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使用感をハンドリングレポート

【レビュー】ついに始まったソニーのクラウドサービス「PlayMemories Online」を試す

公開日 2012/04/27 17:12 一条真人
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「アルバム」は特定の画像をグルーピングできる機能であり、それを知人とシェアすることができる。また、「ポストカード」では画像をメールで送ることが可能だ。

写真や動画のアップロードは画面上のメニューボタンの「写真や動画を追加」で行う。写真や動画を選択するとサムネイルが表示され、すべての処理が終わったら、アップロードできるというわけだ。ちなみに、当たり前だが写真や画像は複数を一気にアップロードすることもできる。

どこにアップロードされるかを示すメッセージが表示され…

画像選択画面になる。「ファイルを選択」をクリックすると、画像選択に


画像を選択すると、

サムネイルが登録される。「終了」をクリックすると、


画像がアップロードされる

アップロードされると、ライブラリにサムネイルが追加される

動画形式はMP4、AVCHD、WMVなど主流の形式には対応するが、拡張子が3GPPのものには対応しないのか、画像選択ウィンドウで表示されなかった。

動画は内部処理が必要らしく、処理が終わるまでは再生できない

画像選択画面では拡張子「3GP」の動画が表示されない

さて、ユーザーとして気になるのは、やはり動画の処理速度だろう。ファイルを選択してアップロードした際に、静止画像ではすぐにサムネイルが表示されるが、動画ではこの処理に時間がかかる。

また、サービス開始当日はサーバー側の処理が異様に遅く、10秒程度のMPEG4形式のVGA動画でも処理に数時間を要した。サービス開始2日目となった4月26日時点ではより高速に処理されており、実用的な速度で利用できるようになっている。どうやら、走りながら色々と調整を続けているようなので、この処理は今後より高速化される可能性があると見てよいだろう。

ここからは、動作が安定した2日目に、いくつかのシチュエーションからアップロードを行った結果を紹介していこう。まず「Nexus S」で撮影したMPEG4の10秒程度のVGA動画では、ローカル処理が1分程度、アップロードしてウェブサムネイルが表示されるまで40秒程度だった。また、サーバーの処理も速く、アップロード後すぐに再生処理が可能だった。

モトローラのAndroidスマートフォン「RAZR」で撮影したフルHD解像度では、MPEG4形式の10秒動画でローカル処理に4分45秒程度、アップロードしてサムネイルが表示されるのに30秒程度かかった。こちらもすぐに再生処理が可能だった。

なお当たり前のことだが、ローカル処理にはPCの性能が大きく影響する。筆者が数年ほど使用しているマシンでは上記のように5分近くかかった処理が、“VAIO Fシリーズ”の最新モデル「VPCF249FJ/BI」では56秒程度で済んだ。さらに、iPhone 4Sで撮影したフルHDの30秒の動画も1分12秒程度でローカル処理できた。

しかし、ビデオ編集ソフトで作成した1,440×1,080のWMV動画のローカル処理は5分20秒程度かかった。アップロードしてサムネイルが表示までは42秒程度。サムネイル表示後すぐに再生しようとしたら、「処理中」というメッセージが表示され、実際に再生可能になるには数秒ほど待たされた。これも当然のことだが、処理速度は単純に解像度によるだけでなく、ファイル形式などによっても変わってくる。

動画の再生画面

ちなみに再生時の画面で、「フルスクリーンボタン」をクリックすると、全画面表示になる。このとき、画面下にサムネイルが並び、表示させるアイテムを選択できる…のだが、残念ながら筆者がテストした時点では動画のフルスクリーン表示はうまく動いていないようだった。

フルスクリーン表示も可能

■スマホやタブレットからの使い勝手はいかに?

前述のように、スマートフォンやタブレットには専用のアプリを用意。アプリのカメラ機能を利用することで、画像や動画を撮影してすぐにアップロードすることができる。

次ページ”各再生端末に最適化”されたファイルの画質は?

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