「ヘビーなユーザーにこそオススメしたい強力な製品」
BDレコーダーを超えた!? 一条真人がマクセル “iV”レコーダー「VDR-R2000」を徹底レビュー
◆◇◆ iVレコーダー徹底ハンドリングレポート Part.1 ◆◇◆ |
■より“レコーダーっぽくなった”本体とリモコンデザイン
さて、いよいよここからは実際に製品を使ってみてのレポートをお届けしよう。
まず外観から見ていくと、iVDRスロット1基のみを搭載したVDR-R1000は縦置きも可能なコンパクトなボディで、チューナーユニットのようにさえ見えたが、iVDRスロット1基に加えて250GBのHDDを内蔵したVDR-R2000は、いわゆる“普通の”レコーダーにより近づいた印象を受ける。もちろん、光学ドライブを搭載しないため、横幅は普通のブルーレイレコーダーよりもずっとコンパクトだ。
前面のカバーを開けると、左側にはiVDRスロットに加えSDカードスロットも搭載しているのがわかる。SDカードはテレビ番組の録画やダビングには対応していないが、カードに保存されているビデオ映像やデジカメ写真を表示することができ、デジカメの画像はHDDにダビングすることもできる。
iVDRカセットの出し入れは、セットするときは押しこむだけ。取り出したいときは軽く押しこむと、ロックがはずれて少し飛び出してくる。イジェクトボタンなどは搭載しないが、むしろ操作性としてはシンプルで良いのではないだろうか。
いつでも気軽に抜き差しでき、複数のカセットを取り替えながら録画を見るような作業も手軽にできる。光学ディスクメディアと比較して、使用時のスピード感は非常に快適だ。
リモコンは1つ1つのボタンが大きく文字が見やすく、こちらも“普通の”レコーダー然としたものだ。ボタンのレイアウトはレコーダーの定番とも言うべきもので、中央付近にカーソルと決定キーを配置し、その上に左から「番組表」、「さがす」、「見る」のキーが並ぶ。そのすぐ上にTV音量、チャンネル切り替えなどのボタンがある。また、カラーボタンがカーソルのすぐ下にあるのも今風で操作性に優れている。
「番組表」ボタンでは当然、EPG番組表が起動。「さがす」ボタンでは番組検索機能が、「見る」では録画リストが表示されることになる。この3つの機能がレコーダーを使っていてもっともよく使うボタンなので、これらをカーソルの上部に配置するのは正解で、操作しやすい。同様にカーソルに付近にメニューキー、「戻る」キーを配置しているのも便利だ。