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パナ/ソニー/シャープ/東芝の最新機器を一斉テスト

「買い」モデルはどれ? BDレコーダー4メーカー新モデル比較(1)− 各社の録画機能をチェック

公開日 2010/10/12 15:58 折原一也
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3Dテレビがオーディオビジュアルの話題を席捲しているが、注目すべきはそれだけではない。日頃からBDレコーダーをハンドリングしている筆者にとって、2010年秋・冬のBDレコーダーはかなり“アツイ”のだ。

今期のBDレコーダーはシステムプラットフォームを刷新したり、新機能を搭載するなど、長足の進歩を遂げた。

また、徹底したマニアックな設計で支持を集めてきた東芝”RD”が、「レグザ・ブルーレイ」の名前でBDレコーダー市場に本格参入を果たした。パナソニック、ソニー、シャープの3社に東芝が加わるという構図は久しぶりだ。

いよいよ出揃った2010年のBDレコーダーだが、どのモデルを選ぶべきか。今回はパナソニック「DMR-BWT1100」、ソニー「BDZ-AX2000」、シャープ「BD-HDW700」、東芝「RD-BZ800」の4モデルを用意し、「録画」「再生」「編集」それぞれの機能について各機種の横並び比較を行った。レポートを通して、自分に合った機種を見つけていただけたら幸いだ。

第1回目となる今回は、録画機能についてチェックしていく。なお、録画モードやビットレートなどの基本情報については、各モデルの関連ニュースを参照頂きたい。

■パナソニック
 初心者でも分かりやすい設計。WOWOW/NHK「注目番組」が便利


以前から初心者にも扱いやすいレコーダーとして知られるパナソニックのDIGA。今期はBlu-ray 3D再生に対応した「DMR-BWT3100K」「DMR-BWT2100K」「DMR-BWT1100K」、同非対応の「DMR-BW890」「DMR-BW690」「DMR-BR590」の、計6機種をラインナップする(関連ニュース)。BR590のみデジタルシングルチューナー、それ以外はデジタルダブルチューナーだ。今回のテストはDMR-BWT1100で行った。

パナソニック「DMR-BWT1100K」

番組表からの予約はAVCのダブル録画が可能なこともあり、チューナーを意識せずに使える扱いやすさがメリット。

「お好みチャンネル」に予め登録しておけば、地上/BS/CSデジタルが混在したチャンネル表示にカスタマイズできたりと、番組表まわりは意外なほど多機能だ。検索は「ジャンル」「人名」「キーワード」(トピック選択)のほか「フリーワード」入力も可能。Gガイドの「関連番組」が使えるのも特徴だ。

自動録画機能「新番組おまかせ録画」は地上/BSデジタルのドラマ・アニメ新番組専用、DRモード専用と、カスタマイズ性はないものの、シンプルに設定できるのがメリット。録画番組を再生すると予約確認が表示されたり、初心者に対する分かりやすさを徹底している。

番組表は3/5/7/9/11/15/19と表示領域の切り替えは豊富で、ジャンル色分けにも対応。モードを個別に選択したいという方でなければ一発予約も便利。広告が入るのはやや邪魔だが、小マドで番組を表示できるのは扱いやすい

フリーワードによる検索は、ジャンル、人名、フリーワードを登録して検索を実行。複数の条件をまとめて登録して検索できるが、やや扱いには慣れが必要


前世代機から対応した、番組表「関連情報」からの検索も踏襲。他社の機能と異なり、EPG側で専用に提供されている情報だけが検索対象になるが、ゴールデンタイムのドラマやバラエティなら人名からの検索も有効

「WOWOW一ヶ月番組表」は翌月までの予約が可能。ネット経由で番組情報を取得するため初期設定が必要だ。なお、次に掲載している「注目番組」も一ヶ月先までの情報を受信する


番組表以外の番組ガイドとして「注目番組」機能も対応。従来からのWOWOWのほか、NHKも注目番組情報を提供するようになった

注目番組では、番組情報を期間別にサムネイル付きで表示。この画面から簡単予約ができるほか、番組を選べば番組詳細や予約画面に飛べるので、実質的な機能は番組表と同じだ

次ページ「一発予約」が可能になったソニーBDZシリーズ

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