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CRESYNのスタイリッシュな「C515H」も登場

Bluetoothイヤホン「PS 20 BT」や“プライマルシリーズ”「PS 320」など − PHIATON秋の注目機を一斉レビュー

公開日 2011/10/20 09:50 レビュー:鴻池賢三/高橋敦/Phile-web編集部
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カジュアルに高音質が楽しめるCRESYNのヘッドホン「C515H」

ここまで“プレミアムサウンド”と先進技術の採用を特徴とするPHIATONのヘッドホン&イヤホンの注目機種2モデルを紹介してきたが、続いてレポートするCRESYNブランドのヘッドホン「C515H」は、ヘッドホンのデザインや“着こなし”にもこだわりながら、よりカジュアルなスタイルで音楽を楽しみたいというユーザーにもおすすめできるヘッドホンだ。

カラフルでレトロなデザイン、軽快な装着感も魅力のオープンエア型ヘッドホン

“disc”のペットネームで展開される「C515H」は、スクウェア形状のハウジングの中央に、円形にかたどったディスク状のパーツをあしらって、どことなくレトロな雰囲気を漂わせるデザインのヘッドホンだ。今回はグリーンとブラックのモデルを借りてテストを行ったが、この2色のほかにもブルー/ピンク/バイオレットを加えた全5色のバリエーションが揃っている。

CRESYN「C515H」


グリーンモデルはポップなカラーリングも魅力

スクウェア形状のハウジングに、中心部にはディスクを模したかたちのパーツを配置している
グリーンのカラバリモデルは、ハウジングの四角い部分がブラック、“disc”の外側がグリーンで、中央がシルバーというカラー配置。ヘッドバンドやケーブル、スポンジ素材のイヤーパッドもグリーンに配色されている。グリーンの色合いは落ち着いたトーンの黄緑系。本体の質量が71gとたいへん軽く、柔らかなイヤーパッドや柔軟性の高いヘッドバンドの効果により、装着時の圧迫感は非常に少ない。スマートフォンなどで音楽を聴きながら、ヘッドホンのコーディネートも楽しみたいという女性の方々にもおすすめしたい。


ヘッドバンドは伸縮可能

スポンジタイプの柔らかなイヤーパッドを採用した
ブラックのモデルは、メインカラーのブラックを基調に、“disc”とケーブルの部分にホワイト、ヘッドバンドとハウジングの中央にはシルバーをレイアウトした、クールなモノトーン仕上げ。こちらのカラバリはスマートにヘッドホンを着こなしたい男性ユーザーにも試して欲しい。


クールで落ち着きのあるカラーリングを採用したブラックモデル

ハウジングもモノトーンの色調を採用した
型式はオープンエアを採用しており、ドライバーサイズは40mm。高域を中心にヌケが良く、クリアなサウンドが魅力。本機はオープンエアタイプなので、電車の中など周囲に人の多い環境で音楽を聴く時には、音漏れに気をつけて使いたいところだ。

ケーブルは本体から片出しの平型タイプを採用している。平型であることから、持ち運びの際にケーブルをポータブルプレーヤーなどに巻き付けた際にも、音楽を聴きたい時はすぐに気持ちよく解れて、リスニング中も絡みにくいので使い勝手が良い。ケーブル全体の長さは1.2m。


ケーブルは片出しタイプ

平型のケーブルを採用し、持ち歩き中も絡みにくいのが特徴


3.5mm、ストレート型のステレオミニプラグ

ヘッドバンドにはメタルパーツを配置
エッセンスをきっちりと鳴らす、手抜きのないサウンド

それでは「C515H」のサウンドをチェックしていこう。

はじめにキリンジのアルバム「KIRINJI 19982008 10th Anniversary disc_2 TH-SIDE」より『汗染みは淡いブルース』を聴いてみた。音の一つ一つは、例えばPHIATONの「PS 320」と比較してしまうと小粒ではあるが、エッセンスがしっかりとしていて力強さもある。ボーカルの音像が明確で、オープンエアならではの清涼感も魅力だ。低域の音もけっして痩せてしまうことがなく、ポップでリズミカルなベースラインが心地よい。

続いてLady Gaga「The Fame Monster」から『Telephone』を試聴した。女性ボーカルは高域がとても伸びやか。ドラムスはバスドラのアタック感が力強く伝わってくる。シンセサイザーの細かな音やコーラスが多層に重なってくるパートも、適当に音を間引くことなく、音を一つずつ丁寧に描き出した。

ニュース番組のポッドキャストも聴いてみたが、ナレーションの声が明瞭に再現されてとても聞きやすい。また、iPod touchでサッカーゲームもプレイしてみたが、SEが細かに再現され、ナレーターの声も定位がしっかりとしている。なかなかの臨場感だ。

本機の価格はオープンだが実売価格は2,480円前後。とても手頃な価格ながら、サウンド、質感の両面で手抜きがなく、まじめに作り込まれた製品であることが実感できた。色とりどりのスマートフォンとのカラーマッチも楽しみながら、気軽に付属ヘッドホンのステップアップを叶えたい方々におすすめできるヘッドホンだ。

(レポート/Phile-web編集部 山本)



【C515Hのスペック】●型式:オープンエア ●ドライバーユニット:40mmダイナミックドライバー ●インピーダンス:32Ω マル最大入力:500mW ●感度:97dB ●再生周波数帯域:20Hz〜20,000Hz ●ケーブル長:1.2m ●質量:71g

◆CRESYNオフィシャルサイト 「C515H」の製品情報
◆Phile-webニュースの「C515H」関連ニュース


【PHIATON/CRESYN製品に関する問い合わせ先】
クレシンジャパン(株)
フリーコール/0120-959-234
携帯電話・PHS/045-478-3390

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