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いざという時に便利なテクニックを紹介

知っておきたい「iTunes」裏ワザ10連発(前編)

公開日 2012/12/19 14:27 高橋敦
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●裏ワザ5:iPhoneの着信音はiTunesだけで作成できる

音楽ファイルからiPhoneの着信音を作るには専用のアプリが便利だが、ちょっと手間をかければiTunesの機能だけで作成することもできる。

まずは着信音にしたい曲を選んで情報画面を呼び出し、「オプション」タブにある「開始時間」「停止時間」を設定する。ここでイントロなりサビなり曲のうち着信音として使いたい部分を範囲指定するのだが、その際に注意点がひとつ。この範囲の再生時間は40秒以下に収めないと、着信音として利用できない。

着信音に変換したい曲の「情報(プロパティ)」を表示して、「オプション」タブを開く。「開始時間」「停止時間」を何分何秒と指定して選択。コンマ以下の微妙な指定も可能

続いてiTunesのCD読み込み設定をAAC形式にする。ビットレート(bps)はどの設定でもよいが、着信音としては128kbpsもあれば十分だろう。

Macの場合は「環境設定>一般>読み込み設定」、Windowsの場合は「設定>一般>インポート設定」でこの画面を呼び出し、AAC形式に設定する

それらのセッティングを終えたら、先ほど再生範囲を指定した曲のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「AACバージョンを作成」を実行。

右クリック(Macのトラックパッドなら2本指タップ)でコンテキストメニューを呼び出して「AACバージョンを作成」を選択

するとその曲の指定範囲のみを抜き出してAACに変換した曲が作成されるので、それをiTunesからデスクトップなどにドラッグ&ドロップ。すると「曲名.m4a」というファイルが作成される。

変換前の曲と重ねて新しく範囲指定変換後の曲が追加される。再生時間が先ほど指定した範囲(〜40秒)になっている方が新規に作成された方なので、そちらをデスクトップなどにドロップ

拡張子「.m4a」のファイルがデスクトップにコピーされる

システム側の設定によっては拡張子「.m4a」が表示されないが、その際はMacならFinderの環境設定、Windowsならフォルダーのメニューバーから「フォルダーと検索のオプション」を呼び出し、それぞれ拡張子を表示するように設定しよう。

ファイルをデスクトップなどにコピーしたら、iTunes側では着信音用に作成した曲をライブラリから削除する。

iTunes側で曲を削除しておかないと、次の手順でm4rファイルをiTunesに戻したときにうまく認識されない。ここは見落としがちなところなので注意

最後に、デスクトップにある音楽ファイルの拡張子を「.m4a」から「.m4r」に書き換えて、そのファイルをiTunesにドラッグ&ドロップで戻す。するとその曲は着信音として認識されるはずだ。確認してみよう。

ファイル名末尾の拡張子を「.m4r」に書き換える

ma4ファイルをiTunesにドラッグ&ドロップすると「着信音」の項目に曲が追加される


まずは10連発の前半をお届けしたが、いかがだっただろうか。iTunesを上手に活用できそうなテクニックが見つかったら幸いだ。

(高橋敦)

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