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祝・BDボックス化記念! Woooで見る『スター・ウォーズ』全6作
■録画テレビ“Wooo”で『スター・ウォーズ』一気録り
『スター・ウォーズ』第一作が公開された1977年は、ホームビデオ発売とほぼ同時期。同作はドルビーステレオ(家庭用はドルビーサラウンド)の名を一躍高め、世界中の映画館への普及を推し進める原動力になった映画でもある。『スター・ウォーズ』がビデオ、LD、DVD、そしてハイビジョンと、メディアが変わってもキラーコンテンツであることと、これは無関係ではない。
さて、当時のカラーテレビは25インチ止まり。ましてや、テレビ本体で録画なんていうことは夢にも考えられなかった。日立は、今やほぼ全てのテレビメーカーが参入した「録画テレビ」のオリジネーターなのである。
P50-XP05は320GBのハードディスクを内蔵し、デジタル放送をリモコン一押しで録画できる。BSデジタルハイビジョンの場合、TSモードで約28時間、独自の長時間モードである「TSX8」モードなら約256時間の録画が可能。筆者の場合、直前に放送されていたワールドカップの映像を消さなくても、『スター・ウォーズ』全6話とアニメ版などスピンオフ作品、関連ドキュメンタリーまで一切合財の録画ができた。
録画テレビの泣き所がコンテンツの外部保存だったが、P50-XP05の場合、ハードディスクが一杯になった場合、LANで接続したNASに録画済みコンテンツをダビング・ムーブすることができる。ほかに「iVポケット」も備え、カセット型HDD「iVDR-S」に録画コンテンツをダビングすることも可能だ。
P50-XP05で久しぶりに再会した『スター・ウォーズ』第一作は、これはNHKに申し上げたいのだが、放送画質という点では少々不満が残った。
最近、1960〜70年代の映画が非常に高画質でリマスターされ、次々にブルーレイで発売されている。『スター・ウォーズ』ほどの大作なら、原画のポテンシャルはもっと高いはずである。BD発売の折は、最上の素材をベースに満を持した高画質で、と20世紀フォックスへ申し上げておく。
しかし、視聴は実に楽しいものであった。P50-XP05が放送画質の物足りなさを救ってくれたのである。