パナ/ソニー/シャープ/東芝の最新機器を一斉テスト
BDレコーダー4メーカー新モデル比較(2)− 録った番組を一番快適に視聴できるのは?
■東芝
フォルダを自分で作れる”RD”のスタイルを継承
東芝の再生機能は「見るナビ」を中心に管理する。録画番組は自動でフォルダ分類する機能はないものの、録画予約時にフォルダの指定や作成を行えば問題ない。
PC的な感覚で「フォルダ」を作って録画番組を移動。削除した番組は「ごみ箱」に入るといった、手動操作にこだわった設計のマニアックさは東芝らしい。
「モード」ボタンでタイトル一覧をチャプター一覧に切り替えられたりと、機能的なユーザーインターフェースの設計も東芝ユーザーにはおなじみのもの。「おまかせプレイ」によるCM自動スキップも強力だ。ただしこの機能、2番組のうち片方のDR1/RE1でしか使えないのは残念だ。
なお録画番組の時間を問わず、リモコンから1/20をスキップできる機能は便利だ。
再生機能では、各社とも録画番組の分類やフォルダ管理への対応が進んでいる。自動分類が強力なパナソニック・ソニー、絞り込み表示がユニークなシャープ、手動でカスタマイズ志向の東芝とアプローチは様々だ。
全機種がCM自動チャプターに対応するが、なかでも自動スキップ可能な東芝、加えてダイジェスト再生も活用できるソニーが、再生機能では一歩リードといったところだろうか。次回は編集機能を比較する。
(折原一也)