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海上忍氏がハンドリングレポート

【レビュー】Xperiaの“腕時計型タッチパネルリモコン”「SmartWatch MN2」を試す

公開日 2012/05/01 14:22 海上 忍
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より一層のスマートさ(賢さ)が求められるようになっているスマートフォンだが、機能が増えれば必要な部品も増え、なかなかスマート(細身)になれないのが現実。そんななかでソニーモバイルコミュニケーションズから登場した、スマートフォンのエッセンスを腕時計サイズに凝縮、Bluetoothでスマートフォン本機と連携させるというコンセプトのデバイス「SmartWatch MN2」(関連ニュース)を試した。

重量わずか15.5gの「SmartWatch MN2」。サイズは36×36×8mm、しかも防滴/防キズ仕様というタフさが売りだ

■スマートフォンを「スマート」に使うために

スマートフォンには、いくつかの顔がある。携帯電話、通信端末、モバイルコンピュータ……使い方も色々、Webやメール用端末として、オーディオプレイヤーや動画ビューアとして、TwitterやFacebookなどSNSのクライアントとして、必須機能のひとつと見なされているタッチ液晶を操作し快適に使うことができる。

しかし、タッチパネルのサイズとバッテリーの持続力のバランスゆえに、ある水準以下の小型化/薄型化が難しい。たとえばバッテリーの容量を犠牲にして薄くしても、最低数時間以上待ち受け状態を維持できなければ、携帯電話としては認められないだろう。いずれ超薄型/低消費電力のタッチパネルと、超軽量/高効率のバッテリーが実用化されるのかもしれないが、それは今日・明日の話ではない。

先日発売された「SmartWatch MN2」は、そのようなジレンマに陥っているスマートフォンに向けたソニーモバイルからのフォローだ。この腕時計としても使える小さなデバイスは、Android 2.3以降のXperiaシリーズ限定ながら、Bluetoothでスマートフォンと通信することで、電話の着信やメールの到着を通知し、オーディオプレイヤーの遠隔操作を可能にしてくれる。それでは早速、その機能を見ていこう。

同梱のリストバンドを利用すれば腕時計に早変わり

腕時計スタイルで実際に装着してみたところ

■前モデル「LiveView MN800」から機能やデザインが大幅改善

SmartWatch MN2は、Androidスマートフォン「Xperiaシリーズ※」とBluetoothで連携する小型端末。ソニーモバイル(当時Sony Ericsson)が2011年7月に発売した「LiveView MN800」の後継機であり、1.3インチ/128×128ピクセルカラー有機ELパネル、連携可能な端末はXperiaシリーズのみなど、ハードウェアスペックには共通項も多い。

※:Xperia arc SO-01C、Xperia acro IS11S、Xperia acro SO-02C、Xperia ray SO-03C、Xperia PLAY SO-01D、Xperia NX SO-02D、Xperia acro HD SO-03D、Xperia acro HD IS12S

次ページパネル全体でのタッチ操作対応で使い勝手も向上

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