【特別企画】”音の遅れ”を徹底排除したサブウーファー
ECLIPSE「TD725sw」が最高峰であり続ける理由
■試聴感をレポートする
今回は富士通テン(株)本社の視聴室にて行った。低域のレンジが広くボリュームも印象的な、CD『鬼太鼓座』をまずは視聴した。システムはTD510ZMK2との組み合わせによる2.1ch環境である。
そのサウンドは、大太鼓ならではの低く伸びる低域の量感に加え、ピンと張られた皮が弾けるような鋭さを併せ持っている。インパルス応答に着目した「スピード」とは、音楽的なフィーリングのスピード感ではなく、元信号に対する反応の速さそのものを指すことが体感できる(結果的にその正確な「スピード」により、音楽的フィーリングの意味における「スピード感」を忠実に再現できるのだ)。アタック後の収束も俊敏で、音を引きずる感は皆無。余韻が濁らないので、皮の震えが収まる様が目に浮かぶ。同時に、アンビエントのクリアさは空間の大きさも忠実に描き出す。元の音楽信号を汚染しないことが、どれほど重要であるかに気付かされるはずだ。
TD510ZMK2を5本と組み合わせた5.1ch再生では、BDの音楽タイトルを中心に試聴した。激しいビートの連続するシーンでウーファーの振幅が手を跳ね飛ばすような勢いでも、エンクロージャーの振動が皆無なのには驚かされた。エンクロージャーの余分な振動がないために、余計な音が発生していないことは容易に想像できる。名目だけでないフローティング構造を体験すれば、誰もがその性能に納得するだろう。
■理論と技術に裏打ちされた真の世界を目指すために
ECLIPSE TDシリーズは、アーティストの想いを忠実に再現することを目指し、幅広い知見と技術の探求から、独自の形に辿り着いた。それは時間軸への着目であり、理論を実際の音として体現するための技術開発や設計にこだわりが詰まっている。理論と技術に裏打ちされた真の世界、真の音と言えるだろう。
ホームシアターを構築する際、サブウーファーの検討は、AVアンプやサテライトスピーカーに比べて後回しになりがちである。情報量の観点ではサテライトスピーカーに及ばないものの、部屋全体の空気を揺るがす音圧を考えれば、サブウーファーこそが音の支配者と言っても過言ではない。サブウーファーはどれも同じでない事は、今回の解説で理解頂けたと思う。もし、サラウンドサウンド体験に満足できていないなら、サブウーファーを軸にした検討も行ってみると良いだろう。
今回は富士通テン(株)本社の視聴室にて行った。低域のレンジが広くボリュームも印象的な、CD『鬼太鼓座』をまずは視聴した。システムはTD510ZMK2との組み合わせによる2.1ch環境である。
そのサウンドは、大太鼓ならではの低く伸びる低域の量感に加え、ピンと張られた皮が弾けるような鋭さを併せ持っている。インパルス応答に着目した「スピード」とは、音楽的なフィーリングのスピード感ではなく、元信号に対する反応の速さそのものを指すことが体感できる(結果的にその正確な「スピード」により、音楽的フィーリングの意味における「スピード感」を忠実に再現できるのだ)。アタック後の収束も俊敏で、音を引きずる感は皆無。余韻が濁らないので、皮の震えが収まる様が目に浮かぶ。同時に、アンビエントのクリアさは空間の大きさも忠実に描き出す。元の音楽信号を汚染しないことが、どれほど重要であるかに気付かされるはずだ。
TD510ZMK2を5本と組み合わせた5.1ch再生では、BDの音楽タイトルを中心に試聴した。激しいビートの連続するシーンでウーファーの振幅が手を跳ね飛ばすような勢いでも、エンクロージャーの振動が皆無なのには驚かされた。エンクロージャーの余分な振動がないために、余計な音が発生していないことは容易に想像できる。名目だけでないフローティング構造を体験すれば、誰もがその性能に納得するだろう。
■理論と技術に裏打ちされた真の世界を目指すために
ECLIPSE TDシリーズは、アーティストの想いを忠実に再現することを目指し、幅広い知見と技術の探求から、独自の形に辿り着いた。それは時間軸への着目であり、理論を実際の音として体現するための技術開発や設計にこだわりが詰まっている。理論と技術に裏打ちされた真の世界、真の音と言えるだろう。
ホームシアターを構築する際、サブウーファーの検討は、AVアンプやサテライトスピーカーに比べて後回しになりがちである。情報量の観点ではサテライトスピーカーに及ばないものの、部屋全体の空気を揺るがす音圧を考えれば、サブウーファーこそが音の支配者と言っても過言ではない。サブウーファーはどれも同じでない事は、今回の解説で理解頂けたと思う。もし、サラウンドサウンド体験に満足できていないなら、サブウーファーを軸にした検討も行ってみると良いだろう。