほど熱量の高い機能が「これでもか」と言わんばかりに詰め込まれている。
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