[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第7回】iTunesじゃ満足できない! CDを高音質リッピングするおすすめソフト
■Windows向け/Mac向け − 高橋敦のお薦め“強力”リッピングソフトを紹介!
では、代表的な「強力なリッピングソフト」を紹介しよう。
Windowsにおいては、「dBpoweramp Music Converter's」というオーディオツールのパッケージに含まれる、「dbPoweramp CD Ripper」がイチオシだ。こちらは有料ソフトだが、21日間はフル機能を試用できる(「dBpoweramp Music Converter's」のDLはこちら→http://www.dbpoweramp.com/cd-ripper.htm)。
さらに本ソフトはAppleロスレスにもFLACにも対応している。
なおWindowsでは他に「Exact Audio Copy」、略称「EAC」という古参のリッピングソフトも名を知られている。こちらは無料だ。
Macにおいては「X Lossless Decoder」、略称「XLD」がイチオシだ。フリーで公開されている(「X Lossless Decoder」のDLはこちら→http://tmkk.pv.land.to/xld/)。
元々は音楽ファイル形式の相互変換ソフトだが、強力なリッピング機能も搭載されている。対応する形式も幅広い。AppleロスレスとFLACにも対応するので、ロスレスでのリッピング態勢も万全だ。
■iTunes vs XLD − 読み込み時間は結構違った!
さて続いて、先ほど後回しにしたリッピングに要する時間について検証してみた。同じ音楽CD(収録曲数11曲、収録時間約40分)をiTunesとXLDでそれぞれリッピングして、取り込みに要した時間を比較してみる。
< リッピング所要時間 >〜収録曲数11曲、収録時間約40分の音楽CDの場合〜
・iTunes:1分53秒
・XLD :5分36秒
XLDはiTunesの3倍弱の時間を要するという結果だ。でもこの時間差の分だけより確実に精度を高めてリッピングしてくれているのだと思うと、何だかありがたい気もしてくる。
最後になるが、実はiTunesにも、今回紹介した他のソフトほどのものではないが、リッピング時のエラー訂正機能が用意されている。リッピング→ライブラリ登録→タグ編集の流れをスムーズに行える利便性を優先してiTunesでリッピングを行う場合にも、その機能はぜひとも有効にしておこう。
そして最後の最後に、地味だがリッピングに関する重要なポイントをふたつ述べて終わりたい。
ひとつ。CDドライブは定期的に市販のCDレンズクリーニングディスクで掃除しよう。
ひとつ。中古盤やレンタル盤など古いディスクを読み込む際には、その前に盤面を眼鏡拭きクロスなどで綺麗に磨こう。
当たり前のことと思われるかもしれないが、ソフトのリッピング性能に頼る前に、自分でドライブとディスクの状態を良くすることが大切なのだ。
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では、代表的な「強力なリッピングソフト」を紹介しよう。
Windowsにおいては、「dBpoweramp Music Converter's」というオーディオツールのパッケージに含まれる、「dbPoweramp CD Ripper」がイチオシだ。こちらは有料ソフトだが、21日間はフル機能を試用できる(「dBpoweramp Music Converter's」のDLはこちら→http://www.dbpoweramp.com/cd-ripper.htm)。
さらに本ソフトはAppleロスレスにもFLACにも対応している。
なおWindowsでは他に「Exact Audio Copy」、略称「EAC」という古参のリッピングソフトも名を知られている。こちらは無料だ。
Macにおいては「X Lossless Decoder」、略称「XLD」がイチオシだ。フリーで公開されている(「X Lossless Decoder」のDLはこちら→http://tmkk.pv.land.to/xld/)。
元々は音楽ファイル形式の相互変換ソフトだが、強力なリッピング機能も搭載されている。対応する形式も幅広い。AppleロスレスとFLACにも対応するので、ロスレスでのリッピング態勢も万全だ。
■iTunes vs XLD − 読み込み時間は結構違った!
さて続いて、先ほど後回しにしたリッピングに要する時間について検証してみた。同じ音楽CD(収録曲数11曲、収録時間約40分)をiTunesとXLDでそれぞれリッピングして、取り込みに要した時間を比較してみる。
< リッピング所要時間 >〜収録曲数11曲、収録時間約40分の音楽CDの場合〜
・iTunes:1分53秒
・XLD :5分36秒
XLDはiTunesの3倍弱の時間を要するという結果だ。でもこの時間差の分だけより確実に精度を高めてリッピングしてくれているのだと思うと、何だかありがたい気もしてくる。
最後になるが、実はiTunesにも、今回紹介した他のソフトほどのものではないが、リッピング時のエラー訂正機能が用意されている。リッピング→ライブラリ登録→タグ編集の流れをスムーズに行える利便性を優先してiTunesでリッピングを行う場合にも、その機能はぜひとも有効にしておこう。
そして最後の最後に、地味だがリッピングに関する重要なポイントをふたつ述べて終わりたい。
ひとつ。CDドライブは定期的に市販のCDレンズクリーニングディスクで掃除しよう。
ひとつ。中古盤やレンタル盤など古いディスクを読み込む際には、その前に盤面を眼鏡拭きクロスなどで綺麗に磨こう。
当たり前のことと思われるかもしれないが、ソフトのリッピング性能に頼る前に、自分でドライブとディスクの状態を良くすることが大切なのだ。
高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi 埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退。大学中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。 その興味は演奏や録音の技術などにまで及び、オーディオ評に独自の視点を与えている。 |
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