いざという時に便利なテクニックを紹介
知っておきたい「iTunes」裏ワザ10連発(前編)
●裏ワザ5:iPhoneの着信音はiTunesだけで作成できる
音楽ファイルからiPhoneの着信音を作るには専用のアプリが便利だが、ちょっと手間をかければiTunesの機能だけで作成することもできる。
まずは着信音にしたい曲を選んで情報画面を呼び出し、「オプション」タブにある「開始時間」「停止時間」を設定する。ここでイントロなりサビなり曲のうち着信音として使いたい部分を範囲指定するのだが、その際に注意点がひとつ。この範囲の再生時間は40秒以下に収めないと、着信音として利用できない。
続いてiTunesのCD読み込み設定をAAC形式にする。ビットレート(bps)はどの設定でもよいが、着信音としては128kbpsもあれば十分だろう。
それらのセッティングを終えたら、先ほど再生範囲を指定した曲のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「AACバージョンを作成」を実行。
するとその曲の指定範囲のみを抜き出してAACに変換した曲が作成されるので、それをiTunesからデスクトップなどにドラッグ&ドロップ。すると「曲名.m4a」というファイルが作成される。
システム側の設定によっては拡張子「.m4a」が表示されないが、その際はMacならFinderの環境設定、Windowsならフォルダーのメニューバーから「フォルダーと検索のオプション」を呼び出し、それぞれ拡張子を表示するように設定しよう。
ファイルをデスクトップなどにコピーしたら、iTunes側では着信音用に作成した曲をライブラリから削除する。
最後に、デスクトップにある音楽ファイルの拡張子を「.m4a」から「.m4r」に書き換えて、そのファイルをiTunesにドラッグ&ドロップで戻す。するとその曲は着信音として認識されるはずだ。確認してみよう。
まずは10連発の前半をお届けしたが、いかがだっただろうか。iTunesを上手に活用できそうなテクニックが見つかったら幸いだ。
(高橋敦)