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一条真人の体当たり実験室

BDレコーダー+「DiXiM Digital TV」で快適DLNA環境を作る!

公開日 2009/07/29 18:05 一条真人
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■ネットワークと再生負荷

さて、ハイビジョン番組の再生ということで、PC側の負荷も気になるところ。早速チェックしてみた。ちなみにPCは、CPU:AthronX2 3800+ / メモリ4GB / グラフィックスチップ ATI Radeon HD3200(チップセット内蔵)/ Windows XP Homeというスペックでチェックした。

有線接続の場合、DR録画の再生ではCPU負荷は25%前後。XRでは20%前後、SRで18%前後、LRで13%前後となった。ビットレートが高いとはいえ、MPEG-4 AVC/H.264よりもMPEG-2のほうが負荷が高いのはビデオアクセラレーションの違いかも知れない。

有線LAN接続時の地デジDR録画の再生負荷

無線LAN接続時の地デジDR録画の再生負荷

あまり問題のない負荷で再生できたわけだが、PC<>ルータ間の接続を無線LANに変えてみたところ、CPU負荷はDR形式で60%前後、XR形式で65%前後と跳ね上がった。しかし、とりあえず再生時にコマ落ちは見られなかった。

ちなみにルータはバッファローのWZR-HP-G300NH、子機はUSB接続タイプのWLI-UC-G300HPを使用し、130Mbpsでリンクさせている。なお、他のPCからテスト機への無線LANでのファイル転送速度を数回チェックしたところ、平均して55Mbps程度の転送速度が出ていた。

なお、無線LANで動画をスムーズに再生するというWLI-UC-G300HPのムービーエンジン機能はオンでもオフでも再生に問題はなかった。


■DLNA普及の起爆剤となるか?

ハードウェア的な要求スペックはやや高いかも知れないが、「DiXiM Digital TV」の実用度は悪くない。このソフトの登場によって、今までDTCP-IP対応DLNAクライアント機器がなければ使えなかったブルーレイレコーダーのDLNAサーバー機能がソフトのインストールだけで使えるようになるメリットは大きい。

世界初の単体のDTCP-IP対応DLNAクライアントソフト「DiXiM Digital TV」の登場によって、今後、国内でのDLNAの普及はより進んでいくことだろう。

(一条真人)

筆者プロフィール
デジタルAV関連、コンピュータ関連などをおもに執筆するライター。PC開発を経て、パソコン雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスワン」編集長を経てフリーランスに。All Aboutの「DVD ・HDDレコーダー」ガイドも務める。趣味はジョギング、水泳、自転車、映画鑑賞など。

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