パナ/ソニー/シャープ/東芝の最新機器を一斉テスト
「買い」モデルはどれ? BDレコーダー4メーカー新モデル比較(1)− 各社の録画機能をチェック
■東芝
”RD”の伝統を継承。マニアックさでは右に出るもの無し
「レグザ・ブルーレイ」という新たなサブブランドが与えられた東芝のBDレコーダー。ラインナップは上から「RD-X10」「RD-BZ800」「RD-BZ700」「RD-BR600」(関連ニュース)で、いずれも型番に「RD」を冠している。また、4機種ともBlu-ray 3Dに対応している。
新たなシリーズ名で登場する新シリーズだが、基本的なソフトウェアの見た目はDVDレコーダー時代のRDシリーズにソックリ。「番組ナビ」からアクセスできる各種の番組表、自動録画もそのままだ。
番組表は8ch表示が基本で、地上波、BSデジタルまですべて混在させたカスタマイズが可能。リモコンのボタンに絞り込みチャンネルを登録できるマニアックさも相変わらずだ。
他社の主要機種がAVCダブル録画に対応しているのに対して、東芝のモデルはAVCトランスコーダーが1系統のみ。また、常にチューナーを意識しないといけない作りも、やや古さを感じる。
ただし、カスタマイズ志向の検索、「お気に入り番組リスト」「シリーズ録画リスト」による自動録画への対応は強力だ。RDじゃなきゃダメ、というユーザーも多いことだろう。
ここまで、4メーカーの最新機種の録画機能を見てきた。基本的な録画予約機能が使いやすいパナソニックとシャープに、多機能かつスマートなソニー、マニアックな機能が豊富な東芝と、それぞれのメーカーの傾向がハッキリと現れた印象だ。
次回は再生機能を横並びで比較する。
(折原一也)